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初めてのお友達とお妃教育と…

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「アイリッシュ、これであとは侯爵達を押さえれば全ての不正を暴くことが出来るな」

「あぁ、やっとここまできたな」

これまでとても長かったようにも思える。

今日陛下と宰相のバロッサ公爵にはプロパレス侯爵の一連の不正疑惑についてしっかりと説明して、状況証拠を提出した。

あとは許可が出れば侯爵家を調べられる。

この問題が解決したらルーと城下町に行かないとな。

ルーはマダムのカフェを気に入ってくれるだろか。

色々なお菓子があるから色々食べて欲しいな

あとはそうだな…何かプレゼントをしたいなと、僕はそんな事を考えていたら、

バタバタ、バタバタ

何か部屋の外が騒がしくなってきた。

バタン、ガチャン

「殿下!」

トムがすごい勢いて入ってきた。

僕は驚いてしまった。

「殿下、ルーチェ嬢が!」

「!」

「ルーがどうした?」

トムの一言が僕の動揺を誘う

「ルーチェ嬢とリリーが何者かに拐われました」

部屋の中にいるフレッドとジョージも言葉をなくし、僕は直ぐ様

「いま直ぐ救出に向かう、ジョージ馬だ」

「殿下お待ち下さい」

「アイリッシュ、落ち着け!」

トムとジョージが僕を止める

「ルーに何かあったらどうする」

「アイリッシュ、リリーもいるから大丈夫だ公爵家の影も付いてる」

フレッドが冷静に僕に説明する。

「今日エマが付き添い出来ないので母上がルーに内緒で影を付けたから万一のことはない」

「そうですよ、殿下王家からもルーチェ嬢に影を付けています。
何かあったら… 何かあったら対応出来ます。
しかもリリーも一緒ですから」

フレッドとトムの説得により僕は落ち着いてきた。

確かにリリーと影が付いているからルーが危険なめに合うことはないけれど、僕は気が気ではない。

「わかった、まずはバロッサ公爵に連絡してくれ、あとルーが何処にいるか影からの連絡を待つ、連絡が来た次第救出に向かう」

これが今の僕に出来る譲歩だ。

「殿下いけません。もし殿下に何かあったらこの国は…」

トムの言いたいことはわかる

「トム、僕としてはルーがいなくなってしまったら全て終わりだから
大丈夫、兵も連れていくから」

トムは何か言いたかったらしいが言葉を飲み込むがわかった。

フレッドは何かトムに言っている。

影から直ぐに連絡が来てルーたちは男爵の別荘にいることがわかった。

陛下と宰相に報告すると、救出許可とそのまま男爵領の鉱山の捜索許可が両方出た。

まさか男爵がルーチェを拐うなんて誰もが思ってもみないことだった。

貴族の誘拐は重罪、しかも公爵令嬢となれば罪は思い、誘拐された令嬢の行き先は…

それに誘拐された令嬢は傷物扱いになってしまうし、他の貴族に知られてしまっては例え何もなくても良からぬ噂が立つ、だからなんとしても早急に解決させなくては、

僕は馬を飛ばして男爵の別荘に急いだ。

男爵の別荘に着くと見張りが居たがそんなのに構わずルーを探しにいった。

ルーと言いながら扉を開けると僕の顔の前に刃物が飛んで来た。

僕は咄嗟に剣で受け止めて相手を斬りかかろうとしたがよくみたらリリーだった。

後ろからフレッドとジョージもやって来た。

僕はリリーにその刃物を終うように指示した。

フレッドとジョージはルーと抱き付いている
本当は僕が1番にやりたかったのに、
なぜかリリーに肩を叩かれてちょっとムッとしてしまった。

ルーに「ここはどこですか?」

と、気にしていたけど僕は心配だったルーのことを抱き締めるとルーの温もりを感じることご出来て思わず…

さて、いつまでもこんな所にルーを置いておくわけにもいかないので、フレッドに公爵家にルーの安否連絡を指示してルーを公爵家に送り届けてもらうことた。

すると耳障りな声が聞こえてきた。

今回の首謀者を兵たちが捕まえて騒いでいるらしい。

それとこの男爵の別荘と鉱山と本宅の捜索を開始しないといけない。

僕は耳障りな人たちの所に行き今回の事件の詳細を聞きに行くことにした。
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