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第二幕【特撮ヒーロー? 魔法少女?】
2-8【火竜の巫女(2)】
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周囲を取り巻くオーラが消失し、アデーレの視界がクリアになる。
目の前にいた怪鳥はアデーレから距離を取り、翼を広げて身構えていた。
(……なんだか、違和感が)
怪鳥は明らかに、アデーレに対し警戒心をあらわにしている。
更に、自分自身の体にも、先ほどとは違う感覚があった。
自分の手に視線を向ける。
白い手袋をはめていた。
先ほどまでこんなものを身に着けていなかったはずだ。
「えっ?」
慌てて自身の身体を確認する。
案の定、変化は手袋だけではない。
服装が赤いコートを基調とした全く違うものに変わっていた。
つばの大きな帽子を被っているし、目に入った自身の髪は、ルビーのような赤色だ。
もう一度、ここに至るまでの状況を思い出す。
謎の光。誰かの声。そして力があふれ出すような感覚。
その結果が、文字通り【変身】したとしか思えない自分の状態だ。
いや、間違いなくしてしまった。
フィクションの中のヒーローに憧れた自分が、文字通りの変身を果たしたのだ。
(でもこれじゃあ、アニメの方だよ)
生前、親戚の女児の方が見ていた、少女が変身して戦うアニメを思い出す。
「誰か説明して欲しいんだけど……」
状況に対し、完全に置いてきぼりのアデーレがぼやく。
一切の説明なしに、このような状況に陥るのは物語の主人公にとってお約束ともいえる。
それが現在進行形で自分の身に降りかかっている。
命の危機による恐怖や、道の状況による困惑が襲い来る。
「でも」
だが、転生者であるアデーレだからこそ、理解できることが一つ。
「こういうのは、戦えってことだよね」
不思議な感覚だった。
アデーレという生まれ変わった自身に、かつて良太が抱いた夢を重ねるような。
異世界の少女に、主人公としての命を吹き込むような。
今この瞬間、向こうの世界に置いてきた夢を叶えるチャンスが訪れたのかも知れない。
混乱していた頭が、不自然なほどに落ち着いていく。
「……よし」
――ほんの少しだけ、前に踏み出したつもりだった。
アデーレの身体がとてつもない速さで跳躍し、怪鳥の鼻先へと一瞬に間合いを詰める。
目の前で見る怪鳥の目からは、明らかな恐怖が見て取れた。
そのまま右腕を振りかぶり、怪鳥の顎を殴りつけた。
「ギヤァッ!?」
短い悲鳴と共に、怪鳥の身体が宙に投げ出される。
その場に着地したアデーレは、すぐさまその巨体を追いかけるように跳躍。
跳躍の勢いを乗せた拳を、今度は怪鳥の腹部に叩き込んだ。
今度は悲鳴を上げることもなく、怪鳥は弧を描いて地面へと衝突する。
舞い散る石畳の破片。そして土煙。
「嘘でしょ……」
落下しながら、倒れる怪鳥を見てつぶやく。
直前まで、アデーレは間違いなく普通の少女だった。
それが今、自分より巨大な怪物を殴り飛ばすほどの力を与えられているのだ。
一体自分は、何を解放してしまったのか。
今になって、自分の行動に恐怖を覚えてしまっていた。
「ゲェ……」
怪鳥のうめき声は、既にそいつが限界であることを示しているように見える。
ここから自分はどうすればいいのか。
着地したアデーレは、困惑の表情を露にする。
この力があれば、あの怪物の命を奪うことは容易だろう。
しかし、今日まで生きるため以外の殺生に無縁だった一般人だ。
戦いの末に命を奪うという行為に、強い抵抗感を抱いてしまう。
だが、自分の後ろには力を持たない少年がいる。
ここで手心を加えてしまえば、彼の命が危うい。
「……これが、力を持つ責任ってことなのかな」
とある漫画の有名なセリフを思い出すアデーレ。
そんなことを考えていると、息も絶え絶えな怪鳥が立ち上がり、すぐさまアデーレに襲い掛かる。
「お姉ちゃん!」
背後から聞こえる、子供の声。
しかしアデーレは、至って冷静だった。
怪鳥の飛び掛かりを跳躍で回避し、目の前にあった巨大な翼を掴む。
そのまま怪鳥を振り回し、そのまま空中へと放り投げる。
いっそのこと全力で殴り飛ばして、海まで吹っ飛ばしてしまおうか。
そんなことを考えながら身構えるアデーレの目の前に、突如何かが落ちてくる。
「……あれ?」
地面に突き立てられたそれは、巨大な剣だった。
まるで炎を刃にしたかのような見た目の大剣。
だが、鍔には先ほど見た錠前によく似た竜の紋章が彫り込まれている。
「これって、あの錠前なの?」
突き立てられた剣を手に取り、引き抜くアデーレ。
不思議と重さは感じられない。
それが、アデーレの為に用意された得物だと理解するのは容易だった。
両手で構えた大剣が、先ほどと同じ炎に包まれる。
「……やるしかない、か!」
これが必殺の剣だと、はっきり理解が出来た。
再び怪鳥を追うようにアデーレが跳躍。
大剣から放たれる光跡が、落下する怪鳥の上に迫る。
その巨体は、既に剣の間合いだ。
それを察知したかのように、剣から炎がまるでジェットのように噴き出す。
剣の勢いのまま、アデーレの身体は空中で方向を変え、大剣を怪鳥めがけて振り下ろす姿勢に入る。
「はああぁぁっ!」
自分の行動を一部始終見逃さぬよう、目を見開くアデーレ。
その後のことは、ほんの一瞬だった。
加速された大剣の一閃はあまりにも早く、アデーレの手に斬る感触が伝わったときには、剣を振り下ろした姿勢のまま着地していた。
大剣によって切り裂かれた怪鳥はそのまま赤い光に包まれ……。
巨大な爆発音が、ロントゥーサ島の空に響く。
爆発によって怪鳥は完全に消滅し、残されたのは炎の残渣と白い煙だけだった。
それはまさに、特撮番組で怪人が爆散する光景のそれである。
「……ふぅ」
状況に流されるがまま、アデーレは自らに宿った力を振るい、命の危機を脱した。
だが、戦いによって命を奪うという初めての経験は、決して気持ちの良いものではなかった。
空を見上げるアデーレ。
爆炎は消え、そこにはまるで何事もなかったかのように、変わらぬ青空が広がっていた。
目の前にいた怪鳥はアデーレから距離を取り、翼を広げて身構えていた。
(……なんだか、違和感が)
怪鳥は明らかに、アデーレに対し警戒心をあらわにしている。
更に、自分自身の体にも、先ほどとは違う感覚があった。
自分の手に視線を向ける。
白い手袋をはめていた。
先ほどまでこんなものを身に着けていなかったはずだ。
「えっ?」
慌てて自身の身体を確認する。
案の定、変化は手袋だけではない。
服装が赤いコートを基調とした全く違うものに変わっていた。
つばの大きな帽子を被っているし、目に入った自身の髪は、ルビーのような赤色だ。
もう一度、ここに至るまでの状況を思い出す。
謎の光。誰かの声。そして力があふれ出すような感覚。
その結果が、文字通り【変身】したとしか思えない自分の状態だ。
いや、間違いなくしてしまった。
フィクションの中のヒーローに憧れた自分が、文字通りの変身を果たしたのだ。
(でもこれじゃあ、アニメの方だよ)
生前、親戚の女児の方が見ていた、少女が変身して戦うアニメを思い出す。
「誰か説明して欲しいんだけど……」
状況に対し、完全に置いてきぼりのアデーレがぼやく。
一切の説明なしに、このような状況に陥るのは物語の主人公にとってお約束ともいえる。
それが現在進行形で自分の身に降りかかっている。
命の危機による恐怖や、道の状況による困惑が襲い来る。
「でも」
だが、転生者であるアデーレだからこそ、理解できることが一つ。
「こういうのは、戦えってことだよね」
不思議な感覚だった。
アデーレという生まれ変わった自身に、かつて良太が抱いた夢を重ねるような。
異世界の少女に、主人公としての命を吹き込むような。
今この瞬間、向こうの世界に置いてきた夢を叶えるチャンスが訪れたのかも知れない。
混乱していた頭が、不自然なほどに落ち着いていく。
「……よし」
――ほんの少しだけ、前に踏み出したつもりだった。
アデーレの身体がとてつもない速さで跳躍し、怪鳥の鼻先へと一瞬に間合いを詰める。
目の前で見る怪鳥の目からは、明らかな恐怖が見て取れた。
そのまま右腕を振りかぶり、怪鳥の顎を殴りつけた。
「ギヤァッ!?」
短い悲鳴と共に、怪鳥の身体が宙に投げ出される。
その場に着地したアデーレは、すぐさまその巨体を追いかけるように跳躍。
跳躍の勢いを乗せた拳を、今度は怪鳥の腹部に叩き込んだ。
今度は悲鳴を上げることもなく、怪鳥は弧を描いて地面へと衝突する。
舞い散る石畳の破片。そして土煙。
「嘘でしょ……」
落下しながら、倒れる怪鳥を見てつぶやく。
直前まで、アデーレは間違いなく普通の少女だった。
それが今、自分より巨大な怪物を殴り飛ばすほどの力を与えられているのだ。
一体自分は、何を解放してしまったのか。
今になって、自分の行動に恐怖を覚えてしまっていた。
「ゲェ……」
怪鳥のうめき声は、既にそいつが限界であることを示しているように見える。
ここから自分はどうすればいいのか。
着地したアデーレは、困惑の表情を露にする。
この力があれば、あの怪物の命を奪うことは容易だろう。
しかし、今日まで生きるため以外の殺生に無縁だった一般人だ。
戦いの末に命を奪うという行為に、強い抵抗感を抱いてしまう。
だが、自分の後ろには力を持たない少年がいる。
ここで手心を加えてしまえば、彼の命が危うい。
「……これが、力を持つ責任ってことなのかな」
とある漫画の有名なセリフを思い出すアデーレ。
そんなことを考えていると、息も絶え絶えな怪鳥が立ち上がり、すぐさまアデーレに襲い掛かる。
「お姉ちゃん!」
背後から聞こえる、子供の声。
しかしアデーレは、至って冷静だった。
怪鳥の飛び掛かりを跳躍で回避し、目の前にあった巨大な翼を掴む。
そのまま怪鳥を振り回し、そのまま空中へと放り投げる。
いっそのこと全力で殴り飛ばして、海まで吹っ飛ばしてしまおうか。
そんなことを考えながら身構えるアデーレの目の前に、突如何かが落ちてくる。
「……あれ?」
地面に突き立てられたそれは、巨大な剣だった。
まるで炎を刃にしたかのような見た目の大剣。
だが、鍔には先ほど見た錠前によく似た竜の紋章が彫り込まれている。
「これって、あの錠前なの?」
突き立てられた剣を手に取り、引き抜くアデーレ。
不思議と重さは感じられない。
それが、アデーレの為に用意された得物だと理解するのは容易だった。
両手で構えた大剣が、先ほどと同じ炎に包まれる。
「……やるしかない、か!」
これが必殺の剣だと、はっきり理解が出来た。
再び怪鳥を追うようにアデーレが跳躍。
大剣から放たれる光跡が、落下する怪鳥の上に迫る。
その巨体は、既に剣の間合いだ。
それを察知したかのように、剣から炎がまるでジェットのように噴き出す。
剣の勢いのまま、アデーレの身体は空中で方向を変え、大剣を怪鳥めがけて振り下ろす姿勢に入る。
「はああぁぁっ!」
自分の行動を一部始終見逃さぬよう、目を見開くアデーレ。
その後のことは、ほんの一瞬だった。
加速された大剣の一閃はあまりにも早く、アデーレの手に斬る感触が伝わったときには、剣を振り下ろした姿勢のまま着地していた。
大剣によって切り裂かれた怪鳥はそのまま赤い光に包まれ……。
巨大な爆発音が、ロントゥーサ島の空に響く。
爆発によって怪鳥は完全に消滅し、残されたのは炎の残渣と白い煙だけだった。
それはまさに、特撮番組で怪人が爆散する光景のそれである。
「……ふぅ」
状況に流されるがまま、アデーレは自らに宿った力を振るい、命の危機を脱した。
だが、戦いによって命を奪うという初めての経験は、決して気持ちの良いものではなかった。
空を見上げるアデーレ。
爆炎は消え、そこにはまるで何事もなかったかのように、変わらぬ青空が広がっていた。
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