壁があるこの世界で……。

フォックス・ワイルド条約が結ばれた後、その条約に基づきフォルク帝国と聖神教国の共同で国境上に作られたグレンチェ学院。

この学院はフォルク帝国と聖神教国で、2つに分かれていた。

そこのフォルク帝国の校舎で生活するローゼンとその友達である、アムレットとギルデ。

この三人が発明したモーター付き二輪車を試運転中、二輪車が暴走。乗っていたローゼンは森を駆け抜け、森に隠されていたトンネルの中に飛び込む。

そして、トンネルを出た所でエンジンがやっと止まるとそこは聖神教国のグレンチェ学院に繋がっていて、そこには少女の姿が……。

そして、世界で暗躍する盗賊も出てきて……。

これは、「魔法なきこの世界で……。」の50年後の世界で巻き起こるルイス・ミラデナスの大罪の物語。

※注意 この小説は私の作品である「魔法なきこの世界で……。」と同じ世界の話です。この作品を読まなくても十分楽しめますが、読まれるともっとお楽しみ頂けると思います。もし、興味を持たれた方は是非読んでみて下さい。
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