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森の中のエルフ幼女、森の中の生活を開始する
ソシャゲのコラボって一回こっきりが多いよね。取り残しが出たら困るからお金と時間が飛んでいく…
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セシルは『不正奴隷』として俺と契約する事になった。
タバサ伯爵の部下に契約スキル持ちがいたのでこうなったが、本来なら『犯罪奴隷』にされてもおかしくなかったらしい。
俺の嘆願と、トリフ男爵を助ける為に働いてもらった経緯を考慮して不正奴隷に落ち着いた。
犯罪奴隷だとスキル制限されたり、職業就けないのは困るしね。
「ではジルア・オシアはセシルの命を出来るだけ守る事を、セシルは守られている限りは奴隷としての忠誠を果たす事を契約を結ぶ為の条件として良いですかな? 」
「「はい。お願い致します」」
俺とセシルの同意の声が重なる。
すると契約書に書かれた文字が光り出し、まるで読まれているかのように一文字一文字消えていく…
そして全ての文字が消えた時、契約書に魔力で出来た文字が浮かび上がる。
「では、お二人とも血判をお願いします」
俺は契約書に血判を押す為、親指を少し切り、血を垂らして契約書に親指を押し付ける。
セシルも同じ工程で血判を押すと、契約書が光りの玉となり俺とセシルに二つに分かれて飛んでいく。
俺に飛んできた光の玉は胸に吸い込まれるように消えてなくなり、セシルに向かった光の玉はセシルの左上腕部に消えていく。
セシルの左上腕部の紋章は入れ墨となっておりこの時点で消す事は出来なくなった。
「これで契約は成されました。神との契約でもありますのでご無体な事をされますと契約違反になる場合もありますから注意してくださいね」
契約をしてくれた人に礼を言うと、そのままタバサ伯爵のところに戻り今後の事を少しだけ話す。
取り敢えず盗賊ギルドは先代が復帰する事でもう一度立て直す事に、副団長は死罪となり盗賊ギルドへの沙汰は終わる。
団長セシルは団長を辞任し、行方不明という話にするそうだ。
「さて、遅くなってしまったが食事をしようではないかね」
タバサ伯爵の言葉により、俺とタバサ伯爵の食事会をする事になる。
因みにシロやセシル、カルパスにクレアと毛玉は別室で食事をを取り、トリフ男爵は家に戻り家族への報告だそうだ。
「中々食事の仕方も様になっていますな。ジルア殿」
本当に感心したのか手放しで褒めてくるタバサ、こちとら一夜漬けなのであまり触れて欲しくないのだが…
「そう言えば…フェンリルの子供が居たようだがあの子は『あれ』と関係あるのかな? 」
さり気なくこちらと『あれ』の関係を知りたいのだろうが…言ってしまうと逆に伯爵が『あれ』に目を付けられるんじゃないかと思ったりもして…
「難しい所なんですよね。『あれ』は最初、私達の前に現れず、私の家に現れました。その時私の家にいたのは私の部下とフェンリルだけなんですよ…でも、私達が家に帰ると率先して私達を狙った…」
「成る程、確かに判断に迷う所ですな…」
タバサ伯爵も難しい顔をする。
そうして食事中もあれこれと話しながら色々な情報交換をして食事会は終了となった。
「では、次に会う時はこちらから連絡出来るものを寄越すとしよう。世話になったな、エルフの姫よ」
…何か勝手にお姫様にされてしまったがシロとセシルが満足気なのでよしとしよう。
「伯爵様もお元気で、もし何か助けがいるような事が有れば連絡して頂ければ可能な限りお手伝いさせて頂きますわ…報酬は必要ですけど」
口元を扇子で隠し、軽いジョークを入れてやる。
「おぉ! そうか! それは心強い。助かりますぞ! 」
何でそんなに本気なんですかねぇ…この街が本気で心配になってきたぞ?
馬車に乗り、カルパスとクレアに御者を頼み冒険者ギルドに向かうよう指示をして、俺とシロとセシルは馬車の中で内密なお話だ。
その前にこの服を着替えよう…肩が凝って仕方がない。
「え? 一瞬で着替えれるんですか ⁈ 何というメイド泣かせなご主人なんでしょう…」
「成る程【イベントリ】内のアイテムを直接装備も出来るんだ。ジルアちゃんのユニークスキルは色々便利だねぇ」
シロは驚き、セシルは納得する…帰ったらシロにも異世界転生者の話をしないとな。
「それで何の話があるんですかご主人? 」
シロが不思議そうな顔でこちらを見ているのだが、今回の問題児は俺以外の二人だ。
「セシル、聞きたいんだが『世界の守護者』とあれだけドンパチしてステータスがどうなっているか今分かるか? 」
俺の言葉に青褪めるシロとセシル。
俺にはレベルや能力ステータスが表示されないので分からないが、この二人はどちら共に出るはずだ。
おかしなレベルとステータスになってないか確認する為にここで見ておきたいのだが…
「異世界転生者は自分でステータスを出せます。手を握ればその人も観れるから取り敢えず見るだけ見ましょう」
あれ? 俺は触れただけでシロのステータスを確認出来たんだが…
「取り敢えず、シロから行こう。シロのステータスはこの間確認したから分かりやすいしな。シロ、『ステータスオープン』と言って見てくれ」
「すてーたすおーぷん? ですか? …ふええ ⁈ 」
突如現れたステータスボードに驚くシロだが俺とセシルはそれどころではなかった…主にシロのステータスの所為で…
(名前)
シロ
12歳 ♀
(種族)
半獣人(山羊族?)
(職業)
冒険姫 Lv48(不正奴隷)
(ステータス)
力 104
知力 148
魔力 146
敏捷力 210
生命力 351
幸運 999
(スキル)
ユニークスキル
・生存戦略
レアスキル
・感知Lv6
・完全耐性Lv5
スキル
・頑強Lv10
・生命回復Lv5
・礼儀作法Lv6
・回避Lv10
・探索Lv8
・索敵Lv2
・鑑定Lv6
・打棍術Lv8
・騎乗Lv3
(称号)
滅亡した国の奴隷王女
異世界転生者
「な、何なのこれ…シロちゃん王女様だったの ⁈ ってか能力高! 何この能力…最低銀クラス、下手したら金クラスの能力値じゃない! スキルもレアスキル二つもあるし、この子どんだけハードな人生送っているのよ ⁈ 」
どうやらシロの能力値は人類最強に近付いていたようだ…でも大分スキルが減ってるよな?
「確かに能力値は高くなりましたけど、スキルがいっぱい減りましたよ? 」
シロも不安そうにこちらを見ている…セシルは溜め息を大きく吐くと、こちらを見て真剣な表情で説明してくれる。
「それは多分、『スキル統合』が行われたからよ。ノーマルスキルの幾つかが引っ付いて強いスキルになったと考えたらいいわ」
え? スキルって更に成長するの? 成長力の低さには定評のあるジルアちゃんにはキツイ現実なのだが…
俺達のステータス考察はまだまだ続く…
タバサ伯爵の部下に契約スキル持ちがいたのでこうなったが、本来なら『犯罪奴隷』にされてもおかしくなかったらしい。
俺の嘆願と、トリフ男爵を助ける為に働いてもらった経緯を考慮して不正奴隷に落ち着いた。
犯罪奴隷だとスキル制限されたり、職業就けないのは困るしね。
「ではジルア・オシアはセシルの命を出来るだけ守る事を、セシルは守られている限りは奴隷としての忠誠を果たす事を契約を結ぶ為の条件として良いですかな? 」
「「はい。お願い致します」」
俺とセシルの同意の声が重なる。
すると契約書に書かれた文字が光り出し、まるで読まれているかのように一文字一文字消えていく…
そして全ての文字が消えた時、契約書に魔力で出来た文字が浮かび上がる。
「では、お二人とも血判をお願いします」
俺は契約書に血判を押す為、親指を少し切り、血を垂らして契約書に親指を押し付ける。
セシルも同じ工程で血判を押すと、契約書が光りの玉となり俺とセシルに二つに分かれて飛んでいく。
俺に飛んできた光の玉は胸に吸い込まれるように消えてなくなり、セシルに向かった光の玉はセシルの左上腕部に消えていく。
セシルの左上腕部の紋章は入れ墨となっておりこの時点で消す事は出来なくなった。
「これで契約は成されました。神との契約でもありますのでご無体な事をされますと契約違反になる場合もありますから注意してくださいね」
契約をしてくれた人に礼を言うと、そのままタバサ伯爵のところに戻り今後の事を少しだけ話す。
取り敢えず盗賊ギルドは先代が復帰する事でもう一度立て直す事に、副団長は死罪となり盗賊ギルドへの沙汰は終わる。
団長セシルは団長を辞任し、行方不明という話にするそうだ。
「さて、遅くなってしまったが食事をしようではないかね」
タバサ伯爵の言葉により、俺とタバサ伯爵の食事会をする事になる。
因みにシロやセシル、カルパスにクレアと毛玉は別室で食事をを取り、トリフ男爵は家に戻り家族への報告だそうだ。
「中々食事の仕方も様になっていますな。ジルア殿」
本当に感心したのか手放しで褒めてくるタバサ、こちとら一夜漬けなのであまり触れて欲しくないのだが…
「そう言えば…フェンリルの子供が居たようだがあの子は『あれ』と関係あるのかな? 」
さり気なくこちらと『あれ』の関係を知りたいのだろうが…言ってしまうと逆に伯爵が『あれ』に目を付けられるんじゃないかと思ったりもして…
「難しい所なんですよね。『あれ』は最初、私達の前に現れず、私の家に現れました。その時私の家にいたのは私の部下とフェンリルだけなんですよ…でも、私達が家に帰ると率先して私達を狙った…」
「成る程、確かに判断に迷う所ですな…」
タバサ伯爵も難しい顔をする。
そうして食事中もあれこれと話しながら色々な情報交換をして食事会は終了となった。
「では、次に会う時はこちらから連絡出来るものを寄越すとしよう。世話になったな、エルフの姫よ」
…何か勝手にお姫様にされてしまったがシロとセシルが満足気なのでよしとしよう。
「伯爵様もお元気で、もし何か助けがいるような事が有れば連絡して頂ければ可能な限りお手伝いさせて頂きますわ…報酬は必要ですけど」
口元を扇子で隠し、軽いジョークを入れてやる。
「おぉ! そうか! それは心強い。助かりますぞ! 」
何でそんなに本気なんですかねぇ…この街が本気で心配になってきたぞ?
馬車に乗り、カルパスとクレアに御者を頼み冒険者ギルドに向かうよう指示をして、俺とシロとセシルは馬車の中で内密なお話だ。
その前にこの服を着替えよう…肩が凝って仕方がない。
「え? 一瞬で着替えれるんですか ⁈ 何というメイド泣かせなご主人なんでしょう…」
「成る程【イベントリ】内のアイテムを直接装備も出来るんだ。ジルアちゃんのユニークスキルは色々便利だねぇ」
シロは驚き、セシルは納得する…帰ったらシロにも異世界転生者の話をしないとな。
「それで何の話があるんですかご主人? 」
シロが不思議そうな顔でこちらを見ているのだが、今回の問題児は俺以外の二人だ。
「セシル、聞きたいんだが『世界の守護者』とあれだけドンパチしてステータスがどうなっているか今分かるか? 」
俺の言葉に青褪めるシロとセシル。
俺にはレベルや能力ステータスが表示されないので分からないが、この二人はどちら共に出るはずだ。
おかしなレベルとステータスになってないか確認する為にここで見ておきたいのだが…
「異世界転生者は自分でステータスを出せます。手を握ればその人も観れるから取り敢えず見るだけ見ましょう」
あれ? 俺は触れただけでシロのステータスを確認出来たんだが…
「取り敢えず、シロから行こう。シロのステータスはこの間確認したから分かりやすいしな。シロ、『ステータスオープン』と言って見てくれ」
「すてーたすおーぷん? ですか? …ふええ ⁈ 」
突如現れたステータスボードに驚くシロだが俺とセシルはそれどころではなかった…主にシロのステータスの所為で…
(名前)
シロ
12歳 ♀
(種族)
半獣人(山羊族?)
(職業)
冒険姫 Lv48(不正奴隷)
(ステータス)
力 104
知力 148
魔力 146
敏捷力 210
生命力 351
幸運 999
(スキル)
ユニークスキル
・生存戦略
レアスキル
・感知Lv6
・完全耐性Lv5
スキル
・頑強Lv10
・生命回復Lv5
・礼儀作法Lv6
・回避Lv10
・探索Lv8
・索敵Lv2
・鑑定Lv6
・打棍術Lv8
・騎乗Lv3
(称号)
滅亡した国の奴隷王女
異世界転生者
「な、何なのこれ…シロちゃん王女様だったの ⁈ ってか能力高! 何この能力…最低銀クラス、下手したら金クラスの能力値じゃない! スキルもレアスキル二つもあるし、この子どんだけハードな人生送っているのよ ⁈ 」
どうやらシロの能力値は人類最強に近付いていたようだ…でも大分スキルが減ってるよな?
「確かに能力値は高くなりましたけど、スキルがいっぱい減りましたよ? 」
シロも不安そうにこちらを見ている…セシルは溜め息を大きく吐くと、こちらを見て真剣な表情で説明してくれる。
「それは多分、『スキル統合』が行われたからよ。ノーマルスキルの幾つかが引っ付いて強いスキルになったと考えたらいいわ」
え? スキルって更に成長するの? 成長力の低さには定評のあるジルアちゃんにはキツイ現実なのだが…
俺達のステータス考察はまだまだ続く…
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