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森の中のエルフ幼女、森の中の生活を開始する

リアルガチャでは1000円で回すものも出ていますが中身もそれなりの品質で嬉しいものです。ソシャゲのガチャも頑張って欲しいですね

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 後気味が悪い戦闘を終え、俺達は我が家へと一旦帰る事にする。

 セシルとアクトの容体が気になっていたが、どうやらダメージ的には殆ど受けてはいないのが不幸中の幸いだった。

 だが、当事者の2人は不意をつかれた事をかなり重く捉えているようで、帰り道では一切何も喋らずに他の仲間達を心配させている。



 そんな深刻な状態の2人を放っておけない俺は、我が家に帰ると他の仲間達に休養を与えると、セシルとアクトだけを俺の部屋に来るように話した後、抗議してくるシロ達を黒の手達に任せて、俺は自分の部屋で装備品の確認をしながら2人の来るのを待つのであった。





「この度はジルア様の奴隷として、とんだ失態を晒してしまい申し訳ありませんでした」

「悪かったな……どうやら俺も自分の仕事を全う出来なかった」



 部屋に入るなり深々と頭を下げこちらに謝るセシルと、情けなさそうに目を逸らしながらこちらに詫びを告げてくるアクトの姿を見た瞬間、俺は無意識の内に2人の元へ行くなり腰の辺りを平手で叩いていた。



「「ひぃ ⁈  」」



 2人とも俺の行動が予想外だったのか、高い声で小さく悲鳴を上げると驚いた表情でこちらを見てくる。

 しかし俺としては、2人にそんな事をさせてしまった自分自身に腹が立てていただけだったのだ。



「2人ともそんな暗い顔して謝ったりしないの! 不意を突かれたの事は確かに反省はするべきかも知れないけれど、誰も死ななかったしあれだけの実力者がいきなり現れるだなんて私でも予想出来なかったんだから……セシルは自分の仕事をちゃんとしていたし、アクトもミーアの護衛をしようと前に出て戦ったんだから2人が謝る必要なんて何処にもないよ」

 俺は笑ってセシルとアクトを抱き締めると頑張ってくれた2人を心から労わる。

 そして俺の言葉を聞いた2人はようやく体の力を抜き、俺に微笑んでくれるのだった。






 それから俺達は3人で話し合いながらあの老人について情報を出し合う。

 多少は気持ちが落ち着いたのか、2人共その時の状況を思い出しながら少しずつあの老人についての違和感を話し始める。

「そう言えば確かに気配を消す技術と動きの無駄のなさには驚嘆したけど、実際のスピードとなるとシロちゃん程のスピードは感じなかったわ」

「確かに俺でもある程度は攻撃を受ける事は出来たからな。理不尽な力と言うほどではないな……だが、あの技術は正直この国でも一、二を争うぐらいのものだと俺は思うぞ? 」

 冷静にその時の事を振り返りながら話してくれるセシルとアクトの言葉を聞きながら、俺もあの老人との戦いをもう一度思い出してみる。

 俺の魔法を片手で掻き消したり、俺の一撃を受け流しながら攻撃を仕掛けて来る技術は確かに驚嘆に値するが、アクトの言う通り世界の守護者のような理不尽な力のようなものは戦いの中でも感じる事は無かった……それよりも俺と戦う事で俺の実力を確かめようとしていたような、もっと言えば俺の動きの悪い所を態と教えるような戦い方をしていたような気もする。

 まぁ、だからといってあの老人を許すつもりは全く無いのだが……



「2人の話と私の戦い方を考えるとやっぱりあの老人は技術的な力はともかく、身体的には人間の部類に入る……のかな? 自信はないけど」

 自分で言うのも何だが、俺の実力はこの世界でもかなりの上位のものだと考えている。

 そんな俺をあそこまで追い詰める人物がまだこの世界にいるなんて信じたくないのだが、現実はこの有様だ。

「ジルアよ。そう自分の事を卑下するものではないぞ。お主の力はこの世界に於いて既に人類最強と言っても過言ではない程のものよ。ただ、あ奴が『この世界の人』ではないだけの話よ」



 いきなり俺の考えに対しての説明するような言葉が聞こえて来た為、俺は驚きながらも辺りを見渡す。

 セシルとアクトも驚きながらも俺を守るような位置に即座に移動すると俺と共に周囲を警戒し始める。

 そんな俺達を嘲笑うように、俺達の目の前に1人の妙齢の美しい女性が何の気配も感じさせずに現れているのであった……

「やれやれ、そんなに怖がるものでは無いわ。森の中の馬鹿者共をようやく落ち着かせてみれば、お主が情けない顔をしていたから慰めに来てやったのだぞ? 我の契約者なれば、そんな事で一々落ち込むな。『仙人』と戦いあそこまで戦えたのだから、寧ろ喜ぶ所なのだぞ? 」

 何処かで聞いたことのある口調と声に、俺は戸惑いながらもその女性をよく観察してみる事にしてみる。

 身長は170cm程だろうか? モデルのような体型に魅惑的なプロポーション。

 男の頃の俺ならば間違いなく興奮してしまいそうな女性なのに、何故か母性を感じさせる雰囲気に俺は戸惑いながらも更に女性を観察していく。

 青いドレスを纏い、体に何一つアクセサリーのようなものを付けていない女性に違和感を感じながらも、この女性にはそんなものが必要ない事を俺と他の2人は確信してしまう……そう、自然体こそが彼女にとっては一番の美しさである事を俺達は確信してしまうのだ。

「やれやれ……我が契約者は本当に人たらしよのぅ。そんな考えをする者だからこそ、我やアオも其方と契約したのだが……」

「人誑しって人聞きが悪いから止めてくれる? ……って、ミドリなの ⁈  」

 俺は女性に抗議しながらも、その名の通りの美しく長い碧色の髪を持つ女性の姿に驚きながらも、そのミドリの発していた言葉の意味の重要さを後に知るのであった……






遅れてしまい申し訳ありません。







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