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2人で活動

キョウヤの初めてバトルは、予想外が一杯

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「はぁっ!!?何だよこれ、オカシイだろ!!!!」

ユウキはいつもの光景に驚くわけわない…
つまり、これはキョウヤの反応

「オカシイって…別にオンラインだとこれが普通だけどねぇ
 まぁ、さすがにこの密集率はヤバイけど…」
「いやいやいや!こんなにいるのも可笑しいけど
 こんなに一気に存在してるのがオカシイだろ!!!」
「と、言われても…この世界は、こういう仕様なんだから仕方ない
 だいたい、このスライムはノンアクティブだから
 普通に1対1でバトル出来るぞ」
「ノンアクティブって何だよ!!?」
「あ…そこからか…」

ゲームをほとんどしないキョウヤには
ユウキが普通に使っている言葉が普通に通じない

「敵には、アクティブとノンアクティブがいるんだよ
 アクティブってのは、敵自身が積極的に…というか
 自分から、縄張りに入った奴を攻撃するんだよ
 んで、ノンアクティブってのは、攻撃されるまで攻撃してこないんだ」
「つまり、こいつはノンアクティブだから
 俺が攻撃をするまで攻撃してこないって事だな…」
「そういう事…(まぁ、ブラウンボアとかは、1匹攻撃すると便乗して来るけどな)」
「ははは!それなら怖がる必要もないな!!」
(怖がってたんだな…)

キョウヤはそう言うと、スライムの前に仁王立ちをする

(俺の攻撃力は200!!スライムなんだから、すぐ倒せるだろ!)

実際スライムのHPは50
防御力は20…と普通に攻撃すれば一発で倒せる相手
ユウキはしっかり180のダメージを食らわせて倒している

「よし、いくぞ!!」
(あ、キョウヤの奴鑑定忘れてるな…ま、スライムだからいっか)

ユウキはキョウヤが鑑定してない事に気付いたが
特に生死にかかわる相手じゃないので、スルーした
まぁ、どんな相手でも一度鑑定する事がお勧めなわけだが…
この世界の人はほとんど鑑定を持っていないのだ
しなかったからと言って、問題は基本無いだろう…

「くらえ!!!」

キョウヤの突き出した拳がスライムに掠る

「ぇ?」

ユウキは、その攻撃と表示されたダメージに目が点になる

(ダメージ60って…ちょっと待て!!!
 残りの120は何処いったんだ!!?
 てゆーか、何で本来の1/3しかダメージ食らわせれてねぇの!!?)

ユウキの頭は大パニックだ
それもそうだろう、予想外の事が起きたのだから
自分と同じ神様スキルや才能を持っている
ステータスの値だって一緒なのに
何でこんなにもダメージに差が開くのか理解出来なかった
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