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一章
11話 王子はデートをする 後編
しおりを挟む「宝の山ですね!!」
「ああ、そうだな」
エリオット達は、骨董品屋に訪れていた。
骨董品屋といっても、所詮は庶民の店。厳かなリサイクルショップのようなもので、並んでいる品も目ぼしいものは少なかった。
店の中まで入ってきたセバスチャンはデートコース渋すぎるだろとまた何か言っている様子だが、アイリスには宝の山に見えていた。
誰が作ったかわからない猫なのか犬なのかよくわからない銅像や、齧りかけの肉まんをかたどったような置物、タンスの角に小指をぶつけた人間をモチーフにした小さな像がついているアクセサリーなど、悪趣味なものを寧ろ面白いと感じていたのだ。エリオットは楽しむアイリスを見られればいいようでニコニコしていた。
アイリスはそんな中で一際目を惹くものを見つけた。
銀色に輝く指輪。しかし、彼女はその輝きよりも、その付属品に目をつけていた。
付属品なんて呼び方よりも、おまけと言った方が正しいだろうか。
全く関係ないが、指輪を二つ買ったら、そのおまけが付いてくると書いてあったのだ。
等身大ニクジャガフィギュア。
アイリスのお目当てはこれだった。
うっとりとそれを眺める。エリオットが音楽オタクなら、アイリスは庶民食オタクだった。
「ジャガイモの味の染み具合が食べなくても分かるようです…ああ、雑な盛り付けがまた家庭の感じがして…タマネギもきっとトロトロで…!エリオット見てください!ツユからニンジンがひょこって頭出してますよ!すごく可愛い!」
興奮のあまり、エリオットと呼んだこともアイリスは気づいていないようだった。
「もっと可愛いのは君だけどね、アイリス」
「い、今はそういう話じゃないでしょう!?」
もう!と、アイリスが顔を背ける。
こんな甘い雰囲気に、
「お客さんお目が高い!!いやー!お目が高い!お目が高いですよ!お目が!」
ローブを深くかぶった店主らしき人物が乱入してきた。エリオットはなんだか聞き覚えのある声だと眉を顰めた。
「お目が高いとは?」
「その指輪ですね!カップルでつけると、永遠の愛が約束される優れもの何ですよ!どんな弊害があっても、乗り越えられてしまうんですね!」
「言い値で買おう」
エリオットは即断したが、アイリスは胡散臭いものを見る目で店主を見ていた。アイリスも同様に店主の声に聞き覚えがあったのだ。
買おうという言葉を聞いた店主はすぐさま金額を言い、エリオットはそれを購入した。言い値と言ったが、指輪二つにしては破格という程安かった。
エリオットが、一つを持ち、アイリスに渡した瞬間、
「あー!間違えました!それはカップルで手に持った瞬間、破局しか道がなくなる呪いの指輪でしたー!大変だ、すぐに別れないと死んでしまうかもしれない!早く!手遅れになる前に早く!お代はもちろんここにお返ししますから!早く別れてくださいね!では!」
と店主だと思っていた男は金をカウンターに置いて店から逃げ去った。
呆然とするエリオット。
アイリスに関しては、ニクジャガフィギュアが欲しかったらしく、チラチラとそれを見ていたが。
「…セバス、ミシェル」
と、エリオットは小声で二人の従者の名前を呼んだ。それだけで、二人は店の外に駆け抜けていく。
エリオットは、まだお名残惜しそうに見つめるアイリスに、
「代金と書き置きを残しておこう。値札も付いているし、ニクジャガフィギュア、欲しかったんだろう?」
と、微笑みかけた。
指輪はもっと良いものを買おうと、エリオットはアイリスを連れて外に出た。
あの店主、さっきの占い師と同一人物の可能性が高い。
そして、エリオットはわざとらしく、
「そうだ、次は角にある漬物屋に行かないか?」
と多少大きな声でアイリスに話しかけた。
言われた本人は何が何やらと了承したが、二人が漬物屋に到着する直前、
「あっ、やっぱり漬物屋はやめて、散策しよう!」
エリオットはまたもや方向展開した。
彼女の手をしっかりと握って。手を繋ぐエリオットの目には悪戯心が浮かんでいた。
「次はどこに行きたい?」
と問うエリオットに、アイリスは意図を察したようで、
「次は、そうだ!占い師の所へ戻ってみませんか?もしかしたら運勢が良くなっているかもしれません!」
と、これもやはり少し大きな声でエリオットに提案する。それは良いアイデアだとエリオットが頷き、
またそこへ向かう途中で、行き先を急遽変更させた。本屋、肉屋、薬屋、占い師と、それも具体的にどこだと口にしてから動き回った。
そして、路地裏。
セバスの足元には平民の格好をした男性二人が気を失って倒れていた。間者を見つけ出したのだ。動き回らせて、準備させて、直前で台無しにして、また動き回らせて。
いくら優秀な間者でも、こんなに動いてはボロがでる。そこをセバスとミシェルが見逃すはずもなかった。
セバスは自身の主人に、この先ですと報告した。ミシェルもアイリスに何か耳打ちしていた。
エリオットはそれに頷き、アイリスを連れて歩いていく。すると、
「キグウだネ!ハヤクワカレタ方がいいヨ!」
そこには占い師がいた。
「何をしてるんですか?」
「ナニシテルってウラナイを」
「…聞き方を変えましょう」
「ダカラ、ワタシウラナイシ。アナタガタ別れるヨロシ」
エセ占い師は諦める気がないらしい。この期に及んでまだ別れさせようとしていた。
「何をしているんですか、ガルディオス・ニーベルン卿」
「…ヒト違いヨ?」
「何をしているんですか、お義父様」
「喧嘩なら買いましょう、エリオット殿下」
そう言ってローブを脱ぎ捨てた、ガルディオス・ニーベルン公爵。この国の敏腕宰相だ。荘厳な顔立ちである彼は、それでも華の公爵家という名に恥じぬ美形であった。
「ガルディオス卿、宰相がこんなところで何をしているんですか。言い訳をしても無駄ですよ?貴方の手のものは捕らえた」
「《影》ですか、なんと大人気ない」
「いやあんたが言うな。というか、恥ずかしくないんですか、宰相ともあろうお方が、こんなところで娘と婚約者のデートを邪魔しに来るなんて」
「恥ずかしい?ははっ、私は国より娘をとる人間です。国が壊れても娘は壊さない!私を舐めないでいただきたい!」
「おいこのミスター不謹慎クビにするぞ」
「寧ろ辞職願いを聞き入れてくださらないのは陛下の方です。娘との時間を取りたいというのに」
エリオットはその通りだと歯噛みした。こんな男でも、執政者としての能力は凄まじく、この男無しには内外含め政治は語れないと言われているほどだった。エリオットは思った、人格と能力は比例しないと。ブーメランは考慮せず。
「お父様」
と、ここで初めてアイリスが口を挟んだ。
「どうした、私の可愛いアイリス。殿下には愛想が尽きたか?そうか、ならすぐに婚約破棄を進めよう」
「私、」
「欲しいものでもあるのか?遠慮しなくて良い、そうだ、今度イノシシを捕まえに行こうか!新鮮なイノシシ鍋を」
「私、仕事をしないお父様は嫌いですわ。ああ、いえ、大っ嫌いですわ!」
ひゅうと、3人の間を風が通り抜ける。
タイミング良く、セバスとミシェルが合流した。どうやら、間者が目を覚ましたらしい。
「閣下、申し訳ありません、このような失態…」
「いや、いい。帰るぞ」
「閣下…?ガルディオス公爵閣下?」
「仕事に戻るぞ。お父様は仕事をするのだ」
その姿は魂の抜けた人型の入れ物のようだった。覇気は全くない。その場に変な空気を残して、ガルディオスは従者2人とともに去っていった。そんな雇い主が去っていくのを横目に、
「お嬢様、ちゃんと言えたみたいですね」
ミシェルは自分が認めた主人の元へ近づいた。
「ええ、でもこれでよかったのかしら?」
エリオットはミシェルの差し金かと、全身に鳥肌がたった。これはちょっと賄賂を渡してでも味方につけておくべき人物だな、と。じゃないと、もし、自分がやられたらと思うと。
反射的に体が震えた。
そんな中、あまり今回の件に関係していないセバスは、ガルディオスの事を思っていた。自分の主人はアイリス様の事になるとIQが3になるが、ガルディオス公爵閣下はIQが芋虫を下回るな、と。
邪魔がいなくなったエリオット達は再びデートを再開した。
「邪魔は入りましたけど、大分お楽しみでしたね?殿下」
「ああ、公爵があれならどこかに泊まってもいいくらいだったが、アイリスが恥ずかしがったからなぁ」
自室に戻ったエリオットは紅茶をすすりながらくつろいでいた。
「結婚前に口付けの前科がありますからね、泊まったらオオカミ殿下に何されるかわかったもんじゃないんでしょう」
「発散直後にストレスをために来るスタイル嫌いじゃないぞ」
茶葉の箱をしまいながら、セバスはエリオットに目を向けた。
「待ち合わせ場所で殿下とお嬢様に敵意を向けた者は、どうやらガルディオス閣下では無いようです」
「そうか」
エリオットは紅茶を飲みきったカップを机に置いた。おかわり、と催促している。
「いかが致しましょう?」
「見るだけなら許そう。嫉妬のうちは可愛いもんじゃないか」
「嫉妬とは限りませんが、承知いたしました」
と、セバスは仕舞った茶葉を取り出し、まだ熱いお湯をティーポットに流し込んだ。
少し蒸らし、主人のカップに注ぐ。
エリオットは新しい紅茶をすすりながら、
「ところで、セバス」
と、従者を呼んだ。
「嫌です」
「まだ何も言ってないだろう?」
「どうせ、人形の上限を増やせって話ですよね?」
「何言ってんだ?上限は上限だろう」
拍子抜けしたように、セバスは手に持っていた茶葉の箱を落としそうになってしまう。
「え?」
「今持ってるアイリス人形は2体になってしまった。サイドテールアイリス人形を作ってくれ、オプションはニクジャガな」
「は?今度は誰に…」
「ああ、喜べセバス。ミシェルが手伝ってくれるそうだ、人形の衣装決め」
今度こそ箱を落としてしまった。
「…人の嫁に賄賂渡すのやめてくださいよ」
「いっその事上限増やしても変わらないよな、これ。思い切って増やせば?」
「いい加減にしろ腹黒クソ殿下」
今日も今日とて平和である。
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