40 / 203
三つ巴対決
販売決定
しおりを挟む
「えっと・・brainこれは?」
俺は部屋の中に置かれた大量の瓶に戸惑っていた。
「体力ポーションでございます。1000回復が200本、2000回復ポーションが100本です。試しに作ってみましたが成功したようですね。」
とんでもないことをしたもんだな。
「一応この機械は私の管理下にありスキル化しています。スキルレベルが上がればコストも減りますよ。」
ははは~とんでもないやつだなこいつ。
「これを冒険者ギルドへ行って販売できるか聞いてみましょう。バロスさんにでもついて行ってもらいましょう。我々は商売に関しては素人ですから。」
そうだな。俺はbrainと話したあとにバロスさんの店へと向かった。
「む、リクトか。どうした?なんか用事でもあるのか?」
「あぁ、これを冒険者ギルドで販売したいからな。少し協力してくれないか?」
そう言って、俺はポーションを出した。
バロスさんはそれを手に取り、眺めたり、舐めたりしてから言葉を発した。
「これは・・お前が作ったのか?」
「まぁ、そうですね。どうですかね?」
「どうもこうも!こんなすごいものが作れるとは!こりゃ一本3万テリーはするぞ!」
「じゃあ、ギルド行って交渉したいんでついて来てくれますか?」
「当たり前じゃ!是非ついて行かせてくれ。」
こうして俺とバロスさんはギルドへ向かった。
「あ、リクトさん!今日はどういったようで?ってなんでバロスさんまで?」
「あぁ、ちょっと販売したいものがあるからギルド長を呼んでくれないか?」
「分かりました。ちょっと待っててくださいね。」
普通冒険者がギルドで何か販売するというのは極めて異例だ。ましてや、バリバリ戦闘職である俺ならなおさらだ。しかし、受付嬢もあんな冷静だとはな。俺の担当みたいな感じだしな。
「なんだ。リクトか。何か売りたいって何を売りに来たんだ?」
「まぁ、詳しいことは奥の部屋で話しましょうよ。」
「ったく、人使いの荒いやつだぜ。まぁ、いいぜ!奥に案内するぜ。」
そう言って俺たちは奥の部屋へと行った。
そして椅子に座って俺達は話を始めた。
まず、ポーションの販売をしたい旨を伝え、ポーションを1本渡した。少しの間ギルマスはそれをバロスさんと同じように眺めたり、舐めたりしたがやはり驚いたような声で話しかけた。
「なんじゃこりゃ?!とんでもねぇ効力に飲みやすい味!」
「その2倍の効果があるのも持ってますよ。」
「はぁ~とんでもないことばかりするなお前は。で、値段とかはどうするんだ。」
「それは儂にお任せを。」
バロスさんが立ち上がり資料を渡しに行った。
内容は毎週それぞれ1000本を納品。
1000回復のポーションは1本2万5千テリー、2000回復のポーションは4万テリーで販売。
「ははは、こりゃ冒険者以外からも購入が相次ぐだろうな。」
ギルマス曰く、これほどのポーションだと病気で体力が落ちている人も買いそうだとか。
「ところで分け前はどんくらいなんだ?」
やはりそこを聞くか。
「俺達3ギルドに2でどうだ?」
「マジで言ってんのか?!乗った!こんなうまい話、滅多にない!さっさと販売を始めようぜ!」
契約は月ごとに変更可能ということも確認しておいた。
なぜギルドの分け前が多いかって?
それはこれほどの金が入ればギルドも迂闊なことはできなくなる。そう見込んだことだ。とりあえず、ポーションを作って納品せねばな。
俺は部屋の中に置かれた大量の瓶に戸惑っていた。
「体力ポーションでございます。1000回復が200本、2000回復ポーションが100本です。試しに作ってみましたが成功したようですね。」
とんでもないことをしたもんだな。
「一応この機械は私の管理下にありスキル化しています。スキルレベルが上がればコストも減りますよ。」
ははは~とんでもないやつだなこいつ。
「これを冒険者ギルドへ行って販売できるか聞いてみましょう。バロスさんにでもついて行ってもらいましょう。我々は商売に関しては素人ですから。」
そうだな。俺はbrainと話したあとにバロスさんの店へと向かった。
「む、リクトか。どうした?なんか用事でもあるのか?」
「あぁ、これを冒険者ギルドで販売したいからな。少し協力してくれないか?」
そう言って、俺はポーションを出した。
バロスさんはそれを手に取り、眺めたり、舐めたりしてから言葉を発した。
「これは・・お前が作ったのか?」
「まぁ、そうですね。どうですかね?」
「どうもこうも!こんなすごいものが作れるとは!こりゃ一本3万テリーはするぞ!」
「じゃあ、ギルド行って交渉したいんでついて来てくれますか?」
「当たり前じゃ!是非ついて行かせてくれ。」
こうして俺とバロスさんはギルドへ向かった。
「あ、リクトさん!今日はどういったようで?ってなんでバロスさんまで?」
「あぁ、ちょっと販売したいものがあるからギルド長を呼んでくれないか?」
「分かりました。ちょっと待っててくださいね。」
普通冒険者がギルドで何か販売するというのは極めて異例だ。ましてや、バリバリ戦闘職である俺ならなおさらだ。しかし、受付嬢もあんな冷静だとはな。俺の担当みたいな感じだしな。
「なんだ。リクトか。何か売りたいって何を売りに来たんだ?」
「まぁ、詳しいことは奥の部屋で話しましょうよ。」
「ったく、人使いの荒いやつだぜ。まぁ、いいぜ!奥に案内するぜ。」
そう言って俺たちは奥の部屋へと行った。
そして椅子に座って俺達は話を始めた。
まず、ポーションの販売をしたい旨を伝え、ポーションを1本渡した。少しの間ギルマスはそれをバロスさんと同じように眺めたり、舐めたりしたがやはり驚いたような声で話しかけた。
「なんじゃこりゃ?!とんでもねぇ効力に飲みやすい味!」
「その2倍の効果があるのも持ってますよ。」
「はぁ~とんでもないことばかりするなお前は。で、値段とかはどうするんだ。」
「それは儂にお任せを。」
バロスさんが立ち上がり資料を渡しに行った。
内容は毎週それぞれ1000本を納品。
1000回復のポーションは1本2万5千テリー、2000回復のポーションは4万テリーで販売。
「ははは、こりゃ冒険者以外からも購入が相次ぐだろうな。」
ギルマス曰く、これほどのポーションだと病気で体力が落ちている人も買いそうだとか。
「ところで分け前はどんくらいなんだ?」
やはりそこを聞くか。
「俺達3ギルドに2でどうだ?」
「マジで言ってんのか?!乗った!こんなうまい話、滅多にない!さっさと販売を始めようぜ!」
契約は月ごとに変更可能ということも確認しておいた。
なぜギルドの分け前が多いかって?
それはこれほどの金が入ればギルドも迂闊なことはできなくなる。そう見込んだことだ。とりあえず、ポーションを作って納品せねばな。
4
お気に入りに追加
5,173
あなたにおすすめの小説
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
ボッチはハズレスキル『状態異常倍加』の使い手
Outlook!
ファンタジー
経緯は朝活動始まる一分前、それは突然起こった。床が突如、眩い光が輝き始め、輝きが膨大になった瞬間、俺を含めて30人のクラスメイト達がどこか知らない所に寝かされていた。
俺達はその後、いかにも王様っぽいひとに出会い、「七つの剣を探してほしい」と言われた。皆最初は否定してたが、俺はこの世界に残りたいがために今まで閉じていた口を開いた。
そしてステータスを確認するときに、俺は驚愕する他なかった。
理由は簡単、皆の授かった固有スキルには強スキルがあるのに対して、俺が授かったのはバットスキルにも程がある、状態異常倍加だったからだ。
※不定期更新です。ゆっくりと投稿していこうと思いますので、どうかよろしくお願いします。
カクヨム、小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
異世界定食屋 八百万の日替わり定食日記 ー素人料理はじめましたー 幻想食材シリーズ
夜刀神一輝
ファンタジー
異世界定食屋 八百万 -素人料理はじめましたー
八意斗真、田舎から便利な都会に出る人が多い中、都会の生活に疲れ、田舎の定食屋をほぼただ同然で借りて生活する。
田舎の中でも端っこにある、この店、来るのは定期的に食材を注文する配達員が来ること以外人はほとんど来ない、そのはずだった。
でかい厨房で自分のご飯を作っていると、店の外に人影が?こんな田舎に人影?まさか物の怪か?と思い開けてみると、そこには人が、しかもけもみみ、コスプレじゃなく本物っぽい!?
どういう原理か知らないが、異世界の何処かの国?の端っこに俺の店は繋がっているみたいだ。
だからどうしたと、俺は引きこもり、生活をしているのだが、料理を作ると、その匂いに釣られて人が一人二人とちらほら、しょうがないから、そいつらの分も作ってやっていると、いつの間にか、料理の店と勘違いされる事に、料理人でもないので大した料理は作れないのだが・・・。
そんな主人公が時には、異世界の食材を使い、めんどくさい時はインスタント食品までが飛び交う、そんな素人料理屋、八百万、異世界人に急かされ、渋々開店!?
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
チートスキルで無自覚無双 ~ゴミスキルばかり入手したと思ってましたが実は最強でした~
Tamaki Yoshigae
ファンタジー
北野悠人は世界に突如現れたスキルガチャを引いたが、外れスキルしか手に入らなかった……と思っていた。
が、実は彼が引いていたのは世界最強のスキルばかりだった。
災厄級魔物の討伐、その素材を用いてチートアイテムを作る錬金術、アイテムを更に規格外なものに昇華させる付与術。
何でも全て自分でできてしまう彼は、自分でも気づかないうちに圧倒的存在に成り上がってしまう。
※小説家になろうでも連載してます(最高ジャンル別1位)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる