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急成長
和解
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3人は31階まで共に行動した。そして、「ここからはお前達2人で戦え。俺は先に進むからな。」
陸斗は先に進み、後にはエイフィーとアイリが残された。
「じゃあ私達も頑張ろう!」
「あ・・あぁ、さっさと終わらせてしまおう。」
アイリが明るい声で話し掛けるも、エイフィーは乗り気ではない。エイフィーも、先ほどまでのモンスター達を倒し、ステータス平均500程度までに上昇しているが、アイリには遠く及ばない。
やむを得ない、このエルフと行動を共にするしかないな。エイフィーは嫌々ながらもアイリと共に先に進んだ。
エンカウントするモンスター達はエイフィーと同等の強さだった為、アイリが残り1体まで減らし、最後の1体をエイフィーが倒すというスタイルで進み、道中休憩を挟みながらも順調に攻略していた。
そして、36階あたりになるとエイフィーにも余裕ができたのか、2体担当すると言い出し、戦闘にかける時間も少なくなった。そしていよいよ最後の階層40階に到達。
「後、1階!頑張ろう!」
「・・さっさと終わらせる。」
エイフィーの態度はまだ素っ気なかったが、先ほどまでの敵対心は薄れていた。
2人は順調に40階を進んでいく。しかし、ここで予想だにしない出来事が起きた。
ズカーン!!突如大きな音と共に壁の中から一体のモンスターが出現した。岩の巨人ゴーレム。高い防御力と攻撃力を誇るモンスターだ。
体力、MP、スピードこそ1500未満だが、攻撃力、防御力は2000というハイスペックである。
「エイフィー!私が注意を引くから、あなたはサポートに回って!」
そう言うとアイリがゴーレムに魔法をぶつける。そしてゴーレムの横に行き、ファイアーボールを3発ぶつける。駄目だ!全然効いてない。アイリは直感でそう判断した。ゴーレムの後ろに回り込んで攻撃を続ける。
エイフィーも攻撃をしているが、そっちに注意が向かれると大変だ。間髪入れずに攻撃を入れる。
ドガーン!ゴーレムが巨大な腕でアイリのいた場所を殴った。アイリは後ろに飛んで回避するが、そこに一瞬の隙ができた。ゴーレムもそこを見逃さずもう一度腕を振るった。
「グッ!」アイリは腕をクロスしなんとか防ぐが壁に飛ばされ激突する。マズイ!追い込まれた!そう思った瞬間背後から、
「スナイプ・ショット」
エイフィーがゴーレムの上を飛び越え1発を撃ち込んだ。パリンという音と共に、ゴーレムの体が崩れていった。
「え?なんで・・?」
アイリが困惑しているところにエイフィーが話しかけた。
「ゴーレムは胸の核を破壊すれば1発で倒せる。言い伝えで聞いた。私は狙い撃ちが得意だったけど、流石にゴーレムほどのステータスだとやられる。だから、あなたに注意を引いてもらった。」
「そうなんだ・・ありがとうエイフィー。助かったよ!」
「別に礼を言う必要はない。こちらとてあなたがいなければ倒せなかった」
そう言いながらもエイフィーの顔はまんざらでもないような表情を浮かべていた。
陸斗は先に進み、後にはエイフィーとアイリが残された。
「じゃあ私達も頑張ろう!」
「あ・・あぁ、さっさと終わらせてしまおう。」
アイリが明るい声で話し掛けるも、エイフィーは乗り気ではない。エイフィーも、先ほどまでのモンスター達を倒し、ステータス平均500程度までに上昇しているが、アイリには遠く及ばない。
やむを得ない、このエルフと行動を共にするしかないな。エイフィーは嫌々ながらもアイリと共に先に進んだ。
エンカウントするモンスター達はエイフィーと同等の強さだった為、アイリが残り1体まで減らし、最後の1体をエイフィーが倒すというスタイルで進み、道中休憩を挟みながらも順調に攻略していた。
そして、36階あたりになるとエイフィーにも余裕ができたのか、2体担当すると言い出し、戦闘にかける時間も少なくなった。そしていよいよ最後の階層40階に到達。
「後、1階!頑張ろう!」
「・・さっさと終わらせる。」
エイフィーの態度はまだ素っ気なかったが、先ほどまでの敵対心は薄れていた。
2人は順調に40階を進んでいく。しかし、ここで予想だにしない出来事が起きた。
ズカーン!!突如大きな音と共に壁の中から一体のモンスターが出現した。岩の巨人ゴーレム。高い防御力と攻撃力を誇るモンスターだ。
体力、MP、スピードこそ1500未満だが、攻撃力、防御力は2000というハイスペックである。
「エイフィー!私が注意を引くから、あなたはサポートに回って!」
そう言うとアイリがゴーレムに魔法をぶつける。そしてゴーレムの横に行き、ファイアーボールを3発ぶつける。駄目だ!全然効いてない。アイリは直感でそう判断した。ゴーレムの後ろに回り込んで攻撃を続ける。
エイフィーも攻撃をしているが、そっちに注意が向かれると大変だ。間髪入れずに攻撃を入れる。
ドガーン!ゴーレムが巨大な腕でアイリのいた場所を殴った。アイリは後ろに飛んで回避するが、そこに一瞬の隙ができた。ゴーレムもそこを見逃さずもう一度腕を振るった。
「グッ!」アイリは腕をクロスしなんとか防ぐが壁に飛ばされ激突する。マズイ!追い込まれた!そう思った瞬間背後から、
「スナイプ・ショット」
エイフィーがゴーレムの上を飛び越え1発を撃ち込んだ。パリンという音と共に、ゴーレムの体が崩れていった。
「え?なんで・・?」
アイリが困惑しているところにエイフィーが話しかけた。
「ゴーレムは胸の核を破壊すれば1発で倒せる。言い伝えで聞いた。私は狙い撃ちが得意だったけど、流石にゴーレムほどのステータスだとやられる。だから、あなたに注意を引いてもらった。」
「そうなんだ・・ありがとうエイフィー。助かったよ!」
「別に礼を言う必要はない。こちらとてあなたがいなければ倒せなかった」
そう言いながらもエイフィーの顔はまんざらでもないような表情を浮かべていた。
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