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急成長

仲間を求めて

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あれから騒ぎが静まるまで大変だった。
冒険者達が居なかったのが不幸中の幸いだったが、ギルド内は大騒ぎだった。
ギルドマスターはなんとか冷静さを保っており、俺達のクランがクリアしたという情報を伏せて、ダンジョン40階までクリアという事実だけを公表することにしてもらった。

素材や魔石の買い取りを終えてギルドを
出る。現在の所持金は金貨1800枚分。日本円にして9000万円に匹敵する。
ちなみに、この世界でのお金の単位はテリーであり俺達の所持金は900万テリーだ。

とんでもない量の金が俺達の手元にあり、アイリも俺もかなり動揺している。
だが、この金を使ってこのクランを拡大できる。そう考えた俺は奴隷商へと向かった。

「いらっしゃいませ。本日はどのような奴隷をお探しで?」
品の良さそうな男が尋ねてきた。アイリには先に宿に帰っているように伝えておいた。こんな場所に女の子を連れてくるのは気が引けたからだ。
「いや、戦闘向きな奴隷を探しててな。少し店の中を見せてくれないか?」
そう言うと、男は快諾し奥の部屋へと案内した。鑑定を使いながら奴隷を物色する。すると、気になる奴隷に会った。

エイフィー
lv1
職業 魔銃使い

HP100
AT90
DF90
MP100
SP90

魔力操作lv2  適応lv3



適応 ☆8  どんな職業にもつくことができ、スキルを習得しやすくなる。


決まりだな。ちなみに☆が付いているのは俺が鑑定したからだ。他の人達が鑑定しても☆は付かないからな。

「こいつを買いたいんだが、いいか?」
すると少し言葉を濁しながら男が言った。
「構いませんが・・・彼女はダークエルフですがいいのですか?折檻目的で購入なさるなら私はあなたに販売する気はありませんが」
この男奴隷になかなか優しいな。てっきり、モノ扱いする奴かと思っていたのだが、評価が上がった。
「そんなつもりは毛頭ない。俺のクランのメンバーにするつもりだ。ところでなぜダークエルフだがいいのかって聞いたんだ?」
「そうですか。はい、実はダークエルフは様々な種族から偏見と差別を受けてきていました。現在でもそれは続いてしまっているのです。」
「そうなのか。まぁ、俺にはそんなこと関係ない。ご主人、こいつを買わせてくれ」
そして俺は10万テリーで購入した。一応服従の腕輪は付いているが宿につき次第解除しよう。とりあえずアイリに新しいメンバーとして紹介しなければな。」
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