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狂気。それは例えるにウイルス。 ~狂気蔓延~

蹂躙~急展開

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ガタガタッ!
[柚さん!報告です!!!]
[ん?どしたの?]
[例の...剣帝さんが鏡花水月の特A3人がいるアジトを壊滅させたそうです。]
[あの人はやっぱりすごいねぇ....これで、しそ君と合わせて特A4人か。わかった。



~しその部屋~
しそは部屋の隅でうずくまっていた。
[俺は....人を殺した.....]
罪の意識に囚われているしその目は。虚ろだった。
ガチャ [客かな?入っていいよ。]
[しそ、次の場所に...大丈夫なのか?]
よつばはしそを見て不安になり、問う。
[大丈夫。行こう。]
しそは棚においてあった黒のコートを着て次の場所に向かった。

[次はどこだ?]
[しそ、一つだけ言いたいことがある。]
[?]
[もし、俺が今から死んでも、無理だと思ったら
逃げろ。]
[急にどうしたんだよ....]
しそはよつばを見て不安になる
[次の俺達が行くところは特S級の異変者だ。]
[そういうことか。大丈夫、覚悟は出来てる。]
[よく言った。行くぞ、]
1時間歩くと敵の陣地についた。
[俺の予想では、警備は薄い。]
[なんでだ?普通特Sなら守護が多いはずだろ]
[いまから戦うやつは何でもかんでも潰す。だから、巻き添えにならないように。だ]
アジトの前の扉から異様なさっきを感じる。
プレッシャーで押しつぶされそうな強い圧迫感。
ガチャ。キィィィー。
ドアが開く。


よつばはしそのことが心配だった。
それもそうだ、いきなりこの世界に来て、殺しとは無関係な世界にいたのにいきなりそれを味わった。おかしくなりそうなのも無理はない。
だが、よつばはそれ以上にもっと、別のなにかに不安を感じていた。それは、
[死への異様な恐怖。死に関わるのが嫌だ。という感じの.....もしかしてトラウマか?]
よつばは入る直前一生懸命考える。
だが、すぐに安心し、ドアを開け、アジトへ潜入した。なぜなら、しそがコートの襟をつかみ。
[夏叶さん。僕、もう逃げませんよ]
と覚悟がこもった声を聞いたからだ。

[やはり、警備は手薄。突っ切るぞ、]
よつばがそう言って走り出す。
しそは必死についていく。
すると、いきなりよつばが急停止した。
[よつば?どうしたん.....!?]
見るとよつばは血相を変え苦しんでいた。
[大丈夫だ、しそ。ぐっ!はぁはぁ。]
よつばが膝をつく
見るとよつばの親指と人差し指が。
ペチャンコに潰れていた。
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