上 下
5 / 13

5 次は、足でやってあげるから、寝て?

しおりを挟む
 ノドカはご機嫌で肉棒を起こし、口にくわえた。弱い電撃がビビッと走るような、くすぐったさ。
「ちょ、待ってくれ、今はまだ」
「なんれー?」
 ノドカがくわえたまま、上目遣いに尋ねる。
「今すごい敏感になってて、くすぐったいんだよ」
「えー? いいじゃん?」
「ダメだって」
 ノドカは俺の肉棒をしっかりと根元までくわえ込んだまま離さない。俺はただ身をよじったり、ノドカの肩に触れたりするだけで、激しい抵抗はできない。
 口の中でノドカが肉棒に舌をまとわりつかせ、なめ回す。いやらしい水音。吸ったり、唇でしごいたり、舌で先っぽを弄んだり。そして精液をなめ取っては飲み下す。
「ああ、ノドカ、止めてくれ、うっ」
「あれ? またおっきくなってきたよ」
 ノドカは口から肉棒を出して眺め、笑いを堪えながら手でしごく。白々しいヤツ。
「そんなふうにしたら、大きくなるに決まってるだろ……」
「だって楽しいんだもん」
 怒られても反省する様子はなく、肉棒をしごくのを楽しんでいた。
 肉棒は硬さと大きさをすっかり取り戻していた。二回も出したのに、こんなにすぐ元気を取り戻すなんて、自分でも信じられない。
 ノドカに触られると、熱い血が股間にどんどん集まっていくのを感じる。
 ノドカは手コキをやめない。つばを垂らし、手をぬめらせて、根本から先っぽまで丹念に攻めてくる。
「ノドカ、うっ、やばい」
「私の手、気持ちいいんだね」
「ああ、気持ちいい。ずっとこうしていてほしい」
「ふふっ」
 嬉しそうなノドカの顔が見られると、俺はたまらなく幸せな気持ちになる。
「私、こーちゃんをね、もっと、もっと、もーっと、気持ち良くしてあげたい」
「俺も、もっと、ノドカに抜いてもらいたい」
「いいよ、何回でも抜いてあげる」
「あと、ノドカを気持ち良くしてあげたい」
「それはあとで」
 ああ、ダメだ。
 ノドカほどの美少女にこんな行為をされて、自制していられる男なんていないと思う。そんな言い訳をしながら、俺はノドカの優しい手のひらに、その快感に、心を委ねてしまう。
「ああ、ノドカ、もう出そうだ、また出る」
「いいよ、出して、思いっきり出して」
「うっ……くっ……イクっ!」
 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ……。
 俺は腰を突き出すようにして、またもや射精してしまった。三回目なのに、ちゃんと濃く白いのが大量にしぶき、ノドカの身体を汚す。
 指や手の甲に付いた白い液体を、ノドカはまじまじと眺めてから、子犬のようになめる。ノドカが自分の手を綺麗にしている間、俺はほとんど放心して、その様子をぼーっと見ていた。
「お掃除するね」
 ノドカは俺の肉棒を、やはり甘えん坊な子犬のようになめて綺麗にし始めた。
 ん? そもそもさっきのが「お掃除」のはずだったのでは? 途中からただの手コキ抜きになっていたけど。
 俺は舌による刺激にびくびくと反応しつつも、今度こそ「お掃除」をしてもらった。


 立て続けに三回も抜いてもらったので、さすがにそろそろ役割交代――つまり俺がノドカを愛撫し、さらにはセックスという本番をする――だと思っていた。
 が、ノドカはターンを渡さないつもりらしく、
「次は、足でやってあげるから、寝て?」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

暗殺者は人形使いの舞台で踊る

今泉 香耶
恋愛
貧民街に病気の妹と2人暮らしのルダー(20歳、猫背、ぼさぼさの黒髪)は気配遮断の異能だけを持つ暗殺者。依頼を受けて暗殺に向かったが、そこにはターゲットとは違う可愛らしい女性が眠っていた。彼女は治癒術の異能を持つらしく、助けて欲しいとルダーに取引を持ち掛けるが……。 女性上位かと思いきや下剋上男性上位わからセックスと思いきや……のめちゃくちゃセックスですが(酷)あっさりしていますので、是非あっさりとどうぞ。ハッピーエンドではない気もしますけど、7割ハッピーエンドみたいなものです。

【R18・完結】おっとり側女と堅物騎士の後宮性活

野地マルテ
恋愛
皇帝の側女、ジネットは現在二十八歳。二十四歳で側女となった彼女は一度も皇帝の渡りがないまま、後宮解体の日を迎え、外に出ることになった。 この四年間、ジネットをずっと支え続けたのは護衛兼従者の騎士、フィンセントだ。皇帝は、女に性的に攻められないと興奮しないという性癖者だった。主君の性癖を知っていたフィンセントは、いつか訪れるかもしれない渡りに備え、女主人であるジネットに男の悦ばせ方を叩きこんだのだった。結局、一度も皇帝はジネットの元に来なかったものの、彼女はフィンセントに感謝の念を抱いていた。 ほんのり鬼畜な堅物騎士フィンセントと、おっとりお姉さん系側女によるどすけべラブストーリーです。 ◆R18回には※がありますが、設定の都合上、ほぼ全話性描写を含みます。 ◆ヒロインがヒーローを性的に攻めるシーンが多々あります。手や口、胸を使った行為あり。リバあります。

幸せな結末

水戸春季
恋愛
一年間の不倫の末、俺は花ちゃんと別れることに決めた。最後の逢瀬の為に訪れた彼女の部屋で待ち受けていたのは、彼女の甘美な復讐だった。

初めて女性用風俗を予約してみたら、新人セラピストと本番しちゃいました。

竹薗水脈《タケゾノミオ》
恋愛
30代になったばかりの真野胡桃(まの・くるみ)は、大学図書館で司書をしている。 恋人いない歴3年。キャンパス内の学生がみんなリア充に見えて、欲求不満ぎみ。 そんなある日、同僚から『女性用風俗』なるものがあると教えられる。ためしに予約してみると、待ち合わせ場所に現れたのは、顔見知りの学生、辻村由亜(つじむら・ゆあ)で――。

『コスパがいいから』で選ばれた幼妻ですが、旦那さまを悩殺してみせます!

美海
恋愛
斜陽の王国のみそっかす王女クレアは羽振りのいい新興国の代表者『護国卿』フレデリック・ハウトシュミットに嫁ぐことになった。国王の目の前でフレデリックが『幼い少年少女しか愛せない』と衝撃発言をかましたため、13歳のクレアしか嫁げるものがいなかったのだ。何の取り柄もないからせめて彼好みの妻になろうと悲壮な覚悟で初夜に臨むと、彼は真面目な顔でこう言い出した。 「僕もう26歳だし、僕に合わせたところで確実に先立つけどその後のプランはちゃんと練れてるの?結婚という人生最大の大博打でオールインなんて馬鹿のすることだよ。『僕好み』って賢くなるってことだけどそれでいい?」 自称『少年少女の健全な成長愛好家』な彼に鬼教師として健全に育成されること5年、フレデリックが「そろそろ離婚しようかなって。政略結婚の旨みは吸ったし白い結婚だから彼女の不名誉にもならないでしょ」と話すのを聞いてしまったクレアは彼を襲うことを決意する。 恋愛トラウマ持ち教師気質なお兄さん(NOTロリコンYES子ども好き)×性欲マシマシ押せ押せ幼妻のおにロリ歳の差マイフェアレディものです。 ※性描写はヒロイン成長後・終盤のみです。 ※R-18回には『*』をつけます。

処理中です...