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九条蓮華(お嬢様を犬に)
九条蓮華①
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九条蓮華(くじょう れんげ)は両腕を左右に伸ばし、脚を肩幅に広げて、壁際に立たされている。その白くしなやかな手足には、武骨な鉄枷(てつかせ)がはめられている。
蓮華が目を覚ました場所は、自身が住まう屋敷のダイニングルームだった。中央に置かれた長机は、屋敷に数十人いる使用人たちが一度に集まって食事できる席数があり、一番離れた席の相手と会話をするには声を張り上げなければならない。高い天井から下がるシャンデリアはダイヤの粒のような輝きを放ち、壁にかけられた高価な絵画は千年の歴史を訴えかけるように荘厳な雰囲気を醸し出している。
そう、九条蓮華は正真正銘のお嬢様である。高貴で淑(しと)やかで、裕福で何不自由なく暮らし、一般庶民から羨望の眼差しを向けられる存在。
しかもその美貌は、才媛才女の集まる白露(しらつゆ)高等学院でも際立っており、『黒水晶』との異名を持つ。シルクのように白くなめらかな肌。そっと紅をさしたような血色(けっしょく)の良い唇。細筆でさっと引いた眉の下には、深い翡翠の瞳が静かな光をたたえている。頬のほのかな桃色が十七歳の少女らしい幼さを残している。肌の白さと翡翠の瞳がよく映えるのは、彼女の独特の風貌によるところも大きいだろう。というのも、彼女は真っ黒なのである。目の上で切りそろえられた黒髪は、全体としては卵型のシルエットで、上品で清楚な印象を与える。服装は、黒のワンピースの制服、黒のタイツに黒のブーツが合わさって、全身黒づくめの喪服のようでもあるが、黒は彼女の美を引き立たせるためのカンバスに過ぎないのだと、見る者は気づくだろう。それが『黒水晶』と呼ばれるゆえんだ。
だが今、蓮華の手首足首には、まるで奴隷のように鎖が繋がれている。目覚めたばかりの蓮華は、自分がなぜこのような格好にされているのか分からない様子。手足に力を込めてみたが鎖はかなり頑丈そうだ。
鎖を千切るのは無理だと諦め、蓮華はわずかに目を細めて注意深く辺りの様子をうかがった。見慣れたダイニングルームに、不自然なところや普段と違うところはない。ただ一つ、自分が鎖で拘束されていること以外は。
「……なんなの?」
静か過ぎるくらい静かなことが、不吉に感じられた。
そのとき、キィ、と軋(きし)む音がして、ダイニングの入り口のドアが開いた。クラシックなロングスカートのメイド服をまとった使用人が一人、入ってくる。三十歳くらいの若さだが、年齢以上に理知的な大人の雰囲気。黒縁メガネ。
蓮華はそのメイドの顔を知っていた。
「松野、これはどういうこと!? 早くこの鎖を外しなさい」
松野と呼ばれたメイドは、急いだり慌てたりする様子もなく、無言のまま静々とこちらへ歩いてくる。その様子に蓮華はやきもきして「早く! 何してるのよ!」と声を張り上げた。
メイドが数メートルのところまで近づいたとき、蓮華はようやく異変に気付いた。メイドの目はまるで死んだように、感情も意思も持たないガラス玉同然だったのだ。
「松野……? あなたどうしたの? それに顔色も……」
先ほどまでの語気が薄れ、怯えたように尋ねる。
「他のメイドたちは? お父様やお母さまは? どこにいるの?」
松野は蓮華の目の前で立ち止まったが、まったく人間らしさ、生気を感じない。蓮華は背筋に冷たいものが伝っていくような寒気を覚えた。
静寂の中に、鎖の音がジャラリと響く。
「ね、ねえ。何か言いなさいよ」
「蓮華お嬢様……ステキです」
メイドが笑った。だがそこに心があるようには見えなかった。ならばどうして笑えるのか?
「妖魔……!?」
蓮華は周囲の気配を探ったが、妖魔らしい気配は同じ部屋の中から感じられない。目の前のメイドも妖魔ではない。本体はどこか離れたところにいるのか。
「松野、あなた、妖魔に何をされたの?」
だがメイドは答えず、おもむろに片膝を突いたかと思うと、蓮華のスカートをまくり上げた。
「ちょっと!? 何をするの!?」
当然ながら蓮華の下半身がメイドの眼前に公開されてしまう。パツパツの黒いストッキングに覆われた、ほどよく張りのある太もも。その付け根には、薄っすらと白い下着が透けている。細かな刺繍と花のコサージュをあしらった、ブランド物だ。本来であれば、しっかりと蓮華の陰部を隠しているはずだが、今は状況が違った。
つまり、蓮華の陰部には、立派な肉棒が生えており、ショーツに収まりきらない先っぽの部分がはみ出していたのである。もちろんストッキングに押さえつけられて、窮屈そうだったが。
「なっ……」
あり得ないものを目の当たりにして、蓮華は絶句した。それを男根とかペニスとかのように呼ぶことは、知識として知っている。だが、生で本物を見たことはない。ましてや、それが自分に生えているなど、信じられるわけがなかった。
「妖魔は私どもに、新しい命と、自由をくださったのです。欲望に忠実に生きるという自由を」
「もしかして、あなた、もう……」
蓮華はそれを口にしたくなかった。だが、このメイドはもう妖魔によって殺されているのだ。今は妖魔の術によって、生前のように振舞っている死体に過ぎない。
「ええ、お嬢様。私どもはもう、あなたに従う必要はなく、こうしてあなたを好きなようにすることができるのです」
メイドは蓮華の異変を見ても驚く様子はなく、立派な男根をストッキングの上から手のひらで包むようにして撫で始めた。蓮華はそのゾクゾクする感触に、動揺して身じろいだ。制服の上からでも分かる豊満な胸が、ゆさゆさと揺れる。
「やめなさい。ふざけないで、松野!」
蓮華が大きな声で叱責しても、松野と呼ばれたメイドは手を止める様子はない。ストッキングとショーツ越しに、その肉の棒の硬さ、太さ、形状などを確かめるように、じっくりとした手つきで撫で続ける。
「他のみんなはどうしたの? まさかみんな、あなたと同じように……」
「みんな、お嬢様に従うのではなく、支配することを望んでいたのです」
「松野っ……そんなこと、望んでいたわけないじゃない」
やりきれない思いが蓮華の胸を刺した。
私のメイドを殺したばかりでなく、こんなことをさせるなんて……!
「いいえ、ずっと、心の底では、望んでいたことでございます」
メイドに撫でられている男根は焼けるように熱く、大きく硬くなり、沸騰した血が流れ込んでくる。体全体が熱にうなされるようだが、悪くはない気分、変な気分だ……。もしも、もっと激しく撫でまわされたらどうなってしまうのか、と想像してしまう。もしも布越しでなく、直接そこに触られたら、どんなふうになるのだろう。愛おしくて、もどかしくて、心が求めている。もっと鋭い刺激を。
「……っ」
蓮華は自分の体に異変を感じている。呼吸が落ち着かず、意識していないのに下半身に変な力が入ってしまい、筋肉が強張ったり、弛緩したりを繰り返す。
メイドは敏感な部分を布地の上から撫でるだけで、決して直接は触れようとしない。しかも手つきがゆっくりなせいで、気持ちいいけれど、一度にたくさんの刺激が得られなくて物足りない。
「うぅっ……」
蓮華の男根がピクッと動き、意識が強く下半身に引きつけられた。怒張した男根は押さえつけられているのが苦しいとでも言うように、ときどきビクンと身を震わせ、その度に少しだけショーツから這い出る。サイズ自体も最初より大きくなったため、ストッキングの中はさらにピチピチで、窮屈になっている。
ねっとりと纏わりついてくるメイドの指のせいで、おかしくなりそうだった。このままではまずい。
意を決して、蓮華は真実を告げる。
「あなたは妖魔に殺されて操られているのよ、松野。正気に戻りなさい」
蓮華は日ごろ命令しているように強気の口調で指摘したが、焦りや不安が色濃くにじんでいて、あまり迫力がなかった。
「私は殺されたかもしれません。しかしそのおかげで、お嬢様をこうして支配できるようになりました」
メイドの愛撫は、長年仕えた主人に対する愛情そのものだった。蓮華の男根は歓喜するように頻繁にビクついて、もうその身の半分がショーツからはみ出してしまっている。
「ご覧ください。蓮華お嬢様の体も、喜んでいらっしゃいます」
「違うわ。私は喜んでなんか……っう♡」
反論している間にも、蓮華はメイドの手技にビクビクと、みっともなく反応してしまう。それが恥ずかしくて、蓮華は頬を赤く染めた。時折、手足に繋がっている鎖がジャラリと鳴るのは、反射的に体が動いてしまうからだ。
だがすぐに達してしまうほど、強烈な快楽はやってこない。メイドも蓮華をイカせようとしているわけではなく、あくまで自分の手で支配する感覚を楽しんでいるようだった。
「……っ♡ こんなこと、どれだけ続けたって、私を本当に支配することなんてできないんだから……!」
そんなもどかしい時間が十分、ニ十分と続き、ずっと続くかと思われた頃。
キィ、と入り口のドアが軋み、二人のメイドが姿を現わした。そのメイドもまた、この屋敷で雇われているメイドだったが、やはり意思の消えた目をしていた。手には透明な液体の入ったボトルと、ワイングラスの乗ったトレー。
「……なんですの? 今度は何?」
蓮華が目を覚ました場所は、自身が住まう屋敷のダイニングルームだった。中央に置かれた長机は、屋敷に数十人いる使用人たちが一度に集まって食事できる席数があり、一番離れた席の相手と会話をするには声を張り上げなければならない。高い天井から下がるシャンデリアはダイヤの粒のような輝きを放ち、壁にかけられた高価な絵画は千年の歴史を訴えかけるように荘厳な雰囲気を醸し出している。
そう、九条蓮華は正真正銘のお嬢様である。高貴で淑(しと)やかで、裕福で何不自由なく暮らし、一般庶民から羨望の眼差しを向けられる存在。
しかもその美貌は、才媛才女の集まる白露(しらつゆ)高等学院でも際立っており、『黒水晶』との異名を持つ。シルクのように白くなめらかな肌。そっと紅をさしたような血色(けっしょく)の良い唇。細筆でさっと引いた眉の下には、深い翡翠の瞳が静かな光をたたえている。頬のほのかな桃色が十七歳の少女らしい幼さを残している。肌の白さと翡翠の瞳がよく映えるのは、彼女の独特の風貌によるところも大きいだろう。というのも、彼女は真っ黒なのである。目の上で切りそろえられた黒髪は、全体としては卵型のシルエットで、上品で清楚な印象を与える。服装は、黒のワンピースの制服、黒のタイツに黒のブーツが合わさって、全身黒づくめの喪服のようでもあるが、黒は彼女の美を引き立たせるためのカンバスに過ぎないのだと、見る者は気づくだろう。それが『黒水晶』と呼ばれるゆえんだ。
だが今、蓮華の手首足首には、まるで奴隷のように鎖が繋がれている。目覚めたばかりの蓮華は、自分がなぜこのような格好にされているのか分からない様子。手足に力を込めてみたが鎖はかなり頑丈そうだ。
鎖を千切るのは無理だと諦め、蓮華はわずかに目を細めて注意深く辺りの様子をうかがった。見慣れたダイニングルームに、不自然なところや普段と違うところはない。ただ一つ、自分が鎖で拘束されていること以外は。
「……なんなの?」
静か過ぎるくらい静かなことが、不吉に感じられた。
そのとき、キィ、と軋(きし)む音がして、ダイニングの入り口のドアが開いた。クラシックなロングスカートのメイド服をまとった使用人が一人、入ってくる。三十歳くらいの若さだが、年齢以上に理知的な大人の雰囲気。黒縁メガネ。
蓮華はそのメイドの顔を知っていた。
「松野、これはどういうこと!? 早くこの鎖を外しなさい」
松野と呼ばれたメイドは、急いだり慌てたりする様子もなく、無言のまま静々とこちらへ歩いてくる。その様子に蓮華はやきもきして「早く! 何してるのよ!」と声を張り上げた。
メイドが数メートルのところまで近づいたとき、蓮華はようやく異変に気付いた。メイドの目はまるで死んだように、感情も意思も持たないガラス玉同然だったのだ。
「松野……? あなたどうしたの? それに顔色も……」
先ほどまでの語気が薄れ、怯えたように尋ねる。
「他のメイドたちは? お父様やお母さまは? どこにいるの?」
松野は蓮華の目の前で立ち止まったが、まったく人間らしさ、生気を感じない。蓮華は背筋に冷たいものが伝っていくような寒気を覚えた。
静寂の中に、鎖の音がジャラリと響く。
「ね、ねえ。何か言いなさいよ」
「蓮華お嬢様……ステキです」
メイドが笑った。だがそこに心があるようには見えなかった。ならばどうして笑えるのか?
「妖魔……!?」
蓮華は周囲の気配を探ったが、妖魔らしい気配は同じ部屋の中から感じられない。目の前のメイドも妖魔ではない。本体はどこか離れたところにいるのか。
「松野、あなた、妖魔に何をされたの?」
だがメイドは答えず、おもむろに片膝を突いたかと思うと、蓮華のスカートをまくり上げた。
「ちょっと!? 何をするの!?」
当然ながら蓮華の下半身がメイドの眼前に公開されてしまう。パツパツの黒いストッキングに覆われた、ほどよく張りのある太もも。その付け根には、薄っすらと白い下着が透けている。細かな刺繍と花のコサージュをあしらった、ブランド物だ。本来であれば、しっかりと蓮華の陰部を隠しているはずだが、今は状況が違った。
つまり、蓮華の陰部には、立派な肉棒が生えており、ショーツに収まりきらない先っぽの部分がはみ出していたのである。もちろんストッキングに押さえつけられて、窮屈そうだったが。
「なっ……」
あり得ないものを目の当たりにして、蓮華は絶句した。それを男根とかペニスとかのように呼ぶことは、知識として知っている。だが、生で本物を見たことはない。ましてや、それが自分に生えているなど、信じられるわけがなかった。
「妖魔は私どもに、新しい命と、自由をくださったのです。欲望に忠実に生きるという自由を」
「もしかして、あなた、もう……」
蓮華はそれを口にしたくなかった。だが、このメイドはもう妖魔によって殺されているのだ。今は妖魔の術によって、生前のように振舞っている死体に過ぎない。
「ええ、お嬢様。私どもはもう、あなたに従う必要はなく、こうしてあなたを好きなようにすることができるのです」
メイドは蓮華の異変を見ても驚く様子はなく、立派な男根をストッキングの上から手のひらで包むようにして撫で始めた。蓮華はそのゾクゾクする感触に、動揺して身じろいだ。制服の上からでも分かる豊満な胸が、ゆさゆさと揺れる。
「やめなさい。ふざけないで、松野!」
蓮華が大きな声で叱責しても、松野と呼ばれたメイドは手を止める様子はない。ストッキングとショーツ越しに、その肉の棒の硬さ、太さ、形状などを確かめるように、じっくりとした手つきで撫で続ける。
「他のみんなはどうしたの? まさかみんな、あなたと同じように……」
「みんな、お嬢様に従うのではなく、支配することを望んでいたのです」
「松野っ……そんなこと、望んでいたわけないじゃない」
やりきれない思いが蓮華の胸を刺した。
私のメイドを殺したばかりでなく、こんなことをさせるなんて……!
「いいえ、ずっと、心の底では、望んでいたことでございます」
メイドに撫でられている男根は焼けるように熱く、大きく硬くなり、沸騰した血が流れ込んでくる。体全体が熱にうなされるようだが、悪くはない気分、変な気分だ……。もしも、もっと激しく撫でまわされたらどうなってしまうのか、と想像してしまう。もしも布越しでなく、直接そこに触られたら、どんなふうになるのだろう。愛おしくて、もどかしくて、心が求めている。もっと鋭い刺激を。
「……っ」
蓮華は自分の体に異変を感じている。呼吸が落ち着かず、意識していないのに下半身に変な力が入ってしまい、筋肉が強張ったり、弛緩したりを繰り返す。
メイドは敏感な部分を布地の上から撫でるだけで、決して直接は触れようとしない。しかも手つきがゆっくりなせいで、気持ちいいけれど、一度にたくさんの刺激が得られなくて物足りない。
「うぅっ……」
蓮華の男根がピクッと動き、意識が強く下半身に引きつけられた。怒張した男根は押さえつけられているのが苦しいとでも言うように、ときどきビクンと身を震わせ、その度に少しだけショーツから這い出る。サイズ自体も最初より大きくなったため、ストッキングの中はさらにピチピチで、窮屈になっている。
ねっとりと纏わりついてくるメイドの指のせいで、おかしくなりそうだった。このままではまずい。
意を決して、蓮華は真実を告げる。
「あなたは妖魔に殺されて操られているのよ、松野。正気に戻りなさい」
蓮華は日ごろ命令しているように強気の口調で指摘したが、焦りや不安が色濃くにじんでいて、あまり迫力がなかった。
「私は殺されたかもしれません。しかしそのおかげで、お嬢様をこうして支配できるようになりました」
メイドの愛撫は、長年仕えた主人に対する愛情そのものだった。蓮華の男根は歓喜するように頻繁にビクついて、もうその身の半分がショーツからはみ出してしまっている。
「ご覧ください。蓮華お嬢様の体も、喜んでいらっしゃいます」
「違うわ。私は喜んでなんか……っう♡」
反論している間にも、蓮華はメイドの手技にビクビクと、みっともなく反応してしまう。それが恥ずかしくて、蓮華は頬を赤く染めた。時折、手足に繋がっている鎖がジャラリと鳴るのは、反射的に体が動いてしまうからだ。
だがすぐに達してしまうほど、強烈な快楽はやってこない。メイドも蓮華をイカせようとしているわけではなく、あくまで自分の手で支配する感覚を楽しんでいるようだった。
「……っ♡ こんなこと、どれだけ続けたって、私を本当に支配することなんてできないんだから……!」
そんなもどかしい時間が十分、ニ十分と続き、ずっと続くかと思われた頃。
キィ、と入り口のドアが軋み、二人のメイドが姿を現わした。そのメイドもまた、この屋敷で雇われているメイドだったが、やはり意思の消えた目をしていた。手には透明な液体の入ったボトルと、ワイングラスの乗ったトレー。
「……なんですの? 今度は何?」
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