上 下
25 / 75
土井麻陽菜(長身・黒髪ストレート・クール和美人、苗床になる。依桜ちゃんにイカされます)

土井麻陽菜②

しおりを挟む
「もっと……」
 依桜(いお)が麻陽菜(まひな)の肉棒をもう一度くわえ込んだ。
「依桜!? 待って……んっ♡」
 くわえたまま、頭を上下させて、じゅっぽ、じゅっぽと、肉棒をしごく。依桜の小さな口の中で肉棒が暴れるが、依桜は口からそれが飛び出さないように、しっかりと奥までくわえていた。
 射精したばかりの肉棒は敏感になっていて、麻陽菜はビリビリとした快感で脚が震え出す。
 見ると、依桜は片手を麻陽菜の肉棒に沿えて、もう片方の手は自分の肉棒をしごいている。二本の肉棒は、どちらも硬く雄々しく反り立っていた。
「依桜、どうして……んぁっ……♡」
 麻陽菜が尋ねても、依桜は答えることなく、肉棒に夢中だ。とろんとした瞳と、赤く染まった頬。
「快楽で頭がおかしくなっちまったか? まあ、苗床が整うように、そのまましっかりとほぐしてくれ」
 クモ型妖魔は二人の様子を見て、嗜虐的な笑みを浮かべている。
「依桜、気をしっかり持つんだ」
 しかし麻陽菜の声は依桜には届かない。
 それどころか依桜は麻陽菜の肉棒にねっとりと舌を這わせ、カリ首の辺りを小刻みになめる。執拗に、熱心に、麻陽菜の肉棒の皺の一つ一つ、浮き出た血管の一本一本まで、なめ尽くそうとするように。
「くっ……♡ うぁっ……♡」
 麻陽菜の腰がまたビクビクと動き、射精が近いことを知らせていた。
 麻陽菜は必死で歯を食いしばり、快楽に抗おうとしている。その表情を、依桜が上目遣いにをうかがっていて、反応を楽しむようになめる場所や速度を変えた。麻陽菜は依桜に主導権を完全に握られているのだ。
「んっ♡ あっ♡ うぅっ♡ また♡ ああぅ……♡」
 麻陽菜がほとんど限界に近いことを察して、依桜は頭の上下運動を加速させた。頭の左右で結んだ依桜のテールが、ぱさぱさと揺れて――。
「依桜っ……だめっ♡ ああん♡ あっ♡! ああっ♡! もう……っ♡ ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛んッッ♡♡♡♡♡♡!!!!」
 麻陽菜が再び依桜の口内に精子を放出した。大きく五回、ビクついたと思えば……依桜は肉棒から口を離し、そのまま今度は手で、射精したばかりの肉棒をしごき続ける。
「依桜!? イッたから! 今、イッたから! もうやめて!」
「きっとこうしたら、もっと気持ちいいんだよ」
「だめっ♡ 待って、少し……んぅ♡」
「マヒナ、もっと出して。あたし、マヒナが出すところ、もっと見たい……」
 依桜は両手で肉棒をつかみ、その指をクロスして素早く激しく上下させる。
「休ませて、ああ゛っ♡ だめっ♡ もう出ないっ! お願いっ♡ ああっ、だめぇっ♡♡♡! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっ――♡♡♡♡♡!!!!」
 麻陽菜の肉棒から、透明な飛沫(しぶき)が勢いよく飛んだ。白く濁った精液ではなく、潮吹きであった。
「きゃあ♡ すごーい♡」
 依桜ははしゃぐ子供のように、しごく手を止めずに高速で動かし続ける。麻陽菜の肉棒はとめどなく、どこにこんなにたくさんの水分があったのかと思うほど、連続して噴水を上げた。その水が依桜の火照った頬に、控えめな胸に、膨らんだ腹に――シャワーのように降りかかる。
 麻陽菜は哀れなほどガクガクと両足を震わせ、本能的に体をくねらせて快楽を逃がそうとしていたが、依桜の無邪気な両手はしっかりと麻陽菜の肉棒に固定されていて、逃れるすべはない。
「マヒナかわいい♡ すごい♡」
 麻陽菜は白目を剥いて、全身が狂ったように痙攣している。まだ潮吹きは止まらない。ブシュッ、ブシュッと断続的に、激しく水しぶきが上がった。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡♡♡♡!!!! いおお゛お゛お゛お゛お゛♡♡♡♡♡ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ♡♡♡♡♡」
 ようやく依桜が手を止めたとき、依桜は頭からびしょ濡れになって、髪が肌にぺたりとくっついていた。
 そのときには、麻陽菜は完全に気を失って、長いストレートの黒髪はだらりと前に垂れ下がり、ピクピクと手足が痙攣して動くのみになっていた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。 父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。 わー、凄いテンプレ展開ですね! ふふふ、私はこの時を待っていた! いざ行かん、正義の旅へ! え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。 でも……美味しいは正義、ですよね? 2021/02/19 第一部完結 2021/02/21 第二部連載開始 2021/05/05 第二部完結

死にたくない、若返りたい、人生やり直したい、還暦親父の異世界チート無双冒険譚

克全
ファンタジー
田中実は60歳を前にして少し心を病んでいた。父親と祖母を60歳で亡くした田中実は、自分も60歳で死ぬのだと思ってしまった。死にたくない、死ぬのが怖い、永遠に生きたいと思った田中実は、異世界行く方法を真剣に探した。過去に神隠しが起ったと言われている場所を巡り続け、ついに異世界に行ける場所を探し当てた。異世界に行って不老不死になる方法があるかと聞いたら、あると言われたが、莫大なお金が必要だとも言われた。田中実は異世界と現世を行き来して金儲けをしようとした。ところが、金儲け以前に現世の神の力が異世界で使える事が分かり、異世界でとんでもない力を発揮するのだった。

【完結】義姉上が悪役令嬢だと!?ふざけるな!姉を貶めたお前達を絶対に許さない!!

つくも茄子
ファンタジー
義姉は王家とこの国に殺された。 冤罪に末に毒杯だ。公爵令嬢である義姉上に対してこの仕打ち。笑顔の王太子夫妻が憎い。嘘の供述をした連中を許さない。我が子可愛さに隠蔽した国王。実の娘を信じなかった義父。 全ての復讐を終えたミゲルは義姉の墓前で報告をした直後に世界が歪む。目を覚ますとそこには亡くなった義姉の姿があった。過去に巻き戻った事を知ったミゲルは今度こそ義姉を守るために行動する。 巻き戻った世界は同じようで違う。その違いは吉とでるか凶とでるか……。

余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~

藤森フクロウ
ファンタジー
 相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。  悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。  そこには土下座する幼女女神がいた。 『ごめんなさあああい!!!』  最初っからギャン泣きクライマックス。  社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。  真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……  そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?    ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!   第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。  ♦お知らせ♦  余りモノ異世界人の自由生活、コミックス1~3巻が発売中!  漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。  第四巻は11月18日に発送。店頭には2~3日後くらいには並ぶと思われます。  よかったらお手に取っていただければ幸いです。    書籍1~7巻発売中。イラストは万冬しま先生が担当してくださっています。  コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。  漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。  ※基本予約投稿が多いです。  たまに失敗してトチ狂ったことになっています。  原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。  現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。  

夫が正室の子である妹と浮気していただけで、なんで私が悪者みたいに言われないといけないんですか?

ヘロディア
恋愛
側室の子である主人公は、正室の子である妹に比べ、あまり愛情を受けられなかったまま、高い身分の貴族の男性に嫁がされた。 妹はプライドが高く、自分を見下してばかりだった。 そこで夫を愛することに決めた矢先、夫の浮気現場に立ち会ってしまう。そしてその相手は他ならぬ妹であった…

他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに

千石
ファンタジー
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。 ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。 グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、 「・・・知ったからには黙っていられないよな」 と何とかしようと行動を開始する。 そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。 他の投稿サイトでも掲載してます。

オレは視えてるだけですが⁉~訳ありバーテンダーは霊感パティシエを飼い慣らしたい

凍星
キャラ文芸
幽霊が視えてしまうパティシエ、葉室尊。できるだけ周りに迷惑をかけずに静かに生きていきたい……そんな風に思っていたのに⁉ バーテンダーの霊能者、久我蒼真に出逢ったことで、どういう訳か、霊能力のある人達に色々絡まれる日常に突入⁉「オレは視えてるだけだって言ってるのに、なんでこうなるの??」霊感のある主人公と、彼の秘密を暴きたい男の駆け引きと絆を描きます。BL要素あり。

全部未遂に終わって、王太子殿下がけちょんけちょんに叱られていますわ。

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢に仕立て上げられそうだった女性が、目の前でけちょんけちょんに叱られる婚約者を見つめているだけのお話です。 国王陛下は主人公の婚約者である実の息子をけちょんけちょんに叱ります。主人公の婚約者は相応の対応をされます。 小説家になろう様でも投稿しています。

処理中です...