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第76話 サニーレタスと水菜ときゅうりのチョレギサラダ、餅入り参鶏湯風スープ、イカとにんにくの芽の甘辛炒め③
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今日のご飯はサニーレタスと水菜ときゅうりのチョレギサラダ、餅入り参鶏湯風スープ、イカとにんにくの芽の甘辛炒めだ。野菜たっぷりなので、栄養満点だぞ。
煮込むのに時間がかかるから、2人が起きるまで、ゆっくり待とうかなと思ったが、全然起きてくる気配がなかった。
仕方がないので2階に起こしに行く。
「2人とも起きろ。ご飯出来たぞ?」
「ピョルゥ。」
「ピュイィ。」
そっと2人の体を揺すってやると、どうやら目を覚ましたらしい。
「起きたなら下に降りるぞ。
ちゃんとお腹空いてるか?」
コクリコクリと首を振る2人を抱き上げると、俺は1階に降りていった。
1階のテーブルの上には、既にお皿に盛った食事が用意されている。
「よし、じゃあ食べような。
いただきます。」
「ピョル!」
「ピューイ!」
まずはスープからかな?
テーブルを見つめたままのアエラキに、スプーンを持たせてあげる。
普段はカラトリーなんて使わないんだろうからなあ。餅入り中華わかめスープを飲めたんだから、カラトリーを使えるみたいではあるが。
「熱くないから大丈夫だぞ。」
「ピー……」
アエラキは恐る恐るという感じだったが、一口飲むとすぐに気に入ったようで、ガツガツと飲み始めた。
「美味しいよな。
いっぱい飲んで大きくなれよ。」
「ピィッ!!」
「ちゃんと全部飲めたな。えらいぞ。」
「ピィ~」
アエラキがちょっと照れたように笑っている。カイアも空っぽになった自分のお皿を俺に見せてきたので、えらいぞ、と褒めた。カイアも嬉しそうだった。
ご飯を食べ終わると、食器を片付けてお風呂の時間だ。
カイアもアエラキもまだ、自分でお湯に浸かれるほどの大きさではないので、俺が手伝ってやる必要がある。
カイアは自分でお湯を体にかけることも出来るし、俺を手伝ってもくれるが、アエラキはお風呂自体初めてかも知れないな。
「先に体を洗ってやるからな。
こっちに来てくれ。」
アエラキは少し不思議そうな顔をしていたが、大人しく俺の前にやってきた。
「ピュイイ……!?︎」
お湯をかけてやると、アエラキは突然びっくりした声を出した。
「どうした?どこか痛いところがあるのか?それとも熱かったか?」
「ピュイイ!」
どうやら違うらしい。
「──どうしたんだ?怖くなったのか?」
「ピュイ……」
ああ、お風呂に入ったことがないから、水が苦手なのかな?
「水が苦手なら無理しなくてもいいぞ、急にかけちまってごめんな?」
カイアも心配そうにアエラキを見ている。
「ピュイ……。」
しばらくすると、アエラキも落ち着いたようだ。
「もう平気そうだな。次は頭と体を洗うぞ。目を閉じてくれよ?」
「ピュイ!」
アエラキの体を洗い終わってお湯をかけてやると、今度は気持ちが良さそうに目を閉じていた。
カイアは樹木の精霊だからか、最初から別に水を怖がらなかったんだよな。実家の猫も子猫の時から入れてやってる子は風呂好きだし、慣れれば気持ちいいんだよな。
「綺麗になったな。よく頑張ったな!」
褒めてあげながら頭を撫でてやると、嬉しそうにしていた。
「よし、じゃあ最後にこれに入るぞ!」
俺は浴槽に2人を抱えて入れてやった。
「ピョル~。」
「ピィッ!ピィーー!」
アエラキは驚いている様子だが、カイアは喜んで泳ぐように体を動かしている。
「2人とも、お湯の中に入ると体が浮かぶだろう?それが楽しいんだよな。」
「ピョル!」
「ピュイイ♪」
アエラキは最初はおっかなびっくりしていたが、最終的には2人とも楽しんでくれたようで何よりだ。
こうしてアエラキを我が家に迎えての最初の1日が終わった。明日はアエラキも畑作りをやらせてみようかな?カイアは楽しそうにしていたし、アエラキも喜んでくれるかも知れない。
カイアも毎日遊べるお友だちが出来て良かったな。明日もたくさん遊ぼうな。
子ども用のベッドに寝かせようとしたのだが、カイアが俺と一緒に寝たがったので、アエラキと2人まとめて俺のベッドで寝ることにした。まあ、どうせ別に寝かせても朝になると潜り込んでくるわけなんだが、寝返りで潰してしまいそうで怖いんだよな。
──次の日の朝、目が覚めると腕の中にいたはずの2人が居なかった。
「ん……?あれ?
どこに行ったんだ?」
目をこすりながら1階に降りると、既にカイアとアエラキの2人で、楽しそうに積み木で遊んでいたのだった。
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煮込むのに時間がかかるから、2人が起きるまで、ゆっくり待とうかなと思ったが、全然起きてくる気配がなかった。
仕方がないので2階に起こしに行く。
「2人とも起きろ。ご飯出来たぞ?」
「ピョルゥ。」
「ピュイィ。」
そっと2人の体を揺すってやると、どうやら目を覚ましたらしい。
「起きたなら下に降りるぞ。
ちゃんとお腹空いてるか?」
コクリコクリと首を振る2人を抱き上げると、俺は1階に降りていった。
1階のテーブルの上には、既にお皿に盛った食事が用意されている。
「よし、じゃあ食べような。
いただきます。」
「ピョル!」
「ピューイ!」
まずはスープからかな?
テーブルを見つめたままのアエラキに、スプーンを持たせてあげる。
普段はカラトリーなんて使わないんだろうからなあ。餅入り中華わかめスープを飲めたんだから、カラトリーを使えるみたいではあるが。
「熱くないから大丈夫だぞ。」
「ピー……」
アエラキは恐る恐るという感じだったが、一口飲むとすぐに気に入ったようで、ガツガツと飲み始めた。
「美味しいよな。
いっぱい飲んで大きくなれよ。」
「ピィッ!!」
「ちゃんと全部飲めたな。えらいぞ。」
「ピィ~」
アエラキがちょっと照れたように笑っている。カイアも空っぽになった自分のお皿を俺に見せてきたので、えらいぞ、と褒めた。カイアも嬉しそうだった。
ご飯を食べ終わると、食器を片付けてお風呂の時間だ。
カイアもアエラキもまだ、自分でお湯に浸かれるほどの大きさではないので、俺が手伝ってやる必要がある。
カイアは自分でお湯を体にかけることも出来るし、俺を手伝ってもくれるが、アエラキはお風呂自体初めてかも知れないな。
「先に体を洗ってやるからな。
こっちに来てくれ。」
アエラキは少し不思議そうな顔をしていたが、大人しく俺の前にやってきた。
「ピュイイ……!?︎」
お湯をかけてやると、アエラキは突然びっくりした声を出した。
「どうした?どこか痛いところがあるのか?それとも熱かったか?」
「ピュイイ!」
どうやら違うらしい。
「──どうしたんだ?怖くなったのか?」
「ピュイ……」
ああ、お風呂に入ったことがないから、水が苦手なのかな?
「水が苦手なら無理しなくてもいいぞ、急にかけちまってごめんな?」
カイアも心配そうにアエラキを見ている。
「ピュイ……。」
しばらくすると、アエラキも落ち着いたようだ。
「もう平気そうだな。次は頭と体を洗うぞ。目を閉じてくれよ?」
「ピュイ!」
アエラキの体を洗い終わってお湯をかけてやると、今度は気持ちが良さそうに目を閉じていた。
カイアは樹木の精霊だからか、最初から別に水を怖がらなかったんだよな。実家の猫も子猫の時から入れてやってる子は風呂好きだし、慣れれば気持ちいいんだよな。
「綺麗になったな。よく頑張ったな!」
褒めてあげながら頭を撫でてやると、嬉しそうにしていた。
「よし、じゃあ最後にこれに入るぞ!」
俺は浴槽に2人を抱えて入れてやった。
「ピョル~。」
「ピィッ!ピィーー!」
アエラキは驚いている様子だが、カイアは喜んで泳ぐように体を動かしている。
「2人とも、お湯の中に入ると体が浮かぶだろう?それが楽しいんだよな。」
「ピョル!」
「ピュイイ♪」
アエラキは最初はおっかなびっくりしていたが、最終的には2人とも楽しんでくれたようで何よりだ。
こうしてアエラキを我が家に迎えての最初の1日が終わった。明日はアエラキも畑作りをやらせてみようかな?カイアは楽しそうにしていたし、アエラキも喜んでくれるかも知れない。
カイアも毎日遊べるお友だちが出来て良かったな。明日もたくさん遊ぼうな。
子ども用のベッドに寝かせようとしたのだが、カイアが俺と一緒に寝たがったので、アエラキと2人まとめて俺のベッドで寝ることにした。まあ、どうせ別に寝かせても朝になると潜り込んでくるわけなんだが、寝返りで潰してしまいそうで怖いんだよな。
──次の日の朝、目が覚めると腕の中にいたはずの2人が居なかった。
「ん……?あれ?
どこに行ったんだ?」
目をこすりながら1階に降りると、既にカイアとアエラキの2人で、楽しそうに積み木で遊んでいたのだった。
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