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第3章
第521話 裏庭の決着
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「──ルブレ嬢はどうやらうまくやってくれたみたいだよ。ヒルデ・ガルドの呼び出しに成功したそうだ。放課後、裏庭に彼女がやってくるとさ。」
財務大臣、デヴォンシャー公爵令息、グレイソン・デヴォンシャーの言葉に、筆頭補佐官、アルグーイ公爵令息、ボビー・アルグーイが、ヒュウと口笛を鳴らした。
「ついにか、長かったな、ここまで。」
宰相、エリンクス公爵令息、ラーニー・エリンクスが、頭の後ろで腕を組みながらそう言って笑った。
「オフィーリア・オーウェンズは失敗しましたが、どうやらアレックス・ラウマンのお気に入りらしい女の1人を、ついにものに出来る日がやって来たようですね。」
法務大臣、フェアファクス公爵令息、ハリソン・フェアファクスが、王太子、ルーデンス・ソバト・リシャーラを振り返り、1人孤高の存在かのように、離れた所で腕組みをしているルーデンスを見つめて言った。
「生意気な元貴族と、平民の女。実際お似合いだよな。けど、俺らに手を出されたことを知って、今まで通りに仲良く出来るものか、見ものだな。可哀想に、あいつの女は、これから卒業するまで俺らの言いなりだ。」
防衛大臣、グリフィス侯爵令息、ベンジャミン・グリフィスがそう嘯くのを聞いて、その場にいた少年たちがハハハハと笑う。
「さあ、いつも通りの手筈でいこう。相手は最近B級冒険者に上がって、腕に自信があるようだが、しょせんは武器を持たない近接職の女だ。我々の敵ではない。」
ルーデンス王太子が、自分を慕ってついてきている、将来の側近候補たちに向けて言った。少年たちがそれを聞いてコックリと頷いて見せる。
「ルブレさん?来たわよ?用事って何?」
放課後、何も知らない獲物は、人気のない裏庭の奥へと、恐れることなく進んで行く。そこにルーデンス王太子たちが姿を現した。
「ずいぶん待たされたよ、ヒルデ・ガルド。
それも今日で最後だ。」
「誰よあんたたち。ルブレさんはどこ?」
どうやらまだ何が起こっているのか、ちゃんとわかっていないらしい。
「彼女には君を呼び出す手助けをしてもらった。再三の呼び出しを無視されたんでね。」
「あれって本当に王太子殿下からの呼び出しだったの?平民の私を呼び出す理由がわからないから、偽物だとばかり思ってたわ。」
不思議そうに首を傾げているヒルデ。
それを聞いたルーデンス王太子たちは顔を見合わせる。そうか、わかってて無視をしていたわけじゃなく、信じていなかったのか。
「まあ、そうかも知れないね。高貴な私たちが君に用事があると信じられないのも無理はない。だが君に用事があったのは本当だ。」
「王太子殿下が私に用事……?
いったいなんですか?」
「すぐにわかるさ……。すぐにね……。」
法務大臣、フェアファクス公爵の令息、ハリソン・フェアファクスが、ジリジリとヒルデとの距離を詰めていく。
「何よ、何するつもり?」
「君はB級冒険者らしいが、学園内は武器の携帯が禁止だ。武器なしの近接職で、しょせんは女。我々の敵ではない。」
魔法を使える3人が、手に魔法をため、それをヒルデに放つ。ヒルデは慣れた様子で3人の魔法をかわして地面を飛び跳ねた。
「うまいこと逃げたつもりだろう?
だが我々の計算通りだ!!」
「あっ!?」
ヒルデの着地地点にいた2人が、左右から2人がかりでヒルデを押さえつけ、無理やり地面に押し倒して、上から押さえつけた。
もうこちらの思うがままだ。
ベンジャミンがニヤニヤと笑いながら、ヒルデの制服のジャケットを無理やり脱がそうとして、ボタンがひとつ弾け飛んだ。
この時、恐怖に歪む顔が最高なんだ、とベンジャミンは思っていた。
だが……ヒルデは少しも怯む様子がなく、むしろジッと自分のことを睨み据えていた。
様子がおかしい。6人もの男に人気のない場所で囲まれ、襲われた少女というものは、全員このあと起こることを察して、恐怖に震え、身を固くするものだというのに。
──その時、強い光が自分たちを照らし出した。目のくらむ程の光に、一瞬呆けたようになり、反射で目を腕で覆ったまま、全員がその場に固まっていた。
「なっ、なんだ!?」
「そこまでです。ルーデンス王太子殿下。」
建物の影から姿を現したその人物は。
「アレックス・ラウマン……!」
そして、ヒルデや自分たちの周囲に浮かんでいる、いくつもの魔道具の姿。映像記録の魔道具を改良した物のようだった。
まさか、今までのやり取りを、すべて記録していたのか……?
自分たちはハメられたのだと気付くには、それほど時間がかからなかった。
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「──ルブレ嬢はどうやらうまくやってくれたみたいだよ。ヒルデ・ガルドの呼び出しに成功したそうだ。放課後、裏庭に彼女がやってくるとさ。」
財務大臣、デヴォンシャー公爵令息、グレイソン・デヴォンシャーの言葉に、筆頭補佐官、アルグーイ公爵令息、ボビー・アルグーイが、ヒュウと口笛を鳴らした。
「ついにか、長かったな、ここまで。」
宰相、エリンクス公爵令息、ラーニー・エリンクスが、頭の後ろで腕を組みながらそう言って笑った。
「オフィーリア・オーウェンズは失敗しましたが、どうやらアレックス・ラウマンのお気に入りらしい女の1人を、ついにものに出来る日がやって来たようですね。」
法務大臣、フェアファクス公爵令息、ハリソン・フェアファクスが、王太子、ルーデンス・ソバト・リシャーラを振り返り、1人孤高の存在かのように、離れた所で腕組みをしているルーデンスを見つめて言った。
「生意気な元貴族と、平民の女。実際お似合いだよな。けど、俺らに手を出されたことを知って、今まで通りに仲良く出来るものか、見ものだな。可哀想に、あいつの女は、これから卒業するまで俺らの言いなりだ。」
防衛大臣、グリフィス侯爵令息、ベンジャミン・グリフィスがそう嘯くのを聞いて、その場にいた少年たちがハハハハと笑う。
「さあ、いつも通りの手筈でいこう。相手は最近B級冒険者に上がって、腕に自信があるようだが、しょせんは武器を持たない近接職の女だ。我々の敵ではない。」
ルーデンス王太子が、自分を慕ってついてきている、将来の側近候補たちに向けて言った。少年たちがそれを聞いてコックリと頷いて見せる。
「ルブレさん?来たわよ?用事って何?」
放課後、何も知らない獲物は、人気のない裏庭の奥へと、恐れることなく進んで行く。そこにルーデンス王太子たちが姿を現した。
「ずいぶん待たされたよ、ヒルデ・ガルド。
それも今日で最後だ。」
「誰よあんたたち。ルブレさんはどこ?」
どうやらまだ何が起こっているのか、ちゃんとわかっていないらしい。
「彼女には君を呼び出す手助けをしてもらった。再三の呼び出しを無視されたんでね。」
「あれって本当に王太子殿下からの呼び出しだったの?平民の私を呼び出す理由がわからないから、偽物だとばかり思ってたわ。」
不思議そうに首を傾げているヒルデ。
それを聞いたルーデンス王太子たちは顔を見合わせる。そうか、わかってて無視をしていたわけじゃなく、信じていなかったのか。
「まあ、そうかも知れないね。高貴な私たちが君に用事があると信じられないのも無理はない。だが君に用事があったのは本当だ。」
「王太子殿下が私に用事……?
いったいなんですか?」
「すぐにわかるさ……。すぐにね……。」
法務大臣、フェアファクス公爵の令息、ハリソン・フェアファクスが、ジリジリとヒルデとの距離を詰めていく。
「何よ、何するつもり?」
「君はB級冒険者らしいが、学園内は武器の携帯が禁止だ。武器なしの近接職で、しょせんは女。我々の敵ではない。」
魔法を使える3人が、手に魔法をため、それをヒルデに放つ。ヒルデは慣れた様子で3人の魔法をかわして地面を飛び跳ねた。
「うまいこと逃げたつもりだろう?
だが我々の計算通りだ!!」
「あっ!?」
ヒルデの着地地点にいた2人が、左右から2人がかりでヒルデを押さえつけ、無理やり地面に押し倒して、上から押さえつけた。
もうこちらの思うがままだ。
ベンジャミンがニヤニヤと笑いながら、ヒルデの制服のジャケットを無理やり脱がそうとして、ボタンがひとつ弾け飛んだ。
この時、恐怖に歪む顔が最高なんだ、とベンジャミンは思っていた。
だが……ヒルデは少しも怯む様子がなく、むしろジッと自分のことを睨み据えていた。
様子がおかしい。6人もの男に人気のない場所で囲まれ、襲われた少女というものは、全員このあと起こることを察して、恐怖に震え、身を固くするものだというのに。
──その時、強い光が自分たちを照らし出した。目のくらむ程の光に、一瞬呆けたようになり、反射で目を腕で覆ったまま、全員がその場に固まっていた。
「なっ、なんだ!?」
「そこまでです。ルーデンス王太子殿下。」
建物の影から姿を現したその人物は。
「アレックス・ラウマン……!」
そして、ヒルデや自分たちの周囲に浮かんでいる、いくつもの魔道具の姿。映像記録の魔道具を改良した物のようだった。
まさか、今までのやり取りを、すべて記録していたのか……?
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