184 / 192
二十七章
Ⅴ
しおりを挟む
ユーグ様の義眼は、抜かれていました。あれは人為的方法でなければ簡単には抜けない代物。
以前義眼を抜いてしまえば、ユーグ様は死んでしまうとおっしゃっていました。ユーグ様の死因は、義眼を消失した可能性が高いです。
なら、義眼を取り戻せばまだご主人様は。
義眼をこんな状態の森で探し当てるなど、いくら私でも無理です。砂漠の中にある一粒の砂を探すにも等しい。けど、すぐにどこにあるのかわかりました。
今の私は鼻が、目が、肌が、いつも以上におかしくなっているからです。遠く離れた魔獣からユーグ様の強い匂いを嗅ぎとれるくらいに。
人間ではない少女が持っている見慣れた義眼を確認し、それの正体に気づけるくらいに。
魔獣。得体のしれない化け物。古の生き物。アンナ様達の魔物達が本能的に感じとった魔獣の気配が、禍々しいほどの恐怖が、今はありません。逆に親しみを覚えて、どこか懐かしいです。
「お、や?」
オスティン様の攻撃で倒れ伏し、歪み、吹き飛び、一々形が変る魔獣の体を駈けます。今の私には、造作もないことでした。
「あ、なたは?」
間違いありません。この少女の体内に、ご主人様の義眼があるのが視えます。感じます。匂います。
「返せ」
「う、にゅ?」
突如として活動を停止した魔獣をどうしたのかとたしかめているのか。足でバンバンと踏んだりしています。オスティン様も攻撃をやめました。
うねうねとした影を侍らし、私を警戒している少女に突貫します。少女は影に隠れたけど、すぐに爪を魔獣の頭部に削るようにしてスピードを殺します。そのまま次に頭を出したほうへとぐるんぐるん独楽のように回転しながら攻撃しました。
「返せ」
「あ、あ。魔法士、ユーグ、の奴隷。ウェアウルフ?」
あちこちに現われ移動する少女、そして影。すべての動きが捉えきれているのに、当たりません。
「あな、た、ウェアウルフ、ちがう。この子、とおなじ?」
「返せ」
足に絡みついた影が、枝別れして私の全身を覆い包もうとします。
「返せ」
「あ、あ。なんだった? ご主人様がいってた。まつ、えい?」
「返せ」
「せ、せんぞ? せんぞ?」
「返せ」
「せんぞ、がえり」
パン、と柏手を打った少女。影に引っ張られて、そのまま沼のように少女の周囲の影に足が呑みこまれます。
「実際に、いる、の。珍しい」
「返せ」
「あなた、も、この子と、同じ。けど、血が薄、い」
「返せ」
影の中は冷たくて、風もなくて、足がぶらんぶらんと宙づりになったように所在なさげ。一度入ったら底も果てもなく、どこまでも落ちていってしまうのでしょう。
「返せ」
それでも、私は影に抗い、少女にむかいます。感情に呼応しているのか、それとも別の理由か。体全体が大きく、どんどん毛が濃くなってきます。
私が別のなにかに変ってくのを自覚していきますが、どうでもいい。私がどうなるのか。
「目覚めかけ、て、る。きけん。魔法士ユーグ、油断できない。やっぱ、り。命とっておいて、正解」
「返せ」
だって、ご主人様を死なせておくわけにはいきません。私が勝手に求婚を受け入れて婚約したなんて勘違いして浮かれたままのご主人様が哀れです。
きちんと説明をして誤解をとかないまま死に別れるなんてできません。勝手です。
私のご主人様に対する気持ちの正体がわからないままこれで終わりだなんて許せません。
奉仕心でも忠誠心でも違う、ユーグ様への気持ちの名前に気づいても、それを伝えることすらできません。
だめです。絶対。このままユーグ様を死なせるなんて。
嫌だ。嫌だ。
「あな、た。めんどう」
鞭のように鋭い影が、私の首を、『隷属の首輪』を傷つけました。心臓に穴が空いたような痛みが、全身を巡ります。
「あ・・・・・・・・・」
なにかが弾けそうです。私の中にあるとてつもないものが。暴れて、込みあげてきそうです。たまらず自分を抱くような体勢で踏ん張ります。
「あ、なた。連れていく。連れて、く。ご主人、様。喜ぶ」
ひたひたと足音もさせず歩み寄る少女と取り囲む影。オスティン様がまた攻撃を再開しました。それで私は少女と一緒に影の中に入ってしまいました。
体が縛られていきます。隙間がなく、呼吸さえ難しくなる、四方八方が暗闇の世界。影に締めつけられると『隷属の首輪』がひび割れ、そのたびに私の中で満たされて溢れそうなものが破裂しそうです。
「大、丈夫。私、のご主人様、優しい。あな、たも満足、できる」
嫌だ。
私の主はユーグ様です。他の誰かなんて。私がいないとあの人は。
あの人がいないと私は。
嫌だ。嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
「・・・・・・・・・・・・返せ」
「うゆ?」
「ご主人様を返せエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」
体が、力で満たされます。
力が私のすべてに働きかけます。
そして私は私じゃない別の私へと。
「目、覚めた・・・・・・」
そして私の意識は途切れました。
以前義眼を抜いてしまえば、ユーグ様は死んでしまうとおっしゃっていました。ユーグ様の死因は、義眼を消失した可能性が高いです。
なら、義眼を取り戻せばまだご主人様は。
義眼をこんな状態の森で探し当てるなど、いくら私でも無理です。砂漠の中にある一粒の砂を探すにも等しい。けど、すぐにどこにあるのかわかりました。
今の私は鼻が、目が、肌が、いつも以上におかしくなっているからです。遠く離れた魔獣からユーグ様の強い匂いを嗅ぎとれるくらいに。
人間ではない少女が持っている見慣れた義眼を確認し、それの正体に気づけるくらいに。
魔獣。得体のしれない化け物。古の生き物。アンナ様達の魔物達が本能的に感じとった魔獣の気配が、禍々しいほどの恐怖が、今はありません。逆に親しみを覚えて、どこか懐かしいです。
「お、や?」
オスティン様の攻撃で倒れ伏し、歪み、吹き飛び、一々形が変る魔獣の体を駈けます。今の私には、造作もないことでした。
「あ、なたは?」
間違いありません。この少女の体内に、ご主人様の義眼があるのが視えます。感じます。匂います。
「返せ」
「う、にゅ?」
突如として活動を停止した魔獣をどうしたのかとたしかめているのか。足でバンバンと踏んだりしています。オスティン様も攻撃をやめました。
うねうねとした影を侍らし、私を警戒している少女に突貫します。少女は影に隠れたけど、すぐに爪を魔獣の頭部に削るようにしてスピードを殺します。そのまま次に頭を出したほうへとぐるんぐるん独楽のように回転しながら攻撃しました。
「返せ」
「あ、あ。魔法士、ユーグ、の奴隷。ウェアウルフ?」
あちこちに現われ移動する少女、そして影。すべての動きが捉えきれているのに、当たりません。
「あな、た、ウェアウルフ、ちがう。この子、とおなじ?」
「返せ」
足に絡みついた影が、枝別れして私の全身を覆い包もうとします。
「返せ」
「あ、あ。なんだった? ご主人様がいってた。まつ、えい?」
「返せ」
「せ、せんぞ? せんぞ?」
「返せ」
「せんぞ、がえり」
パン、と柏手を打った少女。影に引っ張られて、そのまま沼のように少女の周囲の影に足が呑みこまれます。
「実際に、いる、の。珍しい」
「返せ」
「あなた、も、この子と、同じ。けど、血が薄、い」
「返せ」
影の中は冷たくて、風もなくて、足がぶらんぶらんと宙づりになったように所在なさげ。一度入ったら底も果てもなく、どこまでも落ちていってしまうのでしょう。
「返せ」
それでも、私は影に抗い、少女にむかいます。感情に呼応しているのか、それとも別の理由か。体全体が大きく、どんどん毛が濃くなってきます。
私が別のなにかに変ってくのを自覚していきますが、どうでもいい。私がどうなるのか。
「目覚めかけ、て、る。きけん。魔法士ユーグ、油断できない。やっぱ、り。命とっておいて、正解」
「返せ」
だって、ご主人様を死なせておくわけにはいきません。私が勝手に求婚を受け入れて婚約したなんて勘違いして浮かれたままのご主人様が哀れです。
きちんと説明をして誤解をとかないまま死に別れるなんてできません。勝手です。
私のご主人様に対する気持ちの正体がわからないままこれで終わりだなんて許せません。
奉仕心でも忠誠心でも違う、ユーグ様への気持ちの名前に気づいても、それを伝えることすらできません。
だめです。絶対。このままユーグ様を死なせるなんて。
嫌だ。嫌だ。
「あな、た。めんどう」
鞭のように鋭い影が、私の首を、『隷属の首輪』を傷つけました。心臓に穴が空いたような痛みが、全身を巡ります。
「あ・・・・・・・・・」
なにかが弾けそうです。私の中にあるとてつもないものが。暴れて、込みあげてきそうです。たまらず自分を抱くような体勢で踏ん張ります。
「あ、なた。連れていく。連れて、く。ご主人、様。喜ぶ」
ひたひたと足音もさせず歩み寄る少女と取り囲む影。オスティン様がまた攻撃を再開しました。それで私は少女と一緒に影の中に入ってしまいました。
体が縛られていきます。隙間がなく、呼吸さえ難しくなる、四方八方が暗闇の世界。影に締めつけられると『隷属の首輪』がひび割れ、そのたびに私の中で満たされて溢れそうなものが破裂しそうです。
「大、丈夫。私、のご主人様、優しい。あな、たも満足、できる」
嫌だ。
私の主はユーグ様です。他の誰かなんて。私がいないとあの人は。
あの人がいないと私は。
嫌だ。嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
「・・・・・・・・・・・・返せ」
「うゆ?」
「ご主人様を返せエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」
体が、力で満たされます。
力が私のすべてに働きかけます。
そして私は私じゃない別の私へと。
「目、覚めた・・・・・・」
そして私の意識は途切れました。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる