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二十五章
Ⅴ
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黒く焦げたルーンが赤く点滅し、扉が開いた。安全かどうかたしかめる。ただ、どこまで続いているかわからない穴がぽっかりと空いていた。
今までと違ってむわぁっとした熱風が伝わってきた。この先は一体どうなっているのか、と油断してはいけないと覚悟を決め直す。
じっとりと髪の毛が汗ばむ。寒くも暑くもなかった室内の温度が上がっていくのを肌でかんじる。『炎獣』を先行させるには魔力が不安すぎる。俺か、もしくは魔物か。どちらかを先に進ませるのが賢明だ。それを話しあおうとくるりと踵を返した。
「ルウ?」
ルウの様子が変だったのは今までにも何度かあった。けど、目の前にいるルウは、今までのどの様子とも違う。心ここにあらず、魂が抜け落ちて、それでいてここではないどこかを見つめている。髪の毛が逆立って、耳と尻尾が大きく膨れている。
「ルウ?」
呼びかけに、ルウがハッと我を取り戻した。
「申し訳ございません」
「どうかしたのか?」
「いえ。私は―――」
ルウだけじゃなかった。魔物達は怯えている。体を縮こませる、後ずさりをしている、弱々しく吠えていると千差万別だけど、どうみても尋常じゃない。アンナも皆を落ち着かせようと慌てている。
「あの、ご主人様。この先にはなにかがいるのでしょうか?」
なにかがいる。違和感を持った。
「あの、ユーグ様。少しよろしいでしょうか? 私も皆と話をしたのですが。この子達とルウさんは同じ物を感じとったのではないでしょうか?」
「魔物達はなんて?」
「この子達は、こわい。おそろしい。いやだ。行きたくない。言っているのでございます。この子達は普段そのような曖昧な理由が説明できない言い方はしないのでございますが。本能による原因だとおもいまするが」
本能。人間にはない、危険を回避する能力。野生で生きる生物に備わっている、先天的な行動性質。凶暴で強靱な魔物と、人より感覚が優れているルウの本能でしか感じとれない、得体のしれないもの。本人達は本能か別の器官によるものかそれの存在になんとなく気づいている。けど、なんなのかまではわからない。
生き物なのか、魔物なのか。はたまたそれとはかけ離れた別のもの。大魔導師の遺跡でまみえたことのある、合成獣か。もっと別のなにかか。
けど、だったら魔物の反応とルウの反応の違いが説明できない。ルウは怯えてはいない。
「なんだったら俺一人で先に行ってみるけど」
「いえ。しかし――――――」
また、ルウが一変した。さっきと同じ状態に陥る。魔物達が一際叫び、羽根をはためかせ、扉から離れた。喉が詰まったような呻きを短くあげ、胸の真ん中を押さえたままふらついた。
「も、申しわげございません」
支えたまま額に手を当てる。体温におかしさはない。けど、瞳孔が大きくなった瞳は扉縫い付けられたようにまっすぐ扉の先、更にその奥へと。なにかを求めているようで、なにかに誘われているようで、ルウがルウじゃないようで。
「ルウ。ここに残るんだ」
このまま連れていくことはできない。
「アンナ、ルウを頼む。俺が先に進む」
「それはかまいませぬが、よろしいのでございましょうか?」
首を振って、応えた。自分も一緒に行かなくてもいいのか? と。ニュアンスから俺一人で行くというのをきちんと受取ってくれたんだろう。一種の後ろめたさからか、沈痛な面持ちになったアンナにもう一度。
「いいんだ。ありがとう。頼むよ」
この先になにがあるのか。命の保証はない。安全も、助けることも約束できない。特に、義眼を使えない今の俺には。アンナが役立たずってわけじゃないけど、身を守る術を持たない彼女を、守れる自信がない。
「承りました」
なにに対してか、アンナは手を合せて祈りを唱えた。そのまま反転しようとして、そして予想外にも強い力に引っ張られて元の位置に戻された。
「嫌です。私も行きます」
「おい、ルウ」
「だめです。絶対だめです。ご主人様では死にます。私の助けが必要です」
う、と負けそうになる。腰に手を回してぎゅうううう~~~~っと抱きついてくる。柔らかい感触が潰れて、顔ごと押しつけている。普段のルウだったら絶対にしない、大胆ともいえる行為。そして潤んだ瞳での上目遣い。くらっと目眩がしそうなほど効果的すぎて、意志を曲げそうになる。
「なにがあるのか、わかりません。けど、なにかがあるのです。かんじるのです。私に似た、いえ。私と同じ。違います。きっとおそろしいものです。私にはそれがわかるのです」
「あのな? ルウ」
「ご主人様はおっしゃいましたね。私を優先すると。私はご主人様と一緒に付いていきます。それでもだめならばごご命令をしてください」
そろりと俺のと自分の手を重ねて、ゆっくりと移動をさせて、『隷属の首輪』に置かせた。ここでそれを持ちだすのか。子供じみた、なんて笑えない。それだけ真剣で、そして名状できない漠然とした自信のある恐怖によるもので、それだけ俺のことが心配なんだって、嬉しい。
けど、やっぱりここでそれを持ちだすのは狡い。勝てないじゃないか。
「俺は、ルウを優先したいよ。ルウの意志、ルウの気持ち、ルウの言ったこと」
俺の意志より。俺の気持ちより。
「なら――――」
「それと同じくらいルウの命も優先したいんだ」
「はぅっ」
勢いよく、俺の胸に顔を埋めた。
「狡いです」
ぎゅううう、と強すぎる力が込められていた腕が、緩んでまた力が強くなって、非難がましく俺を見上げて顔を埋める。尻尾が忙しなくぶんぶんぶんぶんと水車のごとく回転する。
「だから、ルウ―――」
「くそ、なんだったのだあれは!?」
聞き覚えのある男の声に、呆気にとられ言葉が中途半端に途切れた。
「まったく、貴様らが不用意に触れるからだ! おかげで見ろ! ティータイムのセットが台無しではないか! ここまで順調に来ていたというのに!」
「は、申しわけございませぬ」
どかどかとうるさいほど踏みならす足音とともに、影に照らされた見覚えのあるシルエットが大きく、近づいてくる。
「こうしていた間に『紫炎』の平民に先を越されたらなんとするか!」
現われた男の姿が、顔立ちが、やはり予想通りの人物だった。なんでここにこいつがいるんだって不意打ちすぎる登場で。
「「「「え?」」」」
けど、それは男も同じだったのか。全員、動きがとまった。
時間がとまる魔法をかけられたかのようだった。
貴族然とした出で立ちで端正ながらもどこか傲慢に満ちた、俺達を出し抜こうとした魔法士グレフレッド。とっくの昔に先に進んでいたはずのグレフレッドは間の抜けたぽかんとしたままだった。
今までと違ってむわぁっとした熱風が伝わってきた。この先は一体どうなっているのか、と油断してはいけないと覚悟を決め直す。
じっとりと髪の毛が汗ばむ。寒くも暑くもなかった室内の温度が上がっていくのを肌でかんじる。『炎獣』を先行させるには魔力が不安すぎる。俺か、もしくは魔物か。どちらかを先に進ませるのが賢明だ。それを話しあおうとくるりと踵を返した。
「ルウ?」
ルウの様子が変だったのは今までにも何度かあった。けど、目の前にいるルウは、今までのどの様子とも違う。心ここにあらず、魂が抜け落ちて、それでいてここではないどこかを見つめている。髪の毛が逆立って、耳と尻尾が大きく膨れている。
「ルウ?」
呼びかけに、ルウがハッと我を取り戻した。
「申し訳ございません」
「どうかしたのか?」
「いえ。私は―――」
ルウだけじゃなかった。魔物達は怯えている。体を縮こませる、後ずさりをしている、弱々しく吠えていると千差万別だけど、どうみても尋常じゃない。アンナも皆を落ち着かせようと慌てている。
「あの、ご主人様。この先にはなにかがいるのでしょうか?」
なにかがいる。違和感を持った。
「あの、ユーグ様。少しよろしいでしょうか? 私も皆と話をしたのですが。この子達とルウさんは同じ物を感じとったのではないでしょうか?」
「魔物達はなんて?」
「この子達は、こわい。おそろしい。いやだ。行きたくない。言っているのでございます。この子達は普段そのような曖昧な理由が説明できない言い方はしないのでございますが。本能による原因だとおもいまするが」
本能。人間にはない、危険を回避する能力。野生で生きる生物に備わっている、先天的な行動性質。凶暴で強靱な魔物と、人より感覚が優れているルウの本能でしか感じとれない、得体のしれないもの。本人達は本能か別の器官によるものかそれの存在になんとなく気づいている。けど、なんなのかまではわからない。
生き物なのか、魔物なのか。はたまたそれとはかけ離れた別のもの。大魔導師の遺跡でまみえたことのある、合成獣か。もっと別のなにかか。
けど、だったら魔物の反応とルウの反応の違いが説明できない。ルウは怯えてはいない。
「なんだったら俺一人で先に行ってみるけど」
「いえ。しかし――――――」
また、ルウが一変した。さっきと同じ状態に陥る。魔物達が一際叫び、羽根をはためかせ、扉から離れた。喉が詰まったような呻きを短くあげ、胸の真ん中を押さえたままふらついた。
「も、申しわげございません」
支えたまま額に手を当てる。体温におかしさはない。けど、瞳孔が大きくなった瞳は扉縫い付けられたようにまっすぐ扉の先、更にその奥へと。なにかを求めているようで、なにかに誘われているようで、ルウがルウじゃないようで。
「ルウ。ここに残るんだ」
このまま連れていくことはできない。
「アンナ、ルウを頼む。俺が先に進む」
「それはかまいませぬが、よろしいのでございましょうか?」
首を振って、応えた。自分も一緒に行かなくてもいいのか? と。ニュアンスから俺一人で行くというのをきちんと受取ってくれたんだろう。一種の後ろめたさからか、沈痛な面持ちになったアンナにもう一度。
「いいんだ。ありがとう。頼むよ」
この先になにがあるのか。命の保証はない。安全も、助けることも約束できない。特に、義眼を使えない今の俺には。アンナが役立たずってわけじゃないけど、身を守る術を持たない彼女を、守れる自信がない。
「承りました」
なにに対してか、アンナは手を合せて祈りを唱えた。そのまま反転しようとして、そして予想外にも強い力に引っ張られて元の位置に戻された。
「嫌です。私も行きます」
「おい、ルウ」
「だめです。絶対だめです。ご主人様では死にます。私の助けが必要です」
う、と負けそうになる。腰に手を回してぎゅうううう~~~~っと抱きついてくる。柔らかい感触が潰れて、顔ごと押しつけている。普段のルウだったら絶対にしない、大胆ともいえる行為。そして潤んだ瞳での上目遣い。くらっと目眩がしそうなほど効果的すぎて、意志を曲げそうになる。
「なにがあるのか、わかりません。けど、なにかがあるのです。かんじるのです。私に似た、いえ。私と同じ。違います。きっとおそろしいものです。私にはそれがわかるのです」
「あのな? ルウ」
「ご主人様はおっしゃいましたね。私を優先すると。私はご主人様と一緒に付いていきます。それでもだめならばごご命令をしてください」
そろりと俺のと自分の手を重ねて、ゆっくりと移動をさせて、『隷属の首輪』に置かせた。ここでそれを持ちだすのか。子供じみた、なんて笑えない。それだけ真剣で、そして名状できない漠然とした自信のある恐怖によるもので、それだけ俺のことが心配なんだって、嬉しい。
けど、やっぱりここでそれを持ちだすのは狡い。勝てないじゃないか。
「俺は、ルウを優先したいよ。ルウの意志、ルウの気持ち、ルウの言ったこと」
俺の意志より。俺の気持ちより。
「なら――――」
「それと同じくらいルウの命も優先したいんだ」
「はぅっ」
勢いよく、俺の胸に顔を埋めた。
「狡いです」
ぎゅううう、と強すぎる力が込められていた腕が、緩んでまた力が強くなって、非難がましく俺を見上げて顔を埋める。尻尾が忙しなくぶんぶんぶんぶんと水車のごとく回転する。
「だから、ルウ―――」
「くそ、なんだったのだあれは!?」
聞き覚えのある男の声に、呆気にとられ言葉が中途半端に途切れた。
「まったく、貴様らが不用意に触れるからだ! おかげで見ろ! ティータイムのセットが台無しではないか! ここまで順調に来ていたというのに!」
「は、申しわけございませぬ」
どかどかとうるさいほど踏みならす足音とともに、影に照らされた見覚えのあるシルエットが大きく、近づいてくる。
「こうしていた間に『紫炎』の平民に先を越されたらなんとするか!」
現われた男の姿が、顔立ちが、やはり予想通りの人物だった。なんでここにこいつがいるんだって不意打ちすぎる登場で。
「「「「え?」」」」
けど、それは男も同じだったのか。全員、動きがとまった。
時間がとまる魔法をかけられたかのようだった。
貴族然とした出で立ちで端正ながらもどこか傲慢に満ちた、俺達を出し抜こうとした魔法士グレフレッド。とっくの昔に先に進んでいたはずのグレフレッドは間の抜けたぽかんとしたままだった。
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