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第49話 妖刀ミコバミ、揉みまくり
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「イスカ君、その刀は……?」
何か様子がおかしいことに気がついたニハルが、心配そうに尋ねてきた。
それに対して、イスカは答えない。無言である。
何も言わず、黙ったまま――いきなり、ニハルのおっぱいを鷲掴みにした。
「ひゃう⁉ ん! くぅ! な、なにするの⁉」
頬を染めて、恥ずかしそうにイスカのことを見るニハル。
まったく気にすることなく、イスカはニハルのおっぱいを、ゆっくりと揉み始めた。
「いやいやいや、なにやってんのよ⁉」
ライカのツッコミに対しても、まったく反応しない。
イスカは目を爛々と輝かせつつ、表情には一切の感情を表さないで、黙々とニハルのおっぱいをムギュムギュと揉みしだいている。
「あ……やぁ……」
身をくねらせ、イスカのおっぱい責めに耐えようとするが、愛する人にエッチなことをされているという状況が、自然とニハルの胸に興奮をもたらす。
やがて、イスカは、ニハルのバニースーツの胸部へと手をかけ、ペロリとめくった。豊かな乳房がポロンとはみ出してしまう。
「待って! 待って!」
さすがのレジーナも、これには慌てて、イスカの行動を止めに入る。
「そんなことをしている場合じゃないわ! ルドルフが目の前にいるのに――」
そんな風にたしなめてくるレジーナのことを、ジッと無表情で見つめてきたイスカは、スッとニハルから離れた。
そして、今度はレジーナのことを、熱く抱擁してきた。
「え⁉ な! ちょ……!」
狼狽するレジーナ。その美尻を、ガシッ、とイスカは荒々しく掴んだ。
「はぅう! ま、待って! 乱暴すぎ……!」
抗議の声を上げるレジーナだったが、イスカは聞く耳持たず、ギュッ! ギュッ! と彼女のお尻を激しく揉んでいる。レオタードがずれて、お尻の割れ目に食い込み、肌がより露出する。レジーナは顔を真っ赤にして、身をよじらせ、イスカを引き剥がそうとするが、力では勝てず、なすがままとなっている。
「いー加減にしなさーい!」
ライカがスパコーン! とイスカの後頭部をはたいた。
すると、次に、イスカはライカのことを見てきた。ターゲットロックオン、だ。
「ひ」
引きつった恐怖の声を上げ、ライカは倉庫の奥へ向かって逃げ出した。
イスカはその後を追いかけてくる。
「ひいい! なによ! なによ! なんなのよおおお!」
十二歳の少女を追いかけ回す少年。まあ、歳の差はそれほどないが、しかし、絵面的にかなりまずい光景である。
「きゃう!」
とうとうライカは逃げ切れず、転んでしまった。
その上に覆い被さり、イスカは、手を伸ばしてくる。
「やだああ! やめてええ!」
あわや十二歳の少女が、禁断のエロ展開に突入か、というところで、
「目を覚ませーーー!」
意識を取り戻したクイナが、急いで駆けつけるやいなや、飛び蹴りを放ち、イスカのことを吹っ飛ばした。
「バカか、お前は! それは妖刀だと、説明しただろ! なんでそれなのに手にした!」
床に転がったイスカは、ゆらりと起き上がると、今度はクイナへと狙いを定めてくる。完全に妖刀によって精神を支配されている。いまの彼は、とにかく女の子にエッチなことをしたいだけの性欲の塊だ。
「……なんなんだ、いったい」
ルドルフの口から呆れ声が漏れ出る。
最初は、妖刀を使いこなして襲いかかってくるかと思い、身構えていたのだが、なんということはない。イスカは妖刀に振り回されてしまっている。
ならば、恐るるにたらない。
「そろそろ終わらせようか。この茶番をな」
ルドルフの目の前には、無防備なニハルとレジーナ。イスカ達はその奥のほうにいる。すぐには助けに入れないほどの距離だ。
「俺が欲しいのは、ニハル、お前一人だ。お前さえモノにできれば、あとは全員いらぬ」
そう言いながら、その目は、レジーナへと向けられている。
「まずは、裏切り者のお前から、抹殺してやろう」
ルドルフに睨まれて、レジーナはビクンと体を震わせた。このカジノの中でも、特に何度もルドルフに抱かれてきたからこそ、相手の恐ろしさがわかっている。刃向かったことは間違いだったか、とレジーナは次第に後悔し始めていた。
ズンズンと足音を響かせて、ルドルフは迫ってくる。
その前に、ニハルが両腕を広げて、立ちはだかった。
「なんの真似だ」
「レジーナを殺させない」
「どけ。お前は最後の楽しみだ」
「いやよ。どいたら、レジーナを斬るんでしょ。でも、あなたは私を殺せない。だから、私は絶対に、ここをどかない」
「たしかに殺しはしないが……暴力を振るわない、とも言ってないぞ」
ルドルフは左拳を振り上げた。
殴られる――と思ったニハルは、それでも目を閉じず、ルドルフのことを睨みつけたまま、覚悟を決めて、グッと全身に力を込めた。
その瞬間。
疾風のごとく、離れた位置からイスカが駆けつけてきて、タンッ! と高く跳躍した。頭の上にはミコバミを振りかぶっている。
「ヤアァァァ!」
裂帛の気合いとともに、ルドルフの頭を叩き斬らんと、落下しながらの唐竹割りを放った。
「ぬう⁉」
ルドルフは剣を振り上げ、イスカの斬撃を真っ向から防ぐ。
ガキイイイン! と金属音が鳴り響いた。
何か様子がおかしいことに気がついたニハルが、心配そうに尋ねてきた。
それに対して、イスカは答えない。無言である。
何も言わず、黙ったまま――いきなり、ニハルのおっぱいを鷲掴みにした。
「ひゃう⁉ ん! くぅ! な、なにするの⁉」
頬を染めて、恥ずかしそうにイスカのことを見るニハル。
まったく気にすることなく、イスカはニハルのおっぱいを、ゆっくりと揉み始めた。
「いやいやいや、なにやってんのよ⁉」
ライカのツッコミに対しても、まったく反応しない。
イスカは目を爛々と輝かせつつ、表情には一切の感情を表さないで、黙々とニハルのおっぱいをムギュムギュと揉みしだいている。
「あ……やぁ……」
身をくねらせ、イスカのおっぱい責めに耐えようとするが、愛する人にエッチなことをされているという状況が、自然とニハルの胸に興奮をもたらす。
やがて、イスカは、ニハルのバニースーツの胸部へと手をかけ、ペロリとめくった。豊かな乳房がポロンとはみ出してしまう。
「待って! 待って!」
さすがのレジーナも、これには慌てて、イスカの行動を止めに入る。
「そんなことをしている場合じゃないわ! ルドルフが目の前にいるのに――」
そんな風にたしなめてくるレジーナのことを、ジッと無表情で見つめてきたイスカは、スッとニハルから離れた。
そして、今度はレジーナのことを、熱く抱擁してきた。
「え⁉ な! ちょ……!」
狼狽するレジーナ。その美尻を、ガシッ、とイスカは荒々しく掴んだ。
「はぅう! ま、待って! 乱暴すぎ……!」
抗議の声を上げるレジーナだったが、イスカは聞く耳持たず、ギュッ! ギュッ! と彼女のお尻を激しく揉んでいる。レオタードがずれて、お尻の割れ目に食い込み、肌がより露出する。レジーナは顔を真っ赤にして、身をよじらせ、イスカを引き剥がそうとするが、力では勝てず、なすがままとなっている。
「いー加減にしなさーい!」
ライカがスパコーン! とイスカの後頭部をはたいた。
すると、次に、イスカはライカのことを見てきた。ターゲットロックオン、だ。
「ひ」
引きつった恐怖の声を上げ、ライカは倉庫の奥へ向かって逃げ出した。
イスカはその後を追いかけてくる。
「ひいい! なによ! なによ! なんなのよおおお!」
十二歳の少女を追いかけ回す少年。まあ、歳の差はそれほどないが、しかし、絵面的にかなりまずい光景である。
「きゃう!」
とうとうライカは逃げ切れず、転んでしまった。
その上に覆い被さり、イスカは、手を伸ばしてくる。
「やだああ! やめてええ!」
あわや十二歳の少女が、禁断のエロ展開に突入か、というところで、
「目を覚ませーーー!」
意識を取り戻したクイナが、急いで駆けつけるやいなや、飛び蹴りを放ち、イスカのことを吹っ飛ばした。
「バカか、お前は! それは妖刀だと、説明しただろ! なんでそれなのに手にした!」
床に転がったイスカは、ゆらりと起き上がると、今度はクイナへと狙いを定めてくる。完全に妖刀によって精神を支配されている。いまの彼は、とにかく女の子にエッチなことをしたいだけの性欲の塊だ。
「……なんなんだ、いったい」
ルドルフの口から呆れ声が漏れ出る。
最初は、妖刀を使いこなして襲いかかってくるかと思い、身構えていたのだが、なんということはない。イスカは妖刀に振り回されてしまっている。
ならば、恐るるにたらない。
「そろそろ終わらせようか。この茶番をな」
ルドルフの目の前には、無防備なニハルとレジーナ。イスカ達はその奥のほうにいる。すぐには助けに入れないほどの距離だ。
「俺が欲しいのは、ニハル、お前一人だ。お前さえモノにできれば、あとは全員いらぬ」
そう言いながら、その目は、レジーナへと向けられている。
「まずは、裏切り者のお前から、抹殺してやろう」
ルドルフに睨まれて、レジーナはビクンと体を震わせた。このカジノの中でも、特に何度もルドルフに抱かれてきたからこそ、相手の恐ろしさがわかっている。刃向かったことは間違いだったか、とレジーナは次第に後悔し始めていた。
ズンズンと足音を響かせて、ルドルフは迫ってくる。
その前に、ニハルが両腕を広げて、立ちはだかった。
「なんの真似だ」
「レジーナを殺させない」
「どけ。お前は最後の楽しみだ」
「いやよ。どいたら、レジーナを斬るんでしょ。でも、あなたは私を殺せない。だから、私は絶対に、ここをどかない」
「たしかに殺しはしないが……暴力を振るわない、とも言ってないぞ」
ルドルフは左拳を振り上げた。
殴られる――と思ったニハルは、それでも目を閉じず、ルドルフのことを睨みつけたまま、覚悟を決めて、グッと全身に力を込めた。
その瞬間。
疾風のごとく、離れた位置からイスカが駆けつけてきて、タンッ! と高く跳躍した。頭の上にはミコバミを振りかぶっている。
「ヤアァァァ!」
裂帛の気合いとともに、ルドルフの頭を叩き斬らんと、落下しながらの唐竹割りを放った。
「ぬう⁉」
ルドルフは剣を振り上げ、イスカの斬撃を真っ向から防ぐ。
ガキイイイン! と金属音が鳴り響いた。
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