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第34話 ソープマン責め、太ももを伝う白濁液
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「はあ……はあ……」
ニハルはすっかり汗まみれ、スライムまみれになり、グッタリしている。
幸い、いやらしいところを何度も触られたりしたが、大事なところまで攻めこまれることはなかった。しっかりと、「ギャンブル無敗」の能力は効いているようだ。
スライムが引いていく。元来た穴へと戻っていく。
(あ……助かったの……?)
少しばかり喜びの色を顔に浮かべたニハル。
だが、その表情は、再び強張った。
牢屋の外から、テイマー老人が何かを投げ込んだからだ。
四角い形の、白い塊であるそれは、石鹸のように見える。それも二つ。いったい、何を投げ込んできたのかと、ニハルが注目していると、白い塊はムクムクと肥大化を始めた。
「え、え、え⁉」
驚くニハルの前で、白い塊は、人間の形を取った。のっぺらぼうで、股間は多少盛り上がっているもののツルンとしており、全体的にテカテカしている。石けんのいい香りが漂ってきた。
「そいつらは、わしが作り出したゴーレム、名を『ソープマン』というものじゃ」
「ソープマン……⁉」
「スライムでベトベトになって、気持ち悪かろう」
天井から垂れ下がっている鎖を、テイマーは引っ張った。何かの仕掛けが作動する音がガコンと響き、その直後、ニハルの頭上の天井に穴があいて、水がバシャア! と落ちてきた。
「きゃあ⁉ ちょ、ちょっと、風邪引いちゃうじゃない!」
水で全身がぐっしょり濡れたニハルは、レオタードがピッチリと体に張りつき、かなりエロティックな見た目になっている。
そこへ、のっぺらぼうのソープマン二体が、ゆらりと近寄ってきた。
「きゃ! な、なによ! 離してえ!」
ソープマン達は、ニハルの腕を力尽くで押さえると、前後から挟み撃ちにして、ギュウウと体を寄せてきた。
「あ! やあ! やめてえ!」
前後にピッタリと肌を重ね合わされ、ニハルは恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にした。ソープマン達は男性の体型をしているから、余計に、屈辱的だ。
「ほれほれ、もっと喜ばんか。スライムで汚れた体を、ソープマンで綺麗にしてやるのじゃぞ」
「こ、こんなの、気持ち悪い……!」
言っているそばから、肌を重ねているソープマン達は、体をシュッシュッと上下させ始めた。石鹸で出来ている自分達の体を、ニハルにこすりつけてくる。
「ああああ! やあああん!」
あまりのおぞましさに、ニハルはイヤイヤと首を振りながら、ソープマンの拘束から逃れようとする。その抵抗する様子がまた、かえって官能的である。
テイマーはいやらしく目を細めた。
「いい眺めじゃのう。ほれ、白く泡立った粘液が、体中に塗り込まれておるぞお」
水と合わさった石鹸が、白濁液となって、ニハルの胸を、尻を、太ももを、ベトベトに汚していく。
「ん! くうぅ!」
何度もおっぱいをこすられて、敏感なところを刺激されたか、思わず変な声をニハルは上げてしまう。
レオタード越しに、お尻の割れ目に沿って、ソープマンの股間のふくらみがあてがわれ、ゴシゴシとこすられる感覚も、気持ちが悪い。
「ひひひ、どうじゃ、心地良かろう。ソープマンの責めに耐えられた女子は、これまで一人もおらんかった。スライム責めに耐えたお前でも、これはさすがに感じてしまうじゃろう」
「だ、誰が……! 気持ち良くなんて、ない……!」
「そのような男好きする体を持っていながら、何を言うか。さあ、本能に従え、快楽に身を委ねよ。さすれば、楽になろうぞ」
ニハルの太ももを伝って、白くドロドロした粘液が垂れ落ちていく。実際は石鹸であるのだが、それがソープマンの体が削られたものだと思うと、ゾッとする。
「く……屈服なんて、絶対に、しないからあ……!」
頬を上気させ、わずかながら喘ぎ声を出しつつ、ニハルは涙目で強がりの言葉を吐いた。
「もうあとひと押し、と言ったところかのう……それでは、ソープマン達よ、もっと激しく体を動かすのじゃ!」
ソープマン達は、命令に従って、体をこすりつける動きをさらに激しくし始めた。
ヌッチャ! ヌッチャ! と粘っこい水音が鳴り響く。
「あんああああ……!」
ニハルは目をつむり、首を振りながら、甘い叫び声を上げた。
のっぺらぼうのソープマン達は、無表情のまま、自分の身を削って、ひたすらニハルの体を綺麗にしようとこすりつけてくる。
「あ……ふぁ……あ……」
もはや、ニハルはぼんやりとした表情で、心を無にして、ただ身を任せることしか出来ない。願うのは、早く、この時間が終わってほしい、ということである。
「調教は進んでおるか、テイマー」
そこへ、ルドルフが姿を現した。
「おお、これはこれは、ルドルフ様。順調でございます」
「なかなか強情な女だからな、俺に喜んで奉仕をするくらいには、陥落させるのだ」
「任せてくだされ。これまでにも、何人のバニーを淫らに仕立て上げたことか」
(ルドルフ……!)
キッ、とニハルはルドルフのことを睨みつけた。相変わらず泣きべそはかいているが、少しばかり、目に生気が戻っている。
「おい、テイマー。まだ生意気な顔を見せてくるぞ。調教が足りないのではないか」
「これは失礼しました。ほれ、ソープマン達。少し趣向を変えよ」
命令を下されたソープマン達は、激しい動きから一転、ゆったりとクネクネした動きで、ニハルの体を責め始めた。
「ひぁぁぁん……」
か細い声を上げて、ニハルは弱々しくもがいたが、ソープマンの腕力には逆らえない。
「ここを耐え抜いても、まだまだ、多くの拷問が待っておるぞ……くくく、最後はどこまで狂いよるかのう……」
冷たい地下に、ルドルフとテイマーの邪悪な笑い声がこだました。
ニハルは力なくうなだれながら、ただ、涙をこぼすことしか出来なかった。
ニハルはすっかり汗まみれ、スライムまみれになり、グッタリしている。
幸い、いやらしいところを何度も触られたりしたが、大事なところまで攻めこまれることはなかった。しっかりと、「ギャンブル無敗」の能力は効いているようだ。
スライムが引いていく。元来た穴へと戻っていく。
(あ……助かったの……?)
少しばかり喜びの色を顔に浮かべたニハル。
だが、その表情は、再び強張った。
牢屋の外から、テイマー老人が何かを投げ込んだからだ。
四角い形の、白い塊であるそれは、石鹸のように見える。それも二つ。いったい、何を投げ込んできたのかと、ニハルが注目していると、白い塊はムクムクと肥大化を始めた。
「え、え、え⁉」
驚くニハルの前で、白い塊は、人間の形を取った。のっぺらぼうで、股間は多少盛り上がっているもののツルンとしており、全体的にテカテカしている。石けんのいい香りが漂ってきた。
「そいつらは、わしが作り出したゴーレム、名を『ソープマン』というものじゃ」
「ソープマン……⁉」
「スライムでベトベトになって、気持ち悪かろう」
天井から垂れ下がっている鎖を、テイマーは引っ張った。何かの仕掛けが作動する音がガコンと響き、その直後、ニハルの頭上の天井に穴があいて、水がバシャア! と落ちてきた。
「きゃあ⁉ ちょ、ちょっと、風邪引いちゃうじゃない!」
水で全身がぐっしょり濡れたニハルは、レオタードがピッチリと体に張りつき、かなりエロティックな見た目になっている。
そこへ、のっぺらぼうのソープマン二体が、ゆらりと近寄ってきた。
「きゃ! な、なによ! 離してえ!」
ソープマン達は、ニハルの腕を力尽くで押さえると、前後から挟み撃ちにして、ギュウウと体を寄せてきた。
「あ! やあ! やめてえ!」
前後にピッタリと肌を重ね合わされ、ニハルは恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にした。ソープマン達は男性の体型をしているから、余計に、屈辱的だ。
「ほれほれ、もっと喜ばんか。スライムで汚れた体を、ソープマンで綺麗にしてやるのじゃぞ」
「こ、こんなの、気持ち悪い……!」
言っているそばから、肌を重ねているソープマン達は、体をシュッシュッと上下させ始めた。石鹸で出来ている自分達の体を、ニハルにこすりつけてくる。
「ああああ! やあああん!」
あまりのおぞましさに、ニハルはイヤイヤと首を振りながら、ソープマンの拘束から逃れようとする。その抵抗する様子がまた、かえって官能的である。
テイマーはいやらしく目を細めた。
「いい眺めじゃのう。ほれ、白く泡立った粘液が、体中に塗り込まれておるぞお」
水と合わさった石鹸が、白濁液となって、ニハルの胸を、尻を、太ももを、ベトベトに汚していく。
「ん! くうぅ!」
何度もおっぱいをこすられて、敏感なところを刺激されたか、思わず変な声をニハルは上げてしまう。
レオタード越しに、お尻の割れ目に沿って、ソープマンの股間のふくらみがあてがわれ、ゴシゴシとこすられる感覚も、気持ちが悪い。
「ひひひ、どうじゃ、心地良かろう。ソープマンの責めに耐えられた女子は、これまで一人もおらんかった。スライム責めに耐えたお前でも、これはさすがに感じてしまうじゃろう」
「だ、誰が……! 気持ち良くなんて、ない……!」
「そのような男好きする体を持っていながら、何を言うか。さあ、本能に従え、快楽に身を委ねよ。さすれば、楽になろうぞ」
ニハルの太ももを伝って、白くドロドロした粘液が垂れ落ちていく。実際は石鹸であるのだが、それがソープマンの体が削られたものだと思うと、ゾッとする。
「く……屈服なんて、絶対に、しないからあ……!」
頬を上気させ、わずかながら喘ぎ声を出しつつ、ニハルは涙目で強がりの言葉を吐いた。
「もうあとひと押し、と言ったところかのう……それでは、ソープマン達よ、もっと激しく体を動かすのじゃ!」
ソープマン達は、命令に従って、体をこすりつける動きをさらに激しくし始めた。
ヌッチャ! ヌッチャ! と粘っこい水音が鳴り響く。
「あんああああ……!」
ニハルは目をつむり、首を振りながら、甘い叫び声を上げた。
のっぺらぼうのソープマン達は、無表情のまま、自分の身を削って、ひたすらニハルの体を綺麗にしようとこすりつけてくる。
「あ……ふぁ……あ……」
もはや、ニハルはぼんやりとした表情で、心を無にして、ただ身を任せることしか出来ない。願うのは、早く、この時間が終わってほしい、ということである。
「調教は進んでおるか、テイマー」
そこへ、ルドルフが姿を現した。
「おお、これはこれは、ルドルフ様。順調でございます」
「なかなか強情な女だからな、俺に喜んで奉仕をするくらいには、陥落させるのだ」
「任せてくだされ。これまでにも、何人のバニーを淫らに仕立て上げたことか」
(ルドルフ……!)
キッ、とニハルはルドルフのことを睨みつけた。相変わらず泣きべそはかいているが、少しばかり、目に生気が戻っている。
「おい、テイマー。まだ生意気な顔を見せてくるぞ。調教が足りないのではないか」
「これは失礼しました。ほれ、ソープマン達。少し趣向を変えよ」
命令を下されたソープマン達は、激しい動きから一転、ゆったりとクネクネした動きで、ニハルの体を責め始めた。
「ひぁぁぁん……」
か細い声を上げて、ニハルは弱々しくもがいたが、ソープマンの腕力には逆らえない。
「ここを耐え抜いても、まだまだ、多くの拷問が待っておるぞ……くくく、最後はどこまで狂いよるかのう……」
冷たい地下に、ルドルフとテイマーの邪悪な笑い声がこだました。
ニハルは力なくうなだれながら、ただ、涙をこぼすことしか出来なかった。
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