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第15話 食堂での大乱闘
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「ぬぐお⁉」
ポチョムキンは胸に矢を受けた状態で、呻き、よろめいた。
大食堂は吹き抜け構造になっており、二階の回廊と直結している。その回廊から、仮面をかぶった黒ずくめの刺客達が次々と姿を現し、総勢二十名ほどが、一斉に、クロスボウで矢を放ち始めた。
「てめーら! 何しやがるんだーーー!」
アイヴィーは怒号を上げ、縦横無尽に鞭を振り回す。飛んでくる矢を、ニハルやイスカ、部下達に当たらないよう叩き落とす。
だが、全部は守りきれない。
「うわあ!」
「ぎゃあ!」
三人ほど、腕や脚を射貫かれて、負傷した。それでも致命傷ではないようだ。
「大丈夫か⁉ ポチョムキン!」
アイヴィーの呼び掛けに対して、ポチョムキンは親指をグッと立てて応える。
「平気だ! 筋肉で防いだ!」
矢を胸から引き抜いたポチョムキンは、うおおおお! と雄叫びを上げ、二脚の椅子を左右の手で抱え上げると、二階の回廊部にいる刺客達に向かって勢いよく投げつけた。
一人はサッとかわしたが、もう一人はちょうど矢を放っていたところだったので、間に合わず、椅子が直撃した。そのまま回廊の上で倒れた。
「お前達! 怪我はないか⁉」
続いて、アイヴィーは、三人の恋人達のところへ飛んでいった。彼女らはテーブルの端で食事を取っていたからか、幸いにも、矢の雨にさらされずにいた。
「平気! お姉様は⁉」
恋人達のうち、一番気の強いリーダー格の女子ナキアが答えた。
ホッとしたアイヴィーは、ナキア達の側に立ち、恋人達を断固守り抜く決意の表情で、回廊にいる刺客達を睨みつけた。
「どういうこと⁉ あいつらも、どこかの盗賊団……⁉」
「ニハルさん、テーブルの下に隠れてて! 次の攻撃が来る!」
イスカは、ニハルのことをかばいながら、腰の鞘より刀を抜いた。雷迅刀は家宝なので、よほどのことがなければ使わない。いまは普段使いの無銘の刀で十分だ。
刺客達は、クロスボウを構えたまま、宙へと飛んだ。二階の回廊部より落下しながら、再び斉射を始める。
イスカやアイヴィー、ポチョムキンといった腕の立つ者達は、飛んでくる矢を叩き落としたが、他の盗賊団員達は何人か負傷したようだ。あちこちから悲鳴が聞こえてくる。
一階に降り立った刺客達は、クロスボウを放り捨てると、今度はナイフを懐から取り出し、襲いかかってくる。
「こいつら――⁉ まさか、ニハルさんが狙いか!」
刺客達は、皆、一様にニハルへ向かって突撃してきている。
「させるかよーーー!」
恋人達の守りは部下に任せて、アイヴィーはこめかみに青筋を立てながら、鞭を振り回して、刺客達の中へと突進した。あっという間に、三人の刺客を倒す。
さらに活躍を見せたのは、イスカだ。
電光石火の速さで、四方八方へ跳び回ると、峰打ちによる一撃で次々と刺客達を昏倒させてゆく。それだけで、十人の刺客が、一気に無力化された。
ポチョムキンも大暴れした。筋肉に覆われた剛腕を振り回し、どんどん残る刺客達をなぎ倒してゆく。
いつの間にか、刺客は残り二人になっていた。
「こいつら、化け物か……⁉」
「ひ、退け! 退けー!」
恐れをなした二人の刺客は、食堂の窓をたたき割り、外へと逃げ出していった。
「なんなんだ、てめーらは! どうしてニハルを襲おうとした!」
倒れている刺客の一人を叩き起こしたアイヴィーは、相手の仮面を剥がし、首根っこを掴んで恫喝した。
仮面の下から現れたのは、中年男性の顔。目つきは鋭く、いかにも仕事人といった風情。だが、任務に失敗している時点で、腕は二流と言えよう。
「それは言えないな……」
「かっこつけんな、バーカ! 雑魚のくせによ!」
アイヴィーは思いきり、刺客の股間を蹴りつけた。金的に直撃したようで、刺客は目玉が飛び出んばかりに苦悶の表情を浮かべ、「おっぱああ!」とわけのわからない叫び声を上げている。
「次、なめた口きいたら、金玉ぶっ潰すぞ!」
「ま……待って……言う……言います……」
「誰の差し金だ!」
「ル……ルドルフ様の……命令です……」
「ああん⁉ ルドルフぅ⁉」
「ルドルフ様……より……ニハルをさらえ……とのことで……」
ルドルフ、の名を聞いたニハルとイスカは、互いの顔を見合わせた。
まさか、ここまでニハルに執着しているとは。
「ニハルぅ! こいつら、どーするよ! 全員、首でも刎ねておくか⁉」
一人、また一人と、ポチョムキンに縄で縛られている刺客達は、みんな揃って、ひいい、と悲鳴を上げた。士気が低い。おそらく、ルドルフに命じられて、急ごしらえで作られた襲撃隊なのだろう。
「いーよ、そこまでしなくて。かわいそうだよ」
「もしかして、こいつら、そのまま逃がす気か⁉」
「うん。私の領地で、人の血とか流したくないし」
「だけど、次はもっと武装して襲ってくるかもしれないんだぜ!」
「『賭けてみる』?」
ニハルの言葉に、イスカはハッとなった。
いま、彼女は、スキル「ギャンブル無敗」を使おうとしている。
「この人達はもう襲ってこない。私はそう思うけど、アイヴィーは?」
「襲ってくるに決まってるだろ!」
「じゃあ、『一ヶ月以内にまた襲ってこなかったら私の勝ち』、『その間にまた来たら、アイヴィーの勝ち』、っていうところでどうかな?」
「ったく、カジノにいたからか? ほんとに賭け事が好きなやつだな……いいぜ、乗ったよ。その代わり、オレが勝ったら、一回抱かせろよ」
「いいよ♪ どんなエッチなことでもさせてあげる♪ だけど、私が勝ったら、美味しい野菜料理をうんとご馳走してもらうからね♪」
「決まりだな……ポチョムキン!」
アイヴィーはポチョムキンに命じて、刺客達を叩き起こしつつ、どんどん外へと運ばせた。
後ろ手に縛られている状態のまま、刺客達はほうほうの体で、邸を後にするのであった。
そして、その晩――
ポチョムキンは胸に矢を受けた状態で、呻き、よろめいた。
大食堂は吹き抜け構造になっており、二階の回廊と直結している。その回廊から、仮面をかぶった黒ずくめの刺客達が次々と姿を現し、総勢二十名ほどが、一斉に、クロスボウで矢を放ち始めた。
「てめーら! 何しやがるんだーーー!」
アイヴィーは怒号を上げ、縦横無尽に鞭を振り回す。飛んでくる矢を、ニハルやイスカ、部下達に当たらないよう叩き落とす。
だが、全部は守りきれない。
「うわあ!」
「ぎゃあ!」
三人ほど、腕や脚を射貫かれて、負傷した。それでも致命傷ではないようだ。
「大丈夫か⁉ ポチョムキン!」
アイヴィーの呼び掛けに対して、ポチョムキンは親指をグッと立てて応える。
「平気だ! 筋肉で防いだ!」
矢を胸から引き抜いたポチョムキンは、うおおおお! と雄叫びを上げ、二脚の椅子を左右の手で抱え上げると、二階の回廊部にいる刺客達に向かって勢いよく投げつけた。
一人はサッとかわしたが、もう一人はちょうど矢を放っていたところだったので、間に合わず、椅子が直撃した。そのまま回廊の上で倒れた。
「お前達! 怪我はないか⁉」
続いて、アイヴィーは、三人の恋人達のところへ飛んでいった。彼女らはテーブルの端で食事を取っていたからか、幸いにも、矢の雨にさらされずにいた。
「平気! お姉様は⁉」
恋人達のうち、一番気の強いリーダー格の女子ナキアが答えた。
ホッとしたアイヴィーは、ナキア達の側に立ち、恋人達を断固守り抜く決意の表情で、回廊にいる刺客達を睨みつけた。
「どういうこと⁉ あいつらも、どこかの盗賊団……⁉」
「ニハルさん、テーブルの下に隠れてて! 次の攻撃が来る!」
イスカは、ニハルのことをかばいながら、腰の鞘より刀を抜いた。雷迅刀は家宝なので、よほどのことがなければ使わない。いまは普段使いの無銘の刀で十分だ。
刺客達は、クロスボウを構えたまま、宙へと飛んだ。二階の回廊部より落下しながら、再び斉射を始める。
イスカやアイヴィー、ポチョムキンといった腕の立つ者達は、飛んでくる矢を叩き落としたが、他の盗賊団員達は何人か負傷したようだ。あちこちから悲鳴が聞こえてくる。
一階に降り立った刺客達は、クロスボウを放り捨てると、今度はナイフを懐から取り出し、襲いかかってくる。
「こいつら――⁉ まさか、ニハルさんが狙いか!」
刺客達は、皆、一様にニハルへ向かって突撃してきている。
「させるかよーーー!」
恋人達の守りは部下に任せて、アイヴィーはこめかみに青筋を立てながら、鞭を振り回して、刺客達の中へと突進した。あっという間に、三人の刺客を倒す。
さらに活躍を見せたのは、イスカだ。
電光石火の速さで、四方八方へ跳び回ると、峰打ちによる一撃で次々と刺客達を昏倒させてゆく。それだけで、十人の刺客が、一気に無力化された。
ポチョムキンも大暴れした。筋肉に覆われた剛腕を振り回し、どんどん残る刺客達をなぎ倒してゆく。
いつの間にか、刺客は残り二人になっていた。
「こいつら、化け物か……⁉」
「ひ、退け! 退けー!」
恐れをなした二人の刺客は、食堂の窓をたたき割り、外へと逃げ出していった。
「なんなんだ、てめーらは! どうしてニハルを襲おうとした!」
倒れている刺客の一人を叩き起こしたアイヴィーは、相手の仮面を剥がし、首根っこを掴んで恫喝した。
仮面の下から現れたのは、中年男性の顔。目つきは鋭く、いかにも仕事人といった風情。だが、任務に失敗している時点で、腕は二流と言えよう。
「それは言えないな……」
「かっこつけんな、バーカ! 雑魚のくせによ!」
アイヴィーは思いきり、刺客の股間を蹴りつけた。金的に直撃したようで、刺客は目玉が飛び出んばかりに苦悶の表情を浮かべ、「おっぱああ!」とわけのわからない叫び声を上げている。
「次、なめた口きいたら、金玉ぶっ潰すぞ!」
「ま……待って……言う……言います……」
「誰の差し金だ!」
「ル……ルドルフ様の……命令です……」
「ああん⁉ ルドルフぅ⁉」
「ルドルフ様……より……ニハルをさらえ……とのことで……」
ルドルフ、の名を聞いたニハルとイスカは、互いの顔を見合わせた。
まさか、ここまでニハルに執着しているとは。
「ニハルぅ! こいつら、どーするよ! 全員、首でも刎ねておくか⁉」
一人、また一人と、ポチョムキンに縄で縛られている刺客達は、みんな揃って、ひいい、と悲鳴を上げた。士気が低い。おそらく、ルドルフに命じられて、急ごしらえで作られた襲撃隊なのだろう。
「いーよ、そこまでしなくて。かわいそうだよ」
「もしかして、こいつら、そのまま逃がす気か⁉」
「うん。私の領地で、人の血とか流したくないし」
「だけど、次はもっと武装して襲ってくるかもしれないんだぜ!」
「『賭けてみる』?」
ニハルの言葉に、イスカはハッとなった。
いま、彼女は、スキル「ギャンブル無敗」を使おうとしている。
「この人達はもう襲ってこない。私はそう思うけど、アイヴィーは?」
「襲ってくるに決まってるだろ!」
「じゃあ、『一ヶ月以内にまた襲ってこなかったら私の勝ち』、『その間にまた来たら、アイヴィーの勝ち』、っていうところでどうかな?」
「ったく、カジノにいたからか? ほんとに賭け事が好きなやつだな……いいぜ、乗ったよ。その代わり、オレが勝ったら、一回抱かせろよ」
「いいよ♪ どんなエッチなことでもさせてあげる♪ だけど、私が勝ったら、美味しい野菜料理をうんとご馳走してもらうからね♪」
「決まりだな……ポチョムキン!」
アイヴィーはポチョムキンに命じて、刺客達を叩き起こしつつ、どんどん外へと運ばせた。
後ろ手に縛られている状態のまま、刺客達はほうほうの体で、邸を後にするのであった。
そして、その晩――
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