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本編
7.初めての夜
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「その、恥ずかしい話なのだが。君は、幼馴染と仲がいい」
「はい、そうかもしれません」
「妬いてしまう」
「・・・はい」
「もう、二人で会うのは、控えてほしい」
「はい」
リーバイのことであろう。確かに、彼のような人と二人で会うのは、結婚したからには、控えるべきであろう。大切な夫に、誤解されるような状況になるのは、悲しい。
「あと、俺はどうも無口になってしまうが・・・」
「はい」
「君のことは、いつでも一番に考えているつもりだ。これからは、なるべく口に出していきたいと思っている」
「はい、私もそうします」
こうした時間のことを、賢者タイムというのであろうか。裸で抱きしめられていると、それだけで嬉しくなるが、よく考えたらまだ肝心の子種を注がれていない。
「あの、今夜は、その・・・もう、終わりですか?」
「・・・そうしたくない」
そう言うと、グレンの手が、またお尻の辺りを触り始めた。グレンは、メイティーラのお尻がお気に入りになってしまったのか、さっきから臀部ばかりをかわいがっている。
―――男の人って、胸の方が好きかと思っていたけど、お尻の方が好きな人もいるのね。
まさか、馬車の中での一瞬の映像が、グレンをお尻好きにさせてしまったとは、想像もできないメイティーラであった。
そのまま唇を侵され、グレンは指で、秘裂を探り始めた。さっきの愛撫よりも深く、指を入れる。
「あっ、んん、んーー」
「声を、抑えないで。君の声が聞きたい」
唇を乳頭に這わせ、その突起を舐め、吸い上げながら、同時にクリトリスを弄る。上下に、やさしく剥きながら、そして2本目の指を入れた。
「こうして、広げていかないと、痛いみたいだから」
「――はい」
ぼおっとしそうな頭の片隅で、さっき口にした肉棒は、確かに大きかったことを思い出す。また、その肉棒は興奮して、固くなっていた。
「お尻がみたいから、四つん這いになってくれるかな」
メイティーラをひっくり返し、お尻を両手でつかんだ。そして、その肉棒を内股に沿って、這うように入れる。
グレンはその昂りを、クリトリスに当てながら、その秘穴を探す。くちゅ、っという音と共に、先端が入って来た。
「はぁ、ああ、メイティ、いくよ」
「――は、はい」
ぐちゅん、という音と共に、彼の昂りが少しづつ侵入してくる。――熱い。そして、圧迫される。処女膜に到達すると、少し痛みを感じたが、それ以上に太い肉棒の存在感が、迫ってくるようだった。
「んんー、んっ」
「痛いかもしれないが、呼吸して」
「は、っはい」
返事をすると、一気に内側に入り込んできた。ズドン、という感触を、膣の奥に感じる。
「メイティ、メイティ、はぁ、愛してる」
最奥まで到達した肉棒は、すぐに動き始めた。初めはゆっくりと、抜き、そして突く。そのたびに、ぐちゅん、という音がする。
「メイティーーうう、好きだ、好きだ、ああ、あったかい、気持ちいい」
昼間とは打って違って、饒舌なグレンは、叫びながら腰を振った。パン、パンという音が、どんどんとぐちゅ、ぐちゅという音になり、そしてピストンは早くなっていく。
「ああ、すごい、メイティ、んっ、すごくイイよ」
「あぁぁ、あん、あん、グレンさま」
「グレン、だ、メイティ」
「―――グレン、すごい」
二人でお互いの名前を呼び合う。それがまた、二人の興奮を高めていく。
「グレン、グレン、あっ、あぁぁぁ」
「イきそうだね、俺も、イくよっ」
メイティは、目の前がチカチカと輝くような錯覚を覚えた。そして、快感が全身を貫いていく。
同時に、ぐいっ、ぐいっと深く挿入したグレンが、大きくなった先端からその白濁を、メイティの最奥に放つ。ドクっとした温かい感触が、メイティの中に入っていった。
「はぁっ、メイティ、―――愛しているよ。ありがとう」
「はい、グレン。素敵でした」
髪を撫でながら、グレンはキスを落とす。二人、幸せに包まれた時だった。グレンにお尻を撫でられながら、メイティーラは眠りについた。
―――その後、メイティーラに毎年パンツを贈り、そしてパンツを脱がすことができたのは、その生涯でグレンただ一人だけであったという。
(おわり)
「はい、そうかもしれません」
「妬いてしまう」
「・・・はい」
「もう、二人で会うのは、控えてほしい」
「はい」
リーバイのことであろう。確かに、彼のような人と二人で会うのは、結婚したからには、控えるべきであろう。大切な夫に、誤解されるような状況になるのは、悲しい。
「あと、俺はどうも無口になってしまうが・・・」
「はい」
「君のことは、いつでも一番に考えているつもりだ。これからは、なるべく口に出していきたいと思っている」
「はい、私もそうします」
こうした時間のことを、賢者タイムというのであろうか。裸で抱きしめられていると、それだけで嬉しくなるが、よく考えたらまだ肝心の子種を注がれていない。
「あの、今夜は、その・・・もう、終わりですか?」
「・・・そうしたくない」
そう言うと、グレンの手が、またお尻の辺りを触り始めた。グレンは、メイティーラのお尻がお気に入りになってしまったのか、さっきから臀部ばかりをかわいがっている。
―――男の人って、胸の方が好きかと思っていたけど、お尻の方が好きな人もいるのね。
まさか、馬車の中での一瞬の映像が、グレンをお尻好きにさせてしまったとは、想像もできないメイティーラであった。
そのまま唇を侵され、グレンは指で、秘裂を探り始めた。さっきの愛撫よりも深く、指を入れる。
「あっ、んん、んーー」
「声を、抑えないで。君の声が聞きたい」
唇を乳頭に這わせ、その突起を舐め、吸い上げながら、同時にクリトリスを弄る。上下に、やさしく剥きながら、そして2本目の指を入れた。
「こうして、広げていかないと、痛いみたいだから」
「――はい」
ぼおっとしそうな頭の片隅で、さっき口にした肉棒は、確かに大きかったことを思い出す。また、その肉棒は興奮して、固くなっていた。
「お尻がみたいから、四つん這いになってくれるかな」
メイティーラをひっくり返し、お尻を両手でつかんだ。そして、その肉棒を内股に沿って、這うように入れる。
グレンはその昂りを、クリトリスに当てながら、その秘穴を探す。くちゅ、っという音と共に、先端が入って来た。
「はぁ、ああ、メイティ、いくよ」
「――は、はい」
ぐちゅん、という音と共に、彼の昂りが少しづつ侵入してくる。――熱い。そして、圧迫される。処女膜に到達すると、少し痛みを感じたが、それ以上に太い肉棒の存在感が、迫ってくるようだった。
「んんー、んっ」
「痛いかもしれないが、呼吸して」
「は、っはい」
返事をすると、一気に内側に入り込んできた。ズドン、という感触を、膣の奥に感じる。
「メイティ、メイティ、はぁ、愛してる」
最奥まで到達した肉棒は、すぐに動き始めた。初めはゆっくりと、抜き、そして突く。そのたびに、ぐちゅん、という音がする。
「メイティーーうう、好きだ、好きだ、ああ、あったかい、気持ちいい」
昼間とは打って違って、饒舌なグレンは、叫びながら腰を振った。パン、パンという音が、どんどんとぐちゅ、ぐちゅという音になり、そしてピストンは早くなっていく。
「ああ、すごい、メイティ、んっ、すごくイイよ」
「あぁぁ、あん、あん、グレンさま」
「グレン、だ、メイティ」
「―――グレン、すごい」
二人でお互いの名前を呼び合う。それがまた、二人の興奮を高めていく。
「グレン、グレン、あっ、あぁぁぁ」
「イきそうだね、俺も、イくよっ」
メイティは、目の前がチカチカと輝くような錯覚を覚えた。そして、快感が全身を貫いていく。
同時に、ぐいっ、ぐいっと深く挿入したグレンが、大きくなった先端からその白濁を、メイティの最奥に放つ。ドクっとした温かい感触が、メイティの中に入っていった。
「はぁっ、メイティ、―――愛しているよ。ありがとう」
「はい、グレン。素敵でした」
髪を撫でながら、グレンはキスを落とす。二人、幸せに包まれた時だった。グレンにお尻を撫でられながら、メイティーラは眠りについた。
―――その後、メイティーラに毎年パンツを贈り、そしてパンツを脱がすことができたのは、その生涯でグレンただ一人だけであったという。
(おわり)
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