211 / 276
第六章 山口観光騒動記
第二百九話 凱旋のバトルオブスレイヤー
しおりを挟む
零夜達ブレイブペガサスと殿町達デビルキラーズのバトルオブスレイヤーは、彼とミミの故郷である山口市で行う事になった。二人にとっては地元凱旋試合となるが、相手がアークスレイヤーとなると勝たなければいけないのだ。
ルリカ達は観客席に移動していて、他の観客も席に座っている。しかし、アークスレイヤーの観客はいない為、完全ホームとなっているのだ。
「いよいよ始まりますね……零夜様、頑張ってください!」
「ミミー!春川家の意地を見せてくれー!」
「零夜!しっかりしなさいよー!負けたら分かっているわねー!」
ルリカ達の声援が響く中、ラビリンがマイクを構えながら姿を現す。同時にテレビ中継も始まっているので、全世界がこの戦いを視聴しているのだ。
「さあ、いよいよ始まります!今回のバトルオブスレイヤーは、ブレイブペガサスとデビルキラーズの世紀の一戦!ブレイブペガサスの戦いを伝えるのは、実況と司会のラビリンです!お願いします!」
ラビリンの自己紹介に観客達から歓声が響き渡り、彼女は手を振りながら笑顔で応えていた。彼女の実況と司会はファンは多く生み出していて、四分の一の観客が彼女目当てに来ているのだ。
「審判には神々からの使いであるトキコさんです!今日も宜しくお願いします!」
「任せて!厳格な審判は私がどうにかするから!」
審判のトキコはウインクしながら応えていた直後、それぞれの入場ゲートからシグナルが発せられる。どうやら入場の準備ができたとの事だろう。
「それでは、選手入場!まずはデビルキラーズです!」
ラビリンの合図と同時にメタルバンドの音楽が鳴り響き、ゲートから殿町を筆頭としたデビルキラーズが姿を現す。彼等は一列で入場しているが、その動きはバラバラとなっているのだ。
出場するメンバーについてはこの通りである珍しくないですね。名取さん痛いの。
デビルキラーズ
キャプテン:殿町亮太
羽田道之助
坂巻小吉
沼田大二郎
花山炭五郎
乗川太郎
乗川次郎
グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン
「悪の刺客、ここにあり!デビルキラーズ!」
「引っ込めー!」
「また来やがったな、この問題児共が!」
当然観客からはブーイングの嵐が鳴り響き、デビルキラーズに向かって物が投げつけられる始末。あまり人気がないのが証拠で、当然殿町はワナワナと震え出してしまう。
「ブーイングは当然の事だ……普通に勝てば良いんだよ」
(((大丈夫か……?)))
殿町は平然としながら耐えているが、その様子に羽田達は心配そうな表情をしてしまう。この戦いにどう影響を与えるのか気になるところだ。
「続きまして、ブレイブペガサスの入場です!」
ブレイブペガサス
キャプテン:東零夜
春川ミミ
藍原倫子
国重ヒカリ
エヴァ
アミリス
ソニア
ジャンヌ・ダルク
「運命を切り拓くニューエース軍団!ブレイブペガサス!」
「「「ワアアアアアア!」」」
ラビリンの実況と同時に、ブレイブペガサスに対して観客から大歓声が沸き起こる。地元出身の戦士が二人いるとなると、ブレイブペガサスを応援したくなる事に我慢が出来なくなったのだ。
「頼んだぞ、東!」
「春川、行けー!」
「我等地元の希望だ!絶対に勝てよ!」
観客達からの大歓声に対し、零夜は冷静に頷きながらミミ達に視線を移す。地元の人達の期待がかかるプレッシャーもあるみたいだが、零夜は目の前の敵を倒す事に集中力を高めているのだ。
「この戦いで勝てば課題はクリアとなる。しかし、相手は因縁の敵。やるからには容赦なく本気で倒すぞ!」
「「「おう!」」」
零夜からの宣言にミミ達は一斉に応え、それぞれの役割である配置に移動し始める。バトルオブスレイヤーは相手陣地の攻めと味方陣地の守りに分かれて行動する為、偏りのない戦法をどう繰り広げるのか大事になるだろう。
まずはブレイブペガサスから。攻めは零夜、ミミ、ソニア、エヴァの四人。守りは倫子、ヒカリ、アミリス、ジャンヌの四人となる4ー4である。バランスの良さが取れていて、基本的なオーソドックスと言えるだろう。
対するデビルキラーズは攻めが殿町、羽田、沼田の三人、守りは坂巻、花山、乗川兄弟、ラスプーチンの五人である3ー5の態勢である。守りを少し固くする態勢を考えているが、罠を仕掛けてくるので要注意だ。
「準備は良い?では、試合開始!」
トキコの合図と同時に戦闘が始まり、大歓声が響き渡る。同時に戦士達が駆け出しながら、敵陣地を目指し始めたのだ。
「最初から一気に攻める!狙うは東だ!」
「俺もそっちに向かう!」
「おい、待て!東を倒すのは俺だ!」
羽田と沼田は零夜を倒そうと向かってしまい、それに殿町も慌てながら零夜を倒そうとしている。彼等は零夜を倒そうと躍起になっていて、守りの方も零夜を倒そうとウズウズする者が続出していくだろう。
「デビルキラーズは東零夜を狙おうと先走っている!これはどうやら東争奪戦が始まるのか!?」
「これはどうやら決まったな……奴等は本当に馬鹿としか言えないな……」
ラビリンの実況が響き渡る中、観客席には神室の姿もいた。この様子に彼はため息をつくしかなく、呆れた表情をしているのだ。
バトルオブスレイヤーは各々の戦力だけでなく、仲間との連携と絆が試されるチームワークの試合だ。ブレイブペガサスのチーム連携がとても良く、自身の役割を活かしながら戦いを繰り広げている。しかしデビルキラーズは大した連携力はなく、皆が零夜を狙おうとしているのが欠点なのだ。
「明らかに狙いは俺か!本当にしつこいとなると、守備に入っている奴等も……」
零夜が真剣な表情で今後の展開を推測した途端、敵陣の方で新たな動きがあった。坂巻、花山、乗川兄弟まで守りの役割を捨ててしまい、そのまま零夜を倒そうと動き出してしまったのだ。
「あーっと!坂巻、花山、乗川兄弟まで!守りを捨てて自らの欲望の為に突っ走った!」
「やっぱり奴等は俺を恨んでいるのか!ソニア、敵陣を攻めてくれ!ラスプーチンは魔術系を得意とするが、お前の刃なら倒せる!」
「任せとけ!罠もすべて破壊するからよ!」
ソニアは単独で敵陣を攻めに向かい出し、残ったのは零夜、ミミ、エヴァの三人となった。すると殿町達七人が姿を現し、零夜を睨みつけながら戦闘態勢に入り始める。狙いは零夜でミミとエヴァは眼中にないのだ。
「となると……ここは一人ずつ前に出て相手になろう。まずは誰が出るつもりだ?」
零夜からの真剣な質問に対し、まずは羽田が前に出る。羽田は腕を鳴らしながら戦闘態勢に入っていて、真剣な表情をしながら獲物を睨みつけていた。その様子だと最初から飛ばすつもりだろう。
「まずは俺が行くぜ。あと、このルールについてだが、俺達には特別なルールを仕組んでいるんだよ」
「特別なルール?まさか不正とかじゃないだろうな?」
零夜は羽田の説明に疑問に感じ、彼を真剣な表情で睨みつける。それに羽田は首を横に振りながら否定していて、本当の説明を伝え始める。
「そいつは違うな。俺達は脱落したら……そのまま消滅して死ぬ事になるんだよ……」
「「「!?」」」
羽田からの衝撃的な事実に、零夜達だけでなく観客達までも驚きを隠せずにいた。アークスレイヤーは失敗したら死を以て償うのが決まりであり、殿町達もそれを覚悟していた。バトルオブスレイヤーの戦いは始まったばかりだが、いきなりの展開で波乱が起きようとしたのだった。
ルリカ達は観客席に移動していて、他の観客も席に座っている。しかし、アークスレイヤーの観客はいない為、完全ホームとなっているのだ。
「いよいよ始まりますね……零夜様、頑張ってください!」
「ミミー!春川家の意地を見せてくれー!」
「零夜!しっかりしなさいよー!負けたら分かっているわねー!」
ルリカ達の声援が響く中、ラビリンがマイクを構えながら姿を現す。同時にテレビ中継も始まっているので、全世界がこの戦いを視聴しているのだ。
「さあ、いよいよ始まります!今回のバトルオブスレイヤーは、ブレイブペガサスとデビルキラーズの世紀の一戦!ブレイブペガサスの戦いを伝えるのは、実況と司会のラビリンです!お願いします!」
ラビリンの自己紹介に観客達から歓声が響き渡り、彼女は手を振りながら笑顔で応えていた。彼女の実況と司会はファンは多く生み出していて、四分の一の観客が彼女目当てに来ているのだ。
「審判には神々からの使いであるトキコさんです!今日も宜しくお願いします!」
「任せて!厳格な審判は私がどうにかするから!」
審判のトキコはウインクしながら応えていた直後、それぞれの入場ゲートからシグナルが発せられる。どうやら入場の準備ができたとの事だろう。
「それでは、選手入場!まずはデビルキラーズです!」
ラビリンの合図と同時にメタルバンドの音楽が鳴り響き、ゲートから殿町を筆頭としたデビルキラーズが姿を現す。彼等は一列で入場しているが、その動きはバラバラとなっているのだ。
出場するメンバーについてはこの通りである珍しくないですね。名取さん痛いの。
デビルキラーズ
キャプテン:殿町亮太
羽田道之助
坂巻小吉
沼田大二郎
花山炭五郎
乗川太郎
乗川次郎
グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン
「悪の刺客、ここにあり!デビルキラーズ!」
「引っ込めー!」
「また来やがったな、この問題児共が!」
当然観客からはブーイングの嵐が鳴り響き、デビルキラーズに向かって物が投げつけられる始末。あまり人気がないのが証拠で、当然殿町はワナワナと震え出してしまう。
「ブーイングは当然の事だ……普通に勝てば良いんだよ」
(((大丈夫か……?)))
殿町は平然としながら耐えているが、その様子に羽田達は心配そうな表情をしてしまう。この戦いにどう影響を与えるのか気になるところだ。
「続きまして、ブレイブペガサスの入場です!」
ブレイブペガサス
キャプテン:東零夜
春川ミミ
藍原倫子
国重ヒカリ
エヴァ
アミリス
ソニア
ジャンヌ・ダルク
「運命を切り拓くニューエース軍団!ブレイブペガサス!」
「「「ワアアアアアア!」」」
ラビリンの実況と同時に、ブレイブペガサスに対して観客から大歓声が沸き起こる。地元出身の戦士が二人いるとなると、ブレイブペガサスを応援したくなる事に我慢が出来なくなったのだ。
「頼んだぞ、東!」
「春川、行けー!」
「我等地元の希望だ!絶対に勝てよ!」
観客達からの大歓声に対し、零夜は冷静に頷きながらミミ達に視線を移す。地元の人達の期待がかかるプレッシャーもあるみたいだが、零夜は目の前の敵を倒す事に集中力を高めているのだ。
「この戦いで勝てば課題はクリアとなる。しかし、相手は因縁の敵。やるからには容赦なく本気で倒すぞ!」
「「「おう!」」」
零夜からの宣言にミミ達は一斉に応え、それぞれの役割である配置に移動し始める。バトルオブスレイヤーは相手陣地の攻めと味方陣地の守りに分かれて行動する為、偏りのない戦法をどう繰り広げるのか大事になるだろう。
まずはブレイブペガサスから。攻めは零夜、ミミ、ソニア、エヴァの四人。守りは倫子、ヒカリ、アミリス、ジャンヌの四人となる4ー4である。バランスの良さが取れていて、基本的なオーソドックスと言えるだろう。
対するデビルキラーズは攻めが殿町、羽田、沼田の三人、守りは坂巻、花山、乗川兄弟、ラスプーチンの五人である3ー5の態勢である。守りを少し固くする態勢を考えているが、罠を仕掛けてくるので要注意だ。
「準備は良い?では、試合開始!」
トキコの合図と同時に戦闘が始まり、大歓声が響き渡る。同時に戦士達が駆け出しながら、敵陣地を目指し始めたのだ。
「最初から一気に攻める!狙うは東だ!」
「俺もそっちに向かう!」
「おい、待て!東を倒すのは俺だ!」
羽田と沼田は零夜を倒そうと向かってしまい、それに殿町も慌てながら零夜を倒そうとしている。彼等は零夜を倒そうと躍起になっていて、守りの方も零夜を倒そうとウズウズする者が続出していくだろう。
「デビルキラーズは東零夜を狙おうと先走っている!これはどうやら東争奪戦が始まるのか!?」
「これはどうやら決まったな……奴等は本当に馬鹿としか言えないな……」
ラビリンの実況が響き渡る中、観客席には神室の姿もいた。この様子に彼はため息をつくしかなく、呆れた表情をしているのだ。
バトルオブスレイヤーは各々の戦力だけでなく、仲間との連携と絆が試されるチームワークの試合だ。ブレイブペガサスのチーム連携がとても良く、自身の役割を活かしながら戦いを繰り広げている。しかしデビルキラーズは大した連携力はなく、皆が零夜を狙おうとしているのが欠点なのだ。
「明らかに狙いは俺か!本当にしつこいとなると、守備に入っている奴等も……」
零夜が真剣な表情で今後の展開を推測した途端、敵陣の方で新たな動きがあった。坂巻、花山、乗川兄弟まで守りの役割を捨ててしまい、そのまま零夜を倒そうと動き出してしまったのだ。
「あーっと!坂巻、花山、乗川兄弟まで!守りを捨てて自らの欲望の為に突っ走った!」
「やっぱり奴等は俺を恨んでいるのか!ソニア、敵陣を攻めてくれ!ラスプーチンは魔術系を得意とするが、お前の刃なら倒せる!」
「任せとけ!罠もすべて破壊するからよ!」
ソニアは単独で敵陣を攻めに向かい出し、残ったのは零夜、ミミ、エヴァの三人となった。すると殿町達七人が姿を現し、零夜を睨みつけながら戦闘態勢に入り始める。狙いは零夜でミミとエヴァは眼中にないのだ。
「となると……ここは一人ずつ前に出て相手になろう。まずは誰が出るつもりだ?」
零夜からの真剣な質問に対し、まずは羽田が前に出る。羽田は腕を鳴らしながら戦闘態勢に入っていて、真剣な表情をしながら獲物を睨みつけていた。その様子だと最初から飛ばすつもりだろう。
「まずは俺が行くぜ。あと、このルールについてだが、俺達には特別なルールを仕組んでいるんだよ」
「特別なルール?まさか不正とかじゃないだろうな?」
零夜は羽田の説明に疑問に感じ、彼を真剣な表情で睨みつける。それに羽田は首を横に振りながら否定していて、本当の説明を伝え始める。
「そいつは違うな。俺達は脱落したら……そのまま消滅して死ぬ事になるんだよ……」
「「「!?」」」
羽田からの衝撃的な事実に、零夜達だけでなく観客達までも驚きを隠せずにいた。アークスレイヤーは失敗したら死を以て償うのが決まりであり、殿町達もそれを覚悟していた。バトルオブスレイヤーの戦いは始まったばかりだが、いきなりの展開で波乱が起きようとしたのだった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
魔人に就職しました。
ミネラル・ウィンター
ファンタジー
殺気を利用した剣術の達人である男、最上 悟(さいじょう さとる)。彼は突然、異世界に転移してしまう。その異世界で出会った魔物に魔人と呼ばれながら彼は魔物と異世界で平和に暮らす事を目指し、その魔物達と共に村を作った。
だが平和な暮らしを望む彼を他所に魔物達の村には勇者という存在が突如襲い掛かるのだった―――
【ただいま修正作業中の為、投稿しなおしています】
十人十色の強制ダンジョン攻略生活
ほんのり雪達磨
ファンタジー
クリアしなければ、死ぬこともできません。
妙な部屋で目が覚めた大量の人種を問わない人たちに、自称『運営』と名乗る何かは一方的にそう告げた。
難易度別に分けられたダンジョンと呼ぶ何かにランダムに配置されていて、クリア条件を達成しない限りリスポーンし続ける状態を強制されてしまった、らしい。
そんな理不尽に攫われて押し付けられた人たちの強制ダンジョン攻略生活。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
進め!羽柴村プロレス団!
宮代芥
大衆娯楽
関東某所にある羽柴村。人口1000人にも満たないこの村は、その人口に見合わないほどの発展を見せている。それはこの村には『羽柴村プロレス』と呼ばれるプロレス団があるからだ!
普段はさまざまな仕事に就いている彼らが、月に一度、最初の土曜日に興行を行う。社会人レスラーである彼らは、ある行事を控えていた。
それこそが子どもと大人がプロレスで勝負する、という『子どもの日プロレス』である。
大人は子どもを見守り、その成長を助ける存在でなくてならないが、時として彼らの成長を促すために壁として立ちはだかる。それこそがこの祭りの狙いなのである。
両輪が離婚し、環境を変えるためにこの村に引っ越してきた黒木正晴。ひょんなことから大人と試合をすることになってしまった小学三年生の彼は、果たしてどんな戦いを見せるのか!?
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
強奪系触手おじさん
兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる