141 / 277
第四章 エルフの森の怪物騒動
第百三十九話 バーサークの恐怖
しおりを挟む
バーサークの姿に零夜達は驚きを隠せずにいたが、目の前の敵に対して真剣な表情で切り替える。たとえどんな手強い相手でも、立ち向かわなければ戦士として失格であろう。
「ベルセルクの真の姿なら、俺達は何が何でも立ち向かうしかない。当然逃げる事はできないからな」
零夜は村雨を構えながら真剣な表情をしていて、それに風子も同意しながら頷いていた。
「零夜の言う通りだ。私達はこの程度で引かないだけでなく、その先に視線を移している。負けてしまったら、アークスレイヤーを滅ぼすのは夢のまた夢だろう」
風子は真剣な表情をしながらその先を見つめていて、ここで倒れない為にも冷静になる。バーサークは更に上を行く為の難関の試練でもあり、エルフの森などを守り切れるかの重大任務でもある。しかし、数十年前とは大違いである為、そう簡単には倒させてもらえないだろう。
するとバーサークが息を吸い込んだと同時に、光のブレスを零夜達に向けて放ってきた。
「ブレスだ!躱せ!」
ソニアの合図で全員が回避するが、その吐息から臭い匂いが漂ってきた。しかも、何処かで嗅いだ事がある匂いだ。
「何?この臭い匂いは……」
「ニンニクの匂いがする……なんか嫌かも……」
エヴァとルリカが臭い匂いに鼻を摘んだ直後、アミリスが真剣な表情でその匂いを察し始める。
「こいつ……ニンニク増しの餃子をいっぱい食べていたわ!しかも、大量に……」
「だからプレスが臭いのね……皆、ガスマスクを!」
キララの合図で彼女達はガスマスクを装着するが、零夜は平然としていた。彼はニンニクなど既に慣れているだけでなく、好物でもあるのだ。
「俺は全然平気だぜ!ニンニクは大好物だからな!」
「まさかニンニクが平気な奴がいるとはな……なら、これでどうだ!」
バーサークは全身の毛を針の様に逆立て、そのまま零夜に向けて発射する。それはミサイル針其の物だが、威力は効果抜群である。あまり多く受けてしまうと、ハリネズミどころか死んでしまう恐れもあるのだ。
「させるか!忍法変わり身の術!」
零夜は身代わりを用意して回避し、針は身代わりに命中。そのまま身代わりは爆発を起こし、辺り一面に煙が込められていた。
「ゲホッ!ゴホッ!変わり身を使うとは……何処に行った!?」
バーサークは煙で咳き込んでしまい、辺りを見回しながら零夜を探していた。忍者は煙玉を使用して相手の視界を遮るだけでなく、隙を突いての攻撃や逃亡も可能なのだ。
すると零夜がバーサークの背後から襲い掛かり、村雨を闇の刀「深淵」へと変化させた。その見た目は刀身がとても黒く、闇のオーラを纏っている。まさに危険な妖刀と言ってもいいぐらいだろう。
「隙ありだ!鎌鼬!」
「がっ!」
「からの……手裏剣乱れ投げ!」
零夜の強烈な闇の斬撃は、バーサークの尻尾にダメージを与えた。更に追い打ちを掛ける様に、手裏剣を敵の背中に当てる。まさに見事なコンビネーションと言ってもいいだろう。
「くそっ!よくも俺の尻尾に傷をつけたな!全身発火で倒してやる!」
バーサークは怒りを滲ませながら全身から炎を出し、接近しようとする零夜達を近付けない様にする。そのまま突っ込めば自殺行為と言えるが、水魔術を使うマーリンは大違いである。
「この様な炎は私に任せて!アクアストーム!」
マーリンは両手から水の竜巻を召喚し、バーサークに竜巻のダメージを与えていく。同時に水によって炎も消えてしまい、あっという間に鎮火してしまったのだ。
「テメェ、俺の炎を消しやがって!余計な事をするな!」
「アンタが炎を出すのが悪いでしょ!山火事になったらどう責任を取るのよ!」
竜巻を喰らったバーサークはいちゃもんを付けるが、マーリンは正当な理由で反論する。確かに炎を出していれば山火事になりそうなので、早めに鎮火しなければならないのだ。
「ええい!こうなったら奥の手だ!フルバス!」
ヒュルセルクは指から光線を発射し、そのままヒカリに命中して煙が出てしまう。
「キャッ!」
「ヒカリさん、大丈夫ですか!?」
ジェニーがヒカリの元に駆け寄った途端、いきなり煙が晴れてきた。全員がヒカリに視線を移した途端、いつの間にか彼女の服が変わっていたのだ。
「あれ?ナース服?」
「「「へ!?」」」
「無事でしたが……服変わっているのは驚きです……」
なんとヒカリの衣装は裸オーバーオールからナース服へと変わっていて、この光景にミミ達は唖然とする。ダメージを受けてなかったのは良かったが、いきなり服を変えられたのは想定外と言えるだろう。
「どうだ?フルバスは相手の服を変える事ができるのだ!ズボンスタイルばかりじゃ飽きる人もいるからな!」
「できるのだじゃないよ!何考えてんだバッキャロウ!!」
「ぶへっ!」
零夜のツッコミパンチはバーサークの顔面を捉え、敵は地面に墜落して不時着してしまう。あんな攻撃をしたら誰だって殴り飛ばされるのは当然だが、下手したら警察行きとなる事もあり得るのだ。
「あっ、元に戻った」
「良かったですね」
バーサークが倒れたと同時にヒカリの衣装も元に戻り、それにジェニー達も安堵のため息をつく。人の衣装が突然変化すれば誰だって驚くのは勿論、中には人が嫌がる衣装もあるのだ。
特にヒカリは歌のお姉さんなので、彼女にナース服を着せるのはどうかと思う。だからこそ、今の姿である裸オーバーオールがとても似合うのだ。
「お前な!くだらない魔術をかけて何の特があるんだよ!」
零夜は怒りの表情でバーサークを睨みつけながら、くだらない魔術を指摘する。今の様な魔術は流石にどうかと思うだけでなく、大馬鹿者のやる事だと感じているのだろう。
「うるさい!俺はズボンよりもスカート派なんだよ!パンチラとか見えたら最高じゃないか!」
「そんな理由でくだらない魔術を掛けるな!」
「あべし!」
零夜は怒りの蹴りをヒュルセルクの脳天に叩き込み、追加の大ダメージを与える。人の服を魔術で変えるのはいたずらっ子のやるべき事だと思うし、最終的には殴り飛ばされてしまう。まさに自業自得というべきだ。
因みに零夜はパンチラとかが苦手なので、ズボン派となっているのだ。
「元に戻って良かったけど……くだらない魔術を掛けられたのなら、こっちも反撃しないと!」
「そうですね。やられたら倍返ししましょう!」
ヒカリは安堵しながらも気を引き締め、ジェニーも頷きながら同意する。そのままヒカリ達は気を引き締めながらも、戦闘態勢に再び入ったのだった。
「ベルセルクの真の姿なら、俺達は何が何でも立ち向かうしかない。当然逃げる事はできないからな」
零夜は村雨を構えながら真剣な表情をしていて、それに風子も同意しながら頷いていた。
「零夜の言う通りだ。私達はこの程度で引かないだけでなく、その先に視線を移している。負けてしまったら、アークスレイヤーを滅ぼすのは夢のまた夢だろう」
風子は真剣な表情をしながらその先を見つめていて、ここで倒れない為にも冷静になる。バーサークは更に上を行く為の難関の試練でもあり、エルフの森などを守り切れるかの重大任務でもある。しかし、数十年前とは大違いである為、そう簡単には倒させてもらえないだろう。
するとバーサークが息を吸い込んだと同時に、光のブレスを零夜達に向けて放ってきた。
「ブレスだ!躱せ!」
ソニアの合図で全員が回避するが、その吐息から臭い匂いが漂ってきた。しかも、何処かで嗅いだ事がある匂いだ。
「何?この臭い匂いは……」
「ニンニクの匂いがする……なんか嫌かも……」
エヴァとルリカが臭い匂いに鼻を摘んだ直後、アミリスが真剣な表情でその匂いを察し始める。
「こいつ……ニンニク増しの餃子をいっぱい食べていたわ!しかも、大量に……」
「だからプレスが臭いのね……皆、ガスマスクを!」
キララの合図で彼女達はガスマスクを装着するが、零夜は平然としていた。彼はニンニクなど既に慣れているだけでなく、好物でもあるのだ。
「俺は全然平気だぜ!ニンニクは大好物だからな!」
「まさかニンニクが平気な奴がいるとはな……なら、これでどうだ!」
バーサークは全身の毛を針の様に逆立て、そのまま零夜に向けて発射する。それはミサイル針其の物だが、威力は効果抜群である。あまり多く受けてしまうと、ハリネズミどころか死んでしまう恐れもあるのだ。
「させるか!忍法変わり身の術!」
零夜は身代わりを用意して回避し、針は身代わりに命中。そのまま身代わりは爆発を起こし、辺り一面に煙が込められていた。
「ゲホッ!ゴホッ!変わり身を使うとは……何処に行った!?」
バーサークは煙で咳き込んでしまい、辺りを見回しながら零夜を探していた。忍者は煙玉を使用して相手の視界を遮るだけでなく、隙を突いての攻撃や逃亡も可能なのだ。
すると零夜がバーサークの背後から襲い掛かり、村雨を闇の刀「深淵」へと変化させた。その見た目は刀身がとても黒く、闇のオーラを纏っている。まさに危険な妖刀と言ってもいいぐらいだろう。
「隙ありだ!鎌鼬!」
「がっ!」
「からの……手裏剣乱れ投げ!」
零夜の強烈な闇の斬撃は、バーサークの尻尾にダメージを与えた。更に追い打ちを掛ける様に、手裏剣を敵の背中に当てる。まさに見事なコンビネーションと言ってもいいだろう。
「くそっ!よくも俺の尻尾に傷をつけたな!全身発火で倒してやる!」
バーサークは怒りを滲ませながら全身から炎を出し、接近しようとする零夜達を近付けない様にする。そのまま突っ込めば自殺行為と言えるが、水魔術を使うマーリンは大違いである。
「この様な炎は私に任せて!アクアストーム!」
マーリンは両手から水の竜巻を召喚し、バーサークに竜巻のダメージを与えていく。同時に水によって炎も消えてしまい、あっという間に鎮火してしまったのだ。
「テメェ、俺の炎を消しやがって!余計な事をするな!」
「アンタが炎を出すのが悪いでしょ!山火事になったらどう責任を取るのよ!」
竜巻を喰らったバーサークはいちゃもんを付けるが、マーリンは正当な理由で反論する。確かに炎を出していれば山火事になりそうなので、早めに鎮火しなければならないのだ。
「ええい!こうなったら奥の手だ!フルバス!」
ヒュルセルクは指から光線を発射し、そのままヒカリに命中して煙が出てしまう。
「キャッ!」
「ヒカリさん、大丈夫ですか!?」
ジェニーがヒカリの元に駆け寄った途端、いきなり煙が晴れてきた。全員がヒカリに視線を移した途端、いつの間にか彼女の服が変わっていたのだ。
「あれ?ナース服?」
「「「へ!?」」」
「無事でしたが……服変わっているのは驚きです……」
なんとヒカリの衣装は裸オーバーオールからナース服へと変わっていて、この光景にミミ達は唖然とする。ダメージを受けてなかったのは良かったが、いきなり服を変えられたのは想定外と言えるだろう。
「どうだ?フルバスは相手の服を変える事ができるのだ!ズボンスタイルばかりじゃ飽きる人もいるからな!」
「できるのだじゃないよ!何考えてんだバッキャロウ!!」
「ぶへっ!」
零夜のツッコミパンチはバーサークの顔面を捉え、敵は地面に墜落して不時着してしまう。あんな攻撃をしたら誰だって殴り飛ばされるのは当然だが、下手したら警察行きとなる事もあり得るのだ。
「あっ、元に戻った」
「良かったですね」
バーサークが倒れたと同時にヒカリの衣装も元に戻り、それにジェニー達も安堵のため息をつく。人の衣装が突然変化すれば誰だって驚くのは勿論、中には人が嫌がる衣装もあるのだ。
特にヒカリは歌のお姉さんなので、彼女にナース服を着せるのはどうかと思う。だからこそ、今の姿である裸オーバーオールがとても似合うのだ。
「お前な!くだらない魔術をかけて何の特があるんだよ!」
零夜は怒りの表情でバーサークを睨みつけながら、くだらない魔術を指摘する。今の様な魔術は流石にどうかと思うだけでなく、大馬鹿者のやる事だと感じているのだろう。
「うるさい!俺はズボンよりもスカート派なんだよ!パンチラとか見えたら最高じゃないか!」
「そんな理由でくだらない魔術を掛けるな!」
「あべし!」
零夜は怒りの蹴りをヒュルセルクの脳天に叩き込み、追加の大ダメージを与える。人の服を魔術で変えるのはいたずらっ子のやるべき事だと思うし、最終的には殴り飛ばされてしまう。まさに自業自得というべきだ。
因みに零夜はパンチラとかが苦手なので、ズボン派となっているのだ。
「元に戻って良かったけど……くだらない魔術を掛けられたのなら、こっちも反撃しないと!」
「そうですね。やられたら倍返ししましょう!」
ヒカリは安堵しながらも気を引き締め、ジェニーも頷きながら同意する。そのままヒカリ達は気を引き締めながらも、戦闘態勢に再び入ったのだった。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる