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第四章 エルフの森の怪物騒動
第百九話 ダイナマイツの命運
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ロベリアから帰還して二週間後、零夜は会社帰りにドリームバトルレスラーズの道場に通っていた。選ばれし戦士としての経験を活かした動きはとても良く、プロ顔負けの技もこなすようになってきた。
「はっ!」
この日もコーナーポストからのムーンサルトプレスが室山に決まり、この光景に雷電も納得の表情をしていた。
「やるじゃないか。選ばれし戦士としての宿命を果たしているし、今の技も良かったぞ」
「ありがとうございます」
雷電から褒められた零夜は、笑顔で一礼しながら応える。選ばれし戦士としての戦いがプロレスにも通用していて、彼にとってもプラスになっていた。更に様々なプロレス技も短期間で取得し、デビューするのも時間の問題である。
零夜がリングから降りようとした途端、倫子が彼の元に駆け寄ってきた。彼女は蹴りのトレーニングを終えたばかりで、零夜の様子を観に来ていたのだ。
「やるやん、零夜君。プロデビューしたら、ウチとのタッグも実現するかもね。そうなると黒田さんと室山君のいるユニット『ダイナマイツ』から脱退しないといけないけどな……」
倫子は零夜がプロデビューすれば、自身はダイナマイツから脱退し、彼と共に行動する事になる。だが、かつての仲間達と離れてしまうのは、そう簡単に容易くない事を実感している。
これからどうすればいいか考える中、零夜はリングから降りて彼女の手を優しく取り始める。
「大丈夫ですよ。その時は俺が対処しますし、サポートは任せてください!俺も倫子さんとタッグを組んで、この団体を盛り上げたいです!」
「本当?お願いね!」
零夜の笑顔に倫子も笑顔で返した直後、黒田のドロップキックが零夜に炸裂。そのまま彼は壁に激突してしまったが、あまり大した怪我ではなかったので大丈夫だ。
「お前な、選ばれし戦士としての自覚はあるが、調子乗ってんじゃねーぞ」
「調子に乗っていませんよ!蹴り飛ばす必要がありますか!?」
零夜は立ち上がって蹴り飛ばされた事を抗議するが、室山もリングから降りて彼の胸倉を掴んでしまう。どうやら倫子がダイナマイツから脱退する事を阻止しようとしているみたいで、調子に乗らせないよう釘を差し始める。
「それにお前が調子に乗れば、俺達の人気も下がるんだよ。おまけに……藍原さんを取られたら、六人タッグの夢も全てパーになるからな」
「六人タッグ……あっ!もしかして三日後に名古屋で行われるビッグマッチの!」
室山の説明に零夜はすぐに思い出しながら手を叩き、彼は室山から解放されてゴホゴホと咳き込んでしまう。これに関しては零夜が悪いと言えるのも無理ない。
「そうだ。それについては俺達の悲願だからな。何が何と言おうとも、それを掴み取るまで諦めないぜ」
「そうでしたね……けど、相手はデッドライダーズの三人組。奴等は反則行為をしますからね……」
零夜は真剣な表情でデッドライダーズについて推測するが、彼はすぐに切り替えてリングの上に上がる。やはり考えるよりは行動するのが効果的であろう。
「けど、俺もここで立ち止まるわけにはいきません!もう一本やります!」
「よし!次は俺が行く!」
零夜の熱心な決意に黒田がリングに上がり、激しいスパーリングを行い始める。その様子を見ていた雷電は、零夜に期待を寄せているのだ。
(あいつはもしかすると、僅かな期間で頂点に立つだろうな。デビューする時期が楽しみだ)
雷電が心の中で感じた直後、零夜が黒田を掴み、そのままジャンプしながらの反り投げを決める。黒田は背中を強く打ち付けられ、零夜は彼から離れて構えに入った。
「お前な……いくらなんでもやり過ぎだろ……加減しろ……」
「すいません……」
黒田からの指摘を聞いた零夜は、シュンと縮こまって謝罪をしてしまう。この光景に倫子が苦笑いをしてしまったその時だった。
「じゃあ、私が相手になろうか?」
「ん……エヴァ!?なんでここに!?」
なんとエヴァが姿を現した事で、零夜は驚きを隠せずにいた。普通ならこの道場にいるのはあり得ないのも無理ないが、どうやって入ったのか気になるところだ。
「言い忘れたが、俺がスカウトしていた。こいつもプロレスラーとしての素質はあるし、軽々となんでも投げ飛ばすからな」
雷電からの説明に零夜は盛大にズッコケてしまうが、すぐに立ち上がって顔を抑えていた。あまりの痛さに耐えられなかったのも無理はない。
「まあ、エヴァなら手加減せずに戦えるからな……やるからには容赦しないぜ!」
「こっちも本気出していくからね!」
零夜とエヴァはお互いぶつかり合い、激しいスパーリングを行った。互角の展開は勿論の事だが、二人の表情はいきいきとしていたのだ。
「私もやる!」
更に倫子もリングに上って参加してしまい、スリーウェイの戦いに変化してしまった。しかし、彼等はいきいきとした表情をしていて、この事についてはノープロブレムである事に間違いない。
「やはり藍原さんは、零夜とエヴァのチームに入れた方が良いみたいだな。その方が彼女にとっても向上心があるし」
「俺にとっては複雑だけどな……まあ、六人タッグのタイトル戦で俺達が勝てば問題ない。室山!すぐに連携練習するぞ!」
「押忍!」
黒田は室山と共に連携攻撃の練習を始め、六人タッグのタイトルを取る為に本格的に動き出した。倫子のチームメイトとしてのプライドがある以上、零夜達に負けたくない気持ちが強い。だからこそこの六人タッグのタイトル戦は、負ける理由にはいかないのだ。
(零夜達が活躍すれば、ダイナマイツも負けてはいられない。だが、六人タッグのタイトル戦で運命が決まるだろうな……)
雷電は真剣な表情をしながら、心からそう思っていた。泣いても笑っても、全ては三日後のタイトル戦で倫子の今後が決まる。黒田と室山は彼女とずっと共にいる為にも、負けられない覚悟で試合に臨もうとしているのだった。
※
それから三日後、名古屋にあるバトルリング東海でドリームバトルレスラーズの大会が行われた。どの試合も白熱の展開となり、現在は倫子率いるダイナマイツの試合が行われていた。
デッドライダーズの凶器攻撃などの反則行為の展開も起こるが、ダイナマイツもやられたらやり返す勢いで押し返していた。しかし、ラストはRAIYAのトーチャーラックボムが室山に炸裂してスリーカウント。ダイナマイツは敗北を喫したのだった。
「彼奴等……!」
零夜は我慢できずにリングに上がり、怒りの表情でマイクを取る。この大会におけるストーリーの展開といえども、あんな敗北を見たら怒るのも無理ないのだ。
「お前等さ……必ずタイトルを取って倫子さんを離さないと宣言したのに……この有り様だとそんな資格は無いだろうな!」
零夜のマイクアピールを聞いた黒田はすぐに立ち上がり、彼の胸倉を強く掴む。
「選ばれし戦士であるお前には分からないだろうな。俺達と藍原がどれだけ苦しい思いをしたかが」
「ああ、分からないさ……俺はそもそもダイナマイツの戦士じゃないからな!」
零夜は怒りで黒田を殴り飛ばし、彼はリングから落ちて背中を強打してしまう。更に室山まで勢いよく殴り飛ばしてしまい、彼もリング外に落ちて腕を強打してしまった。
この展開に観客達はざわついてしまう中、零夜は倫子の手を強く握った。
「行きましょう、倫子さん」
「……うん」
零夜からの忠告に倫子は頷くしかなく、彼等はそのまま入場口に向かってしまった。黒田と室山は若手達に支えられ、退場口へと向かい出す。
この瞬間、ここにいる人達は全員思っていた。倫子はダイナマイツから立ち去り、彼等の元にもう戻って来ない事を……
「はっ!」
この日もコーナーポストからのムーンサルトプレスが室山に決まり、この光景に雷電も納得の表情をしていた。
「やるじゃないか。選ばれし戦士としての宿命を果たしているし、今の技も良かったぞ」
「ありがとうございます」
雷電から褒められた零夜は、笑顔で一礼しながら応える。選ばれし戦士としての戦いがプロレスにも通用していて、彼にとってもプラスになっていた。更に様々なプロレス技も短期間で取得し、デビューするのも時間の問題である。
零夜がリングから降りようとした途端、倫子が彼の元に駆け寄ってきた。彼女は蹴りのトレーニングを終えたばかりで、零夜の様子を観に来ていたのだ。
「やるやん、零夜君。プロデビューしたら、ウチとのタッグも実現するかもね。そうなると黒田さんと室山君のいるユニット『ダイナマイツ』から脱退しないといけないけどな……」
倫子は零夜がプロデビューすれば、自身はダイナマイツから脱退し、彼と共に行動する事になる。だが、かつての仲間達と離れてしまうのは、そう簡単に容易くない事を実感している。
これからどうすればいいか考える中、零夜はリングから降りて彼女の手を優しく取り始める。
「大丈夫ですよ。その時は俺が対処しますし、サポートは任せてください!俺も倫子さんとタッグを組んで、この団体を盛り上げたいです!」
「本当?お願いね!」
零夜の笑顔に倫子も笑顔で返した直後、黒田のドロップキックが零夜に炸裂。そのまま彼は壁に激突してしまったが、あまり大した怪我ではなかったので大丈夫だ。
「お前な、選ばれし戦士としての自覚はあるが、調子乗ってんじゃねーぞ」
「調子に乗っていませんよ!蹴り飛ばす必要がありますか!?」
零夜は立ち上がって蹴り飛ばされた事を抗議するが、室山もリングから降りて彼の胸倉を掴んでしまう。どうやら倫子がダイナマイツから脱退する事を阻止しようとしているみたいで、調子に乗らせないよう釘を差し始める。
「それにお前が調子に乗れば、俺達の人気も下がるんだよ。おまけに……藍原さんを取られたら、六人タッグの夢も全てパーになるからな」
「六人タッグ……あっ!もしかして三日後に名古屋で行われるビッグマッチの!」
室山の説明に零夜はすぐに思い出しながら手を叩き、彼は室山から解放されてゴホゴホと咳き込んでしまう。これに関しては零夜が悪いと言えるのも無理ない。
「そうだ。それについては俺達の悲願だからな。何が何と言おうとも、それを掴み取るまで諦めないぜ」
「そうでしたね……けど、相手はデッドライダーズの三人組。奴等は反則行為をしますからね……」
零夜は真剣な表情でデッドライダーズについて推測するが、彼はすぐに切り替えてリングの上に上がる。やはり考えるよりは行動するのが効果的であろう。
「けど、俺もここで立ち止まるわけにはいきません!もう一本やります!」
「よし!次は俺が行く!」
零夜の熱心な決意に黒田がリングに上がり、激しいスパーリングを行い始める。その様子を見ていた雷電は、零夜に期待を寄せているのだ。
(あいつはもしかすると、僅かな期間で頂点に立つだろうな。デビューする時期が楽しみだ)
雷電が心の中で感じた直後、零夜が黒田を掴み、そのままジャンプしながらの反り投げを決める。黒田は背中を強く打ち付けられ、零夜は彼から離れて構えに入った。
「お前な……いくらなんでもやり過ぎだろ……加減しろ……」
「すいません……」
黒田からの指摘を聞いた零夜は、シュンと縮こまって謝罪をしてしまう。この光景に倫子が苦笑いをしてしまったその時だった。
「じゃあ、私が相手になろうか?」
「ん……エヴァ!?なんでここに!?」
なんとエヴァが姿を現した事で、零夜は驚きを隠せずにいた。普通ならこの道場にいるのはあり得ないのも無理ないが、どうやって入ったのか気になるところだ。
「言い忘れたが、俺がスカウトしていた。こいつもプロレスラーとしての素質はあるし、軽々となんでも投げ飛ばすからな」
雷電からの説明に零夜は盛大にズッコケてしまうが、すぐに立ち上がって顔を抑えていた。あまりの痛さに耐えられなかったのも無理はない。
「まあ、エヴァなら手加減せずに戦えるからな……やるからには容赦しないぜ!」
「こっちも本気出していくからね!」
零夜とエヴァはお互いぶつかり合い、激しいスパーリングを行った。互角の展開は勿論の事だが、二人の表情はいきいきとしていたのだ。
「私もやる!」
更に倫子もリングに上って参加してしまい、スリーウェイの戦いに変化してしまった。しかし、彼等はいきいきとした表情をしていて、この事についてはノープロブレムである事に間違いない。
「やはり藍原さんは、零夜とエヴァのチームに入れた方が良いみたいだな。その方が彼女にとっても向上心があるし」
「俺にとっては複雑だけどな……まあ、六人タッグのタイトル戦で俺達が勝てば問題ない。室山!すぐに連携練習するぞ!」
「押忍!」
黒田は室山と共に連携攻撃の練習を始め、六人タッグのタイトルを取る為に本格的に動き出した。倫子のチームメイトとしてのプライドがある以上、零夜達に負けたくない気持ちが強い。だからこそこの六人タッグのタイトル戦は、負ける理由にはいかないのだ。
(零夜達が活躍すれば、ダイナマイツも負けてはいられない。だが、六人タッグのタイトル戦で運命が決まるだろうな……)
雷電は真剣な表情をしながら、心からそう思っていた。泣いても笑っても、全ては三日後のタイトル戦で倫子の今後が決まる。黒田と室山は彼女とずっと共にいる為にも、負けられない覚悟で試合に臨もうとしているのだった。
※
それから三日後、名古屋にあるバトルリング東海でドリームバトルレスラーズの大会が行われた。どの試合も白熱の展開となり、現在は倫子率いるダイナマイツの試合が行われていた。
デッドライダーズの凶器攻撃などの反則行為の展開も起こるが、ダイナマイツもやられたらやり返す勢いで押し返していた。しかし、ラストはRAIYAのトーチャーラックボムが室山に炸裂してスリーカウント。ダイナマイツは敗北を喫したのだった。
「彼奴等……!」
零夜は我慢できずにリングに上がり、怒りの表情でマイクを取る。この大会におけるストーリーの展開といえども、あんな敗北を見たら怒るのも無理ないのだ。
「お前等さ……必ずタイトルを取って倫子さんを離さないと宣言したのに……この有り様だとそんな資格は無いだろうな!」
零夜のマイクアピールを聞いた黒田はすぐに立ち上がり、彼の胸倉を強く掴む。
「選ばれし戦士であるお前には分からないだろうな。俺達と藍原がどれだけ苦しい思いをしたかが」
「ああ、分からないさ……俺はそもそもダイナマイツの戦士じゃないからな!」
零夜は怒りで黒田を殴り飛ばし、彼はリングから落ちて背中を強打してしまう。更に室山まで勢いよく殴り飛ばしてしまい、彼もリング外に落ちて腕を強打してしまった。
この展開に観客達はざわついてしまう中、零夜は倫子の手を強く握った。
「行きましょう、倫子さん」
「……うん」
零夜からの忠告に倫子は頷くしかなく、彼等はそのまま入場口に向かってしまった。黒田と室山は若手達に支えられ、退場口へと向かい出す。
この瞬間、ここにいる人達は全員思っていた。倫子はダイナマイツから立ち去り、彼等の元にもう戻って来ない事を……
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