92 / 276
第三章 花咲くロベリア革命
第九十話 雷轟との戦い
しおりを挟む
雷轟との戦いは第二ラウンドに入り、彼が先に先手を打ち始める。
「数は多いほうがいいからな……ふん!」
雷轟は召喚魔術を発動させ、多くのモンスターを召喚する。ケルベロス、ゾンビ、ゾンビ侍、マーダーピエロ、ウイングインプ、デスオーガ、アシュラ、ドラキュラ、フランケンシュタインが召喚されるが、アンデッド系が多いのが特徴だ。
「アンデッド系が多いみたいね。ここは二手に分かれましょう!ケルベロスについてはマジカルハートで仲間にするわ」
「ええ!雷轟についてはソニアさん達でお願いします!」
ヒカリとジェニーの作戦に全員が頷きながら承諾し、二手に分かれ始める。その内容はこうなっているのだ。
雷轟:ソニア、杏、零夜、ルリカ、倫子、日和、アミリス、マーリン
モンスター:ヒカリ、ジェニー、ミミ、キララ、エヴァ、コーネリア、ジャンヌ、マリー
「さて、始めるとするか!」
「これ以上好き勝手させない為にもな!」
「容赦なく倒すんだから!」
ソニア達は一斉にそれぞれの武器を構え、雷轟とモンスターの軍勢にに立ち向かう。
現在の数としては雷轟達の方が上だが、戦力としては零夜達の方が上手。後はこの戦いをどうコントロールするかで勝敗が決まるのだ。
「油断はするな!数は多いといえども、相手にならない。しかし、その油断が命取りになるぞ!」
「忠告ありがとう!それならこれで容赦なくやらせてもらうわ!」
屋根の上にいるトラマツからの忠告に、コーネリアは笑顔で応える。そのまま自らの爪を光らせたと同時に、強烈な引っ掻きでウイングインプを次々と倒してしまう。
「まだまだ!」
ヴァンパイアの爪の威力は人それぞれだが、コーネリアは敵を惨殺する威力を持っている。特異耐性を持つ彼女だからこそ、この様な事も可能だ。
「やるじゃない!私も!」
マリーはサーベルを構えながらアシュラを相手に立ち向かい、攻撃を次々と捌きながら彼にダメージを与えていく。彼女の剣さばきも訓練によって上達しているのだ。
「そこ!」
そして斬撃を炸裂させ、アシュラを消滅させる事に成功。マリーは武器を構えながらウインクをした。
「私達も遅れを取るわけにはいかないわ!」
「私も負けません!アチョーッ!」
キララ、ジェニーの二人も負けじと駆け出して後に続く。
キララはデスオーガの棍棒攻撃を躱しつつ、ジャンプしたと同時に爪での強烈切断で、デスオーガを真っ二つにして倒す事に成功。
ジェニーはゾンビ達を次々と心臓部分に拳を当てまくり、そのまま彼等を塵にして倒していた。
「あの四人……頑張っているな。アタイ等も行くぞ!」
「「「おう!」」」
杏、ルリカ、マーリン、日和も負けじと雷轟に向かい出し、次々と連携攻撃を当てながら追い詰め始める。更に零夜達の援護攻撃も炸裂しまくり、見事な連携で相手を追い詰める事に成功する。
「コーネリアとマリーが活躍すれば、キララ、ジェニー、杏、ルリカ、マーリン、日和も負けずに動き出す。もしかするとパートナーで構成された新たなチームもありじゃないか?」
この様子を屋根の上で見ていたノースマンはトラマツに提案し、その内容に彼は少し考え始める。確かにルリカ達は成長しているが、チームを組むにはまだ早い部分もある。本格的に独立をするとしたら、さらなる経験を積ませる必要があるだろう。
「確かにありかも知れない。だが、今は彼女達は自身の役目を果たす事だ。アークスレイヤーとの戦いが終わり次第、その事を考えておかないと」
「そうだな。だが、そろそろ増援が出るはずだ」
ノースマンが向こうの方を見ると、モンスター達の増援が次々と姿を現した。しかもその数は百体以上。
「数が多いみたいね。それなら皆、出ておいで!」
ヒカリはミノタウロス達を召喚し、彼等は増援となるモンスター達に襲い掛かる。
いきなりの奇襲を受けた増援のモンスター達は攻撃する前に次々とやられてしまい、数も半数に減らされた。
「更にマジカルハート!」
ヒカリはケルベロスにマジカルハートを浴びせ、スピリットになって、彼女のバングルの中に入った。
「よし!ケルベロス、出て来い!」
ケルベロスはヒカリによって召喚され、そのままドラキュラ達に襲い掛かった。
「ヒカリさんが頑張っている分、私達も頑張らないと!」
「私も張り切らないとね!」
「私も負けられないわ!」
ミミは炎のリングブレード『フレイムリング』を駆使し、ゾンビ侍を次々と斬り裂き倒していく。
更にアミリスの弓矢での援護射撃、エヴァの強烈な拳も決まり、モンスター達の数は四分の一に減らされた。
「モンスター達についてはヒカリさん達が何とかしてくれている!俺達は雷轟に集中だ!」
「「「了解!」」」
零夜の合図で彼等は雷轟に集中攻撃を仕掛け、次々と彼に大ダメージを与えていく。鎧はダメージを受ける毎に、傷や罅が入ってしまっていた。
「おのれ、戦士達!よくも俺の鎧を!こいつを喰らえ!」
サンダートライデントの槍の先から、雷の球であるサンダーボールが発射。しかし、ジャンヌが駆け付けながら前に出て、自らの槍のオーブに吸い込ませてしまったのだ。
「ちっ!」
「貰いました!」
ジャンヌが笑顔を見せた途端、彼女の槍はサンダートライデントへと変化した。雷轟の武器と同じデザインであるが、その威力は倍になっている。
「このアマ!俺の武器をパクりやがって!絶対倒す!」
雷轟は槍を振り回しながらジャンヌに襲い掛かるが、彼女は丁寧に槍をさばき、攻撃を次々と受け流しながらダメージを与えていく。
ジャンヌは生前は戦乙女であるからこそ、雷轟に対しても引けを取らない。更に戦いの差が明らかになっている以上、彼は次第に追い詰められているのだ。
「くそっ!舐めるな!」
雷轟は全身から雷を放出し、ジャンヌはバックステップで離れて回避する。彼も本気になった以上、気を引き締めなければならないだろう。
「どうやら本気を出してきたみたいね。皆、大丈夫?」
「勿論大丈夫ですよ!」
「こっちもだ!」
倫子の掛け声に零夜達はコクリと頷いた直後、雷轟が地面に手を当てながら電流を流してきた。その電流はまるで獲物を狙う様な目で迫ってきていて、当たったら感電確定だ。
「「「はっ!」」」
零夜達はアクロバティックジャンプで回避し、地面に着地。そのまま雷轟を睨みつける。
「雷轟はますます強くなっていく……こうなると油断大敵みたいだけど、零夜君は戦えるの?」
「勿論です。俺はあいつを絶対に許せない……孤児達を殺した罪は償ってもらうぜ!」
零夜は怒りの表情で雷轟を睨みつけ、彼との戦いも後半戦に突入する。彼等によって死んでしまったノア達の仇を討つ為にも……
「数は多いほうがいいからな……ふん!」
雷轟は召喚魔術を発動させ、多くのモンスターを召喚する。ケルベロス、ゾンビ、ゾンビ侍、マーダーピエロ、ウイングインプ、デスオーガ、アシュラ、ドラキュラ、フランケンシュタインが召喚されるが、アンデッド系が多いのが特徴だ。
「アンデッド系が多いみたいね。ここは二手に分かれましょう!ケルベロスについてはマジカルハートで仲間にするわ」
「ええ!雷轟についてはソニアさん達でお願いします!」
ヒカリとジェニーの作戦に全員が頷きながら承諾し、二手に分かれ始める。その内容はこうなっているのだ。
雷轟:ソニア、杏、零夜、ルリカ、倫子、日和、アミリス、マーリン
モンスター:ヒカリ、ジェニー、ミミ、キララ、エヴァ、コーネリア、ジャンヌ、マリー
「さて、始めるとするか!」
「これ以上好き勝手させない為にもな!」
「容赦なく倒すんだから!」
ソニア達は一斉にそれぞれの武器を構え、雷轟とモンスターの軍勢にに立ち向かう。
現在の数としては雷轟達の方が上だが、戦力としては零夜達の方が上手。後はこの戦いをどうコントロールするかで勝敗が決まるのだ。
「油断はするな!数は多いといえども、相手にならない。しかし、その油断が命取りになるぞ!」
「忠告ありがとう!それならこれで容赦なくやらせてもらうわ!」
屋根の上にいるトラマツからの忠告に、コーネリアは笑顔で応える。そのまま自らの爪を光らせたと同時に、強烈な引っ掻きでウイングインプを次々と倒してしまう。
「まだまだ!」
ヴァンパイアの爪の威力は人それぞれだが、コーネリアは敵を惨殺する威力を持っている。特異耐性を持つ彼女だからこそ、この様な事も可能だ。
「やるじゃない!私も!」
マリーはサーベルを構えながらアシュラを相手に立ち向かい、攻撃を次々と捌きながら彼にダメージを与えていく。彼女の剣さばきも訓練によって上達しているのだ。
「そこ!」
そして斬撃を炸裂させ、アシュラを消滅させる事に成功。マリーは武器を構えながらウインクをした。
「私達も遅れを取るわけにはいかないわ!」
「私も負けません!アチョーッ!」
キララ、ジェニーの二人も負けじと駆け出して後に続く。
キララはデスオーガの棍棒攻撃を躱しつつ、ジャンプしたと同時に爪での強烈切断で、デスオーガを真っ二つにして倒す事に成功。
ジェニーはゾンビ達を次々と心臓部分に拳を当てまくり、そのまま彼等を塵にして倒していた。
「あの四人……頑張っているな。アタイ等も行くぞ!」
「「「おう!」」」
杏、ルリカ、マーリン、日和も負けじと雷轟に向かい出し、次々と連携攻撃を当てながら追い詰め始める。更に零夜達の援護攻撃も炸裂しまくり、見事な連携で相手を追い詰める事に成功する。
「コーネリアとマリーが活躍すれば、キララ、ジェニー、杏、ルリカ、マーリン、日和も負けずに動き出す。もしかするとパートナーで構成された新たなチームもありじゃないか?」
この様子を屋根の上で見ていたノースマンはトラマツに提案し、その内容に彼は少し考え始める。確かにルリカ達は成長しているが、チームを組むにはまだ早い部分もある。本格的に独立をするとしたら、さらなる経験を積ませる必要があるだろう。
「確かにありかも知れない。だが、今は彼女達は自身の役目を果たす事だ。アークスレイヤーとの戦いが終わり次第、その事を考えておかないと」
「そうだな。だが、そろそろ増援が出るはずだ」
ノースマンが向こうの方を見ると、モンスター達の増援が次々と姿を現した。しかもその数は百体以上。
「数が多いみたいね。それなら皆、出ておいで!」
ヒカリはミノタウロス達を召喚し、彼等は増援となるモンスター達に襲い掛かる。
いきなりの奇襲を受けた増援のモンスター達は攻撃する前に次々とやられてしまい、数も半数に減らされた。
「更にマジカルハート!」
ヒカリはケルベロスにマジカルハートを浴びせ、スピリットになって、彼女のバングルの中に入った。
「よし!ケルベロス、出て来い!」
ケルベロスはヒカリによって召喚され、そのままドラキュラ達に襲い掛かった。
「ヒカリさんが頑張っている分、私達も頑張らないと!」
「私も張り切らないとね!」
「私も負けられないわ!」
ミミは炎のリングブレード『フレイムリング』を駆使し、ゾンビ侍を次々と斬り裂き倒していく。
更にアミリスの弓矢での援護射撃、エヴァの強烈な拳も決まり、モンスター達の数は四分の一に減らされた。
「モンスター達についてはヒカリさん達が何とかしてくれている!俺達は雷轟に集中だ!」
「「「了解!」」」
零夜の合図で彼等は雷轟に集中攻撃を仕掛け、次々と彼に大ダメージを与えていく。鎧はダメージを受ける毎に、傷や罅が入ってしまっていた。
「おのれ、戦士達!よくも俺の鎧を!こいつを喰らえ!」
サンダートライデントの槍の先から、雷の球であるサンダーボールが発射。しかし、ジャンヌが駆け付けながら前に出て、自らの槍のオーブに吸い込ませてしまったのだ。
「ちっ!」
「貰いました!」
ジャンヌが笑顔を見せた途端、彼女の槍はサンダートライデントへと変化した。雷轟の武器と同じデザインであるが、その威力は倍になっている。
「このアマ!俺の武器をパクりやがって!絶対倒す!」
雷轟は槍を振り回しながらジャンヌに襲い掛かるが、彼女は丁寧に槍をさばき、攻撃を次々と受け流しながらダメージを与えていく。
ジャンヌは生前は戦乙女であるからこそ、雷轟に対しても引けを取らない。更に戦いの差が明らかになっている以上、彼は次第に追い詰められているのだ。
「くそっ!舐めるな!」
雷轟は全身から雷を放出し、ジャンヌはバックステップで離れて回避する。彼も本気になった以上、気を引き締めなければならないだろう。
「どうやら本気を出してきたみたいね。皆、大丈夫?」
「勿論大丈夫ですよ!」
「こっちもだ!」
倫子の掛け声に零夜達はコクリと頷いた直後、雷轟が地面に手を当てながら電流を流してきた。その電流はまるで獲物を狙う様な目で迫ってきていて、当たったら感電確定だ。
「「「はっ!」」」
零夜達はアクロバティックジャンプで回避し、地面に着地。そのまま雷轟を睨みつける。
「雷轟はますます強くなっていく……こうなると油断大敵みたいだけど、零夜君は戦えるの?」
「勿論です。俺はあいつを絶対に許せない……孤児達を殺した罪は償ってもらうぜ!」
零夜は怒りの表情で雷轟を睨みつけ、彼との戦いも後半戦に突入する。彼等によって死んでしまったノア達の仇を討つ為にも……
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
魔人に就職しました。
ミネラル・ウィンター
ファンタジー
殺気を利用した剣術の達人である男、最上 悟(さいじょう さとる)。彼は突然、異世界に転移してしまう。その異世界で出会った魔物に魔人と呼ばれながら彼は魔物と異世界で平和に暮らす事を目指し、その魔物達と共に村を作った。
だが平和な暮らしを望む彼を他所に魔物達の村には勇者という存在が突如襲い掛かるのだった―――
【ただいま修正作業中の為、投稿しなおしています】
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
進め!羽柴村プロレス団!
宮代芥
大衆娯楽
関東某所にある羽柴村。人口1000人にも満たないこの村は、その人口に見合わないほどの発展を見せている。それはこの村には『羽柴村プロレス』と呼ばれるプロレス団があるからだ!
普段はさまざまな仕事に就いている彼らが、月に一度、最初の土曜日に興行を行う。社会人レスラーである彼らは、ある行事を控えていた。
それこそが子どもと大人がプロレスで勝負する、という『子どもの日プロレス』である。
大人は子どもを見守り、その成長を助ける存在でなくてならないが、時として彼らの成長を促すために壁として立ちはだかる。それこそがこの祭りの狙いなのである。
両輪が離婚し、環境を変えるためにこの村に引っ越してきた黒木正晴。ひょんなことから大人と試合をすることになってしまった小学三年生の彼は、果たしてどんな戦いを見せるのか!?
十人十色の強制ダンジョン攻略生活
ほんのり雪達磨
ファンタジー
クリアしなければ、死ぬこともできません。
妙な部屋で目が覚めた大量の人種を問わない人たちに、自称『運営』と名乗る何かは一方的にそう告げた。
難易度別に分けられたダンジョンと呼ぶ何かにランダムに配置されていて、クリア条件を達成しない限りリスポーンし続ける状態を強制されてしまった、らしい。
そんな理不尽に攫われて押し付けられた人たちの強制ダンジョン攻略生活。
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる