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第一章 戦士達の集結
第八話 後楽園での戦い
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零夜達とベクトル達の戦いが始まりを告げられ、観客達の歓声も聞こえ始める。戦いが始まった事でボルテージが高まりつつ、観客達は零夜達を応援していた。
「戦闘員達は倫子さん達で頼む!俺はベクトルとの戦いに挑む!」
「分かったわ!戦闘員は武器を持ってないとなると、ここは格闘で勝負ね!」
ミミとヒカリは武器を鞘に収めたと同時に、二人は戦闘員の腕をギュッと掴む。そのまま彼女達は二人の戦闘員を背負投で投げ飛ばしてしまった。
「おお!背負投が炸裂だ!」
トラマツがこの光景にガッツポーズを取った直後、戦闘員は床に背中を打ち付けてしまう。
すかさずミミは追い打ちを掛けるように、ジャンプしたと同時にお尻で戦闘員を踏み潰す。これこそセントーンだ。
「私を甘く見ないでよね!」
ミミは真剣な表情で戦闘員を指差し、観客達から興奮の歓声が響き渡る。
起き上がった戦闘員のパンチが次々と襲い掛かるが、ミミは蝶の様に舞いながら次々と回避したと同時に、相手の両足を上に持ち上げ、頭が下になるようにコントロールする。
「喰らいなさい!」
そのまま床に頭を打ち付けるパイルドライバーが炸裂し、戦闘員は消滅して金貨となった。
『ここで戦闘員一人撃破!流石はプロダンサー!その実力は伊達じゃない!』
実況の宣言と同時に歓声が響き渡り、ミミは満面の笑顔で彼等に対してVサインをする。
「ミミちゃん、やるじゃない!私も!」
それを見たヒカリも負けじともう一人の戦闘員の方を見る。彼は背負投で背中にダメージを受けたが、すぐに根性で立ち上がって彼女に襲い掛かる。
すかさずヒカリはハイキックで戦闘員を迎撃し、彼をそのままタックルで弾き飛ばす。
「まだまだ!」
更に戦闘員をうつ伏せにして背中に乗り、首から顎を掴んで相手の体を海老反り状に引き上げる。
「キャメルクラッチ!」
戦闘員は背中と首のダメージが次々と蓄積されてしまい、痛みによって耐えきれずそのまま消滅。そのまま彼は金貨になってしまったのだ。
(残りは後二人。私も負けられない!)
倫子は二人の活躍に負けじと気合を入れた後、すぐに戦闘員の一人を反り投げで投げ飛ばし、彼の背中は床に激突してしまった。
「起きろー!」
更に倫子は戦闘員を起こさせ、ジャンプしたと同時に右足に炎を纏わせ始める。
「はっ!」
炎の蹴りが見事戦闘員の頭に炸裂した直後、倫子は戦闘員を前かがみにさせて左腕を取り、肩からまたぐように右脚を絡ませ固定、さらに右腕もコブラツイストの要領で固め、右手で天を指差した。
「いきます!」
倫子が高らかに宣言した直後、右腕を相手の股下にまわして自分ごと前方に大きく空中回転、相手を床に叩きつけたのだ。
「今の技はケツァルコアトル!」
「倫子の得意技だ!」
トラマツとノースマンの興奮の叫びと同時に、戦闘員はあっという間に消滅して金貨となってしまった。
これで戦闘員達は全滅してしまい、倫子、ミミ、ヒカリは笑顔でハイタッチをして勝利を喜ぶ。
『これは凄い!あっという間に戦闘員は全滅!残るはベクトルのみとなりました!』
実況の宣言に観客達は喜びの歓声を上げ、リング上では零夜とベクトルの一騎打ちが始まろうとしていた。
「残るは俺とお前の一騎打ちの様だな……」
「そうだな……まさかここまでやらかすとは想定外だ。戦闘員を倒し終えたのは褒めておこう。しかし、私はそんなに甘くないのでね!」
ベクトルは襲い掛かる零夜の手刀を回避し、強烈なハイキックを彼の頭に直撃させる。
その痛みは強烈で、すぐに倒れてしまうのも無理はない。
「まだだ……」
零夜はベクトルのハイキックを喰らってすぐにぐらついてしまうが、根性で耐えきったと同時に、反撃の左ローキックをベクトルに当てる。
「くっ!」
ローキックを喰らったベクトルは痛みで顔を歪めてしまい、すかさず零夜が飛び出して手刀で彼の顔面を切り裂く。切り裂かれた彼の顔面は痛みで一部が赤くなっているが、幸い血は出ていなかった。
「まだやる気なのか?」
「ああ。では、これはどうかな?」
ベクトルはニヤリと笑いながら懐から左手でハンカチを手に取り、右手を使って錬成し始める。
すると、ハンカチは姿を変え始め、トランプカードへと姿を変えた。
「ハンカチがトランプカードに!?」
ベクトルの手品にミミ達だけでなく、観客達も驚きを隠せずにいた。
「私の必殺技はマジカルハンド。どんな物でも錬成する事が可能なのだよ」
ベクトルは説明したと同時にトランプカードを投げ飛ばし、零夜の真横を通り過ぎる。すると、右頬がトランプカードによって切り裂かれ、血が出てしまった。
(なんで威力だ……下手したら大ダメージ確定かもな)
零夜が真剣な表情で冷や汗を流す中、ベクトルはすぐに彼を掴み、そのまま反り投げで背中を地面に叩きつける。
「うあっ!」
しかし、零夜は寝返りを打って起き上がり、反撃のアッパーでベクトルの顎を捉えて殴り飛ばした。
「反撃のアッパーか!零夜はここで黙っている男じゃないからな!」
零夜の反撃にノースマンが感心し、殴り飛ばされたベクトルはすぐに宙回転して態勢を整え、真剣な表情で零夜に視線を移す。
(ならば、数を多くするまでだ!)
ベクトルは再びトランプカードを投げようとしていて、今度は数を増やし始める。あれだけのトランプカードを投げられたら、大ダメージを受けるのは確定だ。
(そっちがその気なら!)
零夜は決心したと同時に息を吸い込み始め、何かをしようとする。
「何をするか知らんが、先に倒せばこちらの物だ!」
ベクトルがトランプカードを投げ飛ばした直後、零夜は待っていたかのようにすぐに目を開く。
「忍法、火遁の術!」
零夜の口から炎が吐かれ、トランプカードは全て燃えてしまって塵と化してしまった。
「何!?トランプカードが……」
「トランプカードは紙だから炎には弱い。俺を甘く見たのが間違いだったな!」
零夜はすぐに呆然としているベクトルの頭をハイキックで蹴り飛ばし、更に背後に回って彼を肩車する。
「はっ!」
零夜はそのまま後ろに倒れてベクトルの背中を叩きつけ、すぐに起き上がったと同時にコーナーポストへと上がって行く。
「零夜、もしかして自身が練習していたあの技を!?」
ミミが零夜の行動を推測したその時、零夜はコーナーポストを上がったと同時にジャンプして、ムーンサルトを披露する。
『こ、この技は……ムーンサルトプレスだ!』
実況が叫んだと同時に零夜のムーンサルトプレスが炸裂し、ベクトルは大ダメージを受けてしまった。
「「「やったー!」」」
それと同時に観客席から大歓声が響き渡り、零夜の勇姿に誰もが興奮していた。
「この様子だと戦えるのは無理だな?どうする?」
「くっ……この私がここまで追い詰められるとは……だが、この屈辱は忘れないぞ!」
ベクトルは倒れたままその場から転移し、残ったのは零夜達だけとなった。
「逃げられたか……奴は必ずまた来るな……」
零夜は真剣な表情でベクトルがまた来ると感じたその時、場内から拍手が聞こえる。
「よくやったぞ、東!」
「プロレスラーじゃないのに、ムーンサルトプレスを放ったのは見事だったぞ!」
「ミミやヒカリお姉さんもカッコ良かったぞ!」
「藍原さん、お見事です!」
自身達を褒め称える歓声も聞こえ始め、零夜はこの状況に頬を赤く染めながら照れてしまう。
彼は今までこの様な経験をした事が無く、むしろ初めてなのだ。
「参ったな……こんな展開は初めてなのに……」
零夜が周囲の歓声によって照れ臭くなる中、ヒカリ達が彼の周りに駆け付ける。
「ほらほら。観客達の声援には応えないと」
「零夜君はもう立派なプロレスラーなんだから」
「観客の期待に応えるのもプロレスラーの仕事だからね」
「そうですね……では、応えるとしますか!」
零夜は照れながらも左の拳を上げながら、観客達の声援に応えた。
「あのベクトルをここまで追い詰めて撃退するとは……もしかすると、俺達は良い奴等に巡り会えたみたいだな」
「ああ!東零夜……新たなヒーローの降臨だけでなく、もしかすると真の救世主となるかもな!これからが楽しみだ!」
ノースマンは零夜達をリングサイドから見つめながら呟き、それにトラマツも同意して呟き返したのだった。
「戦闘員達は倫子さん達で頼む!俺はベクトルとの戦いに挑む!」
「分かったわ!戦闘員は武器を持ってないとなると、ここは格闘で勝負ね!」
ミミとヒカリは武器を鞘に収めたと同時に、二人は戦闘員の腕をギュッと掴む。そのまま彼女達は二人の戦闘員を背負投で投げ飛ばしてしまった。
「おお!背負投が炸裂だ!」
トラマツがこの光景にガッツポーズを取った直後、戦闘員は床に背中を打ち付けてしまう。
すかさずミミは追い打ちを掛けるように、ジャンプしたと同時にお尻で戦闘員を踏み潰す。これこそセントーンだ。
「私を甘く見ないでよね!」
ミミは真剣な表情で戦闘員を指差し、観客達から興奮の歓声が響き渡る。
起き上がった戦闘員のパンチが次々と襲い掛かるが、ミミは蝶の様に舞いながら次々と回避したと同時に、相手の両足を上に持ち上げ、頭が下になるようにコントロールする。
「喰らいなさい!」
そのまま床に頭を打ち付けるパイルドライバーが炸裂し、戦闘員は消滅して金貨となった。
『ここで戦闘員一人撃破!流石はプロダンサー!その実力は伊達じゃない!』
実況の宣言と同時に歓声が響き渡り、ミミは満面の笑顔で彼等に対してVサインをする。
「ミミちゃん、やるじゃない!私も!」
それを見たヒカリも負けじともう一人の戦闘員の方を見る。彼は背負投で背中にダメージを受けたが、すぐに根性で立ち上がって彼女に襲い掛かる。
すかさずヒカリはハイキックで戦闘員を迎撃し、彼をそのままタックルで弾き飛ばす。
「まだまだ!」
更に戦闘員をうつ伏せにして背中に乗り、首から顎を掴んで相手の体を海老反り状に引き上げる。
「キャメルクラッチ!」
戦闘員は背中と首のダメージが次々と蓄積されてしまい、痛みによって耐えきれずそのまま消滅。そのまま彼は金貨になってしまったのだ。
(残りは後二人。私も負けられない!)
倫子は二人の活躍に負けじと気合を入れた後、すぐに戦闘員の一人を反り投げで投げ飛ばし、彼の背中は床に激突してしまった。
「起きろー!」
更に倫子は戦闘員を起こさせ、ジャンプしたと同時に右足に炎を纏わせ始める。
「はっ!」
炎の蹴りが見事戦闘員の頭に炸裂した直後、倫子は戦闘員を前かがみにさせて左腕を取り、肩からまたぐように右脚を絡ませ固定、さらに右腕もコブラツイストの要領で固め、右手で天を指差した。
「いきます!」
倫子が高らかに宣言した直後、右腕を相手の股下にまわして自分ごと前方に大きく空中回転、相手を床に叩きつけたのだ。
「今の技はケツァルコアトル!」
「倫子の得意技だ!」
トラマツとノースマンの興奮の叫びと同時に、戦闘員はあっという間に消滅して金貨となってしまった。
これで戦闘員達は全滅してしまい、倫子、ミミ、ヒカリは笑顔でハイタッチをして勝利を喜ぶ。
『これは凄い!あっという間に戦闘員は全滅!残るはベクトルのみとなりました!』
実況の宣言に観客達は喜びの歓声を上げ、リング上では零夜とベクトルの一騎打ちが始まろうとしていた。
「残るは俺とお前の一騎打ちの様だな……」
「そうだな……まさかここまでやらかすとは想定外だ。戦闘員を倒し終えたのは褒めておこう。しかし、私はそんなに甘くないのでね!」
ベクトルは襲い掛かる零夜の手刀を回避し、強烈なハイキックを彼の頭に直撃させる。
その痛みは強烈で、すぐに倒れてしまうのも無理はない。
「まだだ……」
零夜はベクトルのハイキックを喰らってすぐにぐらついてしまうが、根性で耐えきったと同時に、反撃の左ローキックをベクトルに当てる。
「くっ!」
ローキックを喰らったベクトルは痛みで顔を歪めてしまい、すかさず零夜が飛び出して手刀で彼の顔面を切り裂く。切り裂かれた彼の顔面は痛みで一部が赤くなっているが、幸い血は出ていなかった。
「まだやる気なのか?」
「ああ。では、これはどうかな?」
ベクトルはニヤリと笑いながら懐から左手でハンカチを手に取り、右手を使って錬成し始める。
すると、ハンカチは姿を変え始め、トランプカードへと姿を変えた。
「ハンカチがトランプカードに!?」
ベクトルの手品にミミ達だけでなく、観客達も驚きを隠せずにいた。
「私の必殺技はマジカルハンド。どんな物でも錬成する事が可能なのだよ」
ベクトルは説明したと同時にトランプカードを投げ飛ばし、零夜の真横を通り過ぎる。すると、右頬がトランプカードによって切り裂かれ、血が出てしまった。
(なんで威力だ……下手したら大ダメージ確定かもな)
零夜が真剣な表情で冷や汗を流す中、ベクトルはすぐに彼を掴み、そのまま反り投げで背中を地面に叩きつける。
「うあっ!」
しかし、零夜は寝返りを打って起き上がり、反撃のアッパーでベクトルの顎を捉えて殴り飛ばした。
「反撃のアッパーか!零夜はここで黙っている男じゃないからな!」
零夜の反撃にノースマンが感心し、殴り飛ばされたベクトルはすぐに宙回転して態勢を整え、真剣な表情で零夜に視線を移す。
(ならば、数を多くするまでだ!)
ベクトルは再びトランプカードを投げようとしていて、今度は数を増やし始める。あれだけのトランプカードを投げられたら、大ダメージを受けるのは確定だ。
(そっちがその気なら!)
零夜は決心したと同時に息を吸い込み始め、何かをしようとする。
「何をするか知らんが、先に倒せばこちらの物だ!」
ベクトルがトランプカードを投げ飛ばした直後、零夜は待っていたかのようにすぐに目を開く。
「忍法、火遁の術!」
零夜の口から炎が吐かれ、トランプカードは全て燃えてしまって塵と化してしまった。
「何!?トランプカードが……」
「トランプカードは紙だから炎には弱い。俺を甘く見たのが間違いだったな!」
零夜はすぐに呆然としているベクトルの頭をハイキックで蹴り飛ばし、更に背後に回って彼を肩車する。
「はっ!」
零夜はそのまま後ろに倒れてベクトルの背中を叩きつけ、すぐに起き上がったと同時にコーナーポストへと上がって行く。
「零夜、もしかして自身が練習していたあの技を!?」
ミミが零夜の行動を推測したその時、零夜はコーナーポストを上がったと同時にジャンプして、ムーンサルトを披露する。
『こ、この技は……ムーンサルトプレスだ!』
実況が叫んだと同時に零夜のムーンサルトプレスが炸裂し、ベクトルは大ダメージを受けてしまった。
「「「やったー!」」」
それと同時に観客席から大歓声が響き渡り、零夜の勇姿に誰もが興奮していた。
「この様子だと戦えるのは無理だな?どうする?」
「くっ……この私がここまで追い詰められるとは……だが、この屈辱は忘れないぞ!」
ベクトルは倒れたままその場から転移し、残ったのは零夜達だけとなった。
「逃げられたか……奴は必ずまた来るな……」
零夜は真剣な表情でベクトルがまた来ると感じたその時、場内から拍手が聞こえる。
「よくやったぞ、東!」
「プロレスラーじゃないのに、ムーンサルトプレスを放ったのは見事だったぞ!」
「ミミやヒカリお姉さんもカッコ良かったぞ!」
「藍原さん、お見事です!」
自身達を褒め称える歓声も聞こえ始め、零夜はこの状況に頬を赤く染めながら照れてしまう。
彼は今までこの様な経験をした事が無く、むしろ初めてなのだ。
「参ったな……こんな展開は初めてなのに……」
零夜が周囲の歓声によって照れ臭くなる中、ヒカリ達が彼の周りに駆け付ける。
「ほらほら。観客達の声援には応えないと」
「零夜君はもう立派なプロレスラーなんだから」
「観客の期待に応えるのもプロレスラーの仕事だからね」
「そうですね……では、応えるとしますか!」
零夜は照れながらも左の拳を上げながら、観客達の声援に応えた。
「あのベクトルをここまで追い詰めて撃退するとは……もしかすると、俺達は良い奴等に巡り会えたみたいだな」
「ああ!東零夜……新たなヒーローの降臨だけでなく、もしかすると真の救世主となるかもな!これからが楽しみだ!」
ノースマンは零夜達をリングサイドから見つめながら呟き、それにトラマツも同意して呟き返したのだった。
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