12 / 122
第一章 珠に導かれし戦士達
第8話 ボスゴブリンとの戦い
しおりを挟む
ボスゴブリンの宣言に倫子は思わずキョトンとする中、零夜は彼を睨みつけている。憧れの人が狙われているのを聞くと黙っていられず、自身がやるしかないと決意しているのだろう。
「ボスゴブリンだったな。倫子さんを奪ってどうするつもりだ」
零夜はギロリと鋭い目をしながら、ボスゴブリンを睨みつける。彼のやる事はロクでもない事しかしないと思い、こうでもしなければ倫子を取られてしまう可能性もあり得るからだ。
「セクハラだよ。俺は美しい女性を手に入れて、自分だけの女にするんだ!勿論衣食住は与えるが」
(セクハラ……)
ボスゴブリンの発言を聞いた零夜は怒りに震えたと同時に、倫子の前に移動して戦闘態勢に入る。セクハラという言葉を聞いた途端、この様な行動に出るのは当然である。
「だったらアンタを倒すのみだ!これ以上倫子さんに手を出すのなら、俺が始末してやる!」
(零夜君……)
零夜はボスゴブリンに対して真剣な宣言をした直後、すぐに忍者刀を手元に召喚する。それを見た倫子は嬉しさで頬を赤く染め、心臓の鼓動もドクンドクンと高鳴り始める。もしかすると好きである事を自覚するのは、遠くない未来となるだろう。
「おのれ!野郎共、戦闘態勢に入れ!」
ボスゴブリンは怒りで震え、彼の合図と同時にゴブリン達が戦闘態勢に入る。彼等は棍棒と弓矢をそれぞれ構え、鋭い視線を零夜に向けていた。
「ここはウチに任せて!」
「倫子さん!」
すると倫子が前に出たと同時に、両手でハートの形を作る。この光景にゴブリン達は思わず疑問に感じ、動きを止めてしまった。
「悪い子はお仕置きだから!マジカルハート!」
倫子は両手からマジカルハートを放ち、ゴブリン達に次々と直撃する。するとゴブリン達は倫子に視線を移したと同時に、彼女に対して一礼をする。
「我々ゴブリン達はあなたに忠誠を誓います!」
「うん。宜しくね」
「な!?」
ゴブリン達が自身裏切ってしまった事に、ボスゴブリンが驚きを隠せないのも無理はない。するとゴブリン達はそのままスピリットに変化し、倫子のバングルの中に入って行ったのだ。
「よくも部下を奪い取ったな!こうなったら俺だけでもやってやる!」
ボスゴブリンは怒りの表情をしながら戦闘態勢に入り、零夜達はすぐに警戒態勢に入る。部下を奪われてしまえば当然怒るのも無理ないだろう。
「ボスゴブリンのレベルは?」
「レベルは5ぐらいある。奴はでかいばかりで、実力についてはそんなに強くないだろう」
「なるほどな。ここは忍者刀でやるしかない!」
ヤツフサからの説明に零夜は納得したと同時に、二本の忍者刀を手元に召喚。そのまま戦闘態勢に入り、素早く終わらせようとしているのだ。
「そっちがその気なら……先手必勝のラリアットだ!」
ボスゴブリンは強烈なラリアットを零夜に仕掛けるが、彼は跳躍しながら回避してしまった。更に宙回転をしながら見事に着地し、素早くボスゴブリンに視線を移す。
「ほう。俺のラリアットを躱すとはやるじゃねえか」
「こう見えてもプロレスという格闘技を習っているからな。甘く見ると痛い目に遭うぜ!」
零夜は忍者刀を粒子化させてバングルに収めたと同時に、ボスゴブリンに接近してハイキックを喰らわせる。しかし彼は頑丈である為、この程度では倒れないのだ。
「なるほど。なかなかやるみたいだな。だが、こいつは痛いぞ!」
「ぐほっ!」
ボスゴブリンは素早く零夜にタックルを仕掛け、そのまま彼をダウンさせる事に成功。すかさず彼の両足首を素早く掴み、一気に回転し始めた。
「ジャイアントスイング!」
「うわあああああ!」
零夜はボスゴブリンによって勢いよく回転させられ、そのまま強く投げ飛ばされてしまった。彼は二、三回転しながら地面に激突しまくり、そのまま地面を引きずりながら倒れてしまう。
「零夜君!」
(今のジャイアントスイングは強烈だった。あのボスゴブリンはプロレスラー向きかも知れないけど、敵であるのなら侮れない相手ね……)
倒れている零夜の姿に倫子が急いで彼の元に駆け寄る中、日和はボスゴブリンの姿を見て冷静に判断していた。あの様な技を出すならプロレスラーになれるが、敵となれば手強さを感じてしまうのは当然であるのだ。
「どうした?まだやる気か?」
「当たり前だ!ここで俺がやられてたまるか!」
ボスゴブリンが倒れている零夜に対して挑発をしたその時、素早く彼は立ち上がって戦闘態勢に入る。ボスゴブリンは腕を鳴らしながら彼を睨みつけ、次の一撃で倒そうとしているのだ。
(奴は頑丈なら、今の打撃では勝てない。それなら別の技で!)
零夜は心の中で考えたと同時に、ボスゴブリンに素早く接近する。それを見たボスゴブリンは強烈な張り手で彼を倒そうとしている。猪突猛進で突っ込んでくる者には、この方が手っ取り早いと感じただろう。
「もらった!」
強烈な張り手が零夜に襲い掛かるが、彼は跳躍しながら回避する。そのまま彼は手刀の態勢に入り、ボスゴブリンに襲い掛かってきた。
「そこだ!」
「!?」
そのままボスゴブリンの首筋に強烈な一撃を放ち、零夜は地面に着地する。するとボスゴブリンは前のめりにゆっくりと倒れてしまい、ズシンと倒れ込んでしまったのだ。
「俺の手刀は強烈なのでね。ここから反撃開始だ!」
零夜がすぐに反撃の狼煙を上げようとしたその時、ボスゴブリンは金貨と素材であるゴブリンの牙に変化してしまった。あの手刀による一撃が強烈であった為、ボスゴブリンはその攻撃に耐え切る事ができなかったのだ。
「まさか手刀で倒れてしまうとは……もう少しトレーニングした方が良いかもな」
零夜は苦笑いしながら金貨とゴブリンの牙を拾い、ボスゴブリンに対してもう少し鍛えた方が良いと指摘をする。同時に倫子と日和が零夜の元に駆け寄り、笑顔で彼を褒め始めた。
「やるじゃない!ボスゴブリンを手刀で倒すなんて!」
「あの手刀、凄く威力があるなんて驚いたわ」
「大した事じゃないですけどね。上手く成功して良かったです」
零夜は苦笑いしながらも、ボスゴブリンを倒した事に実感を持っている。あの手刀があったからこそ、勝つ事ができたのだ。その様子を見たアイリンは彼に近付き、ニッコリと笑顔を見せる。
「あのボスゴブリンを倒したのは凄かったわ。けど、まだまだこれからだからね」
「ああ。タマズサを倒すにはまだ遠いし、ここから強くならないとな」
アイリンからの忠告に零夜は真剣な表情で頷き、更に強くなる事を決意。タマズサの強さは彼等よりも遥かに高いので、まだまだ経験を積みながら強くなる必要があるのだ。
「さて、そろそろ……ん?」
「どうした?」
するとアイリンは目の前の光景に視線を移すと、目的となる街が見えていた。西洋風の建物が多く、賑やかな雰囲気が漂わせている。この街こそクローバールだ。
「間違いないわ!あの街こそクローバールよ!」
「という事は……目的地までもう少しという事か!」
アイリンは目的の街が見えた事に、喜びの表情をしていた。異世界である地球に飛ばされてから戻れないのか心配していたが、零夜達の助けもあって無事に戻る事が出来る様になった。喜ばれずにいられないのも無理はないだろう。
「ええ!そうと決まれば早速向かうわよ!」
「お、おい!待ってくれよ!」
「ウチ等も急がんと!」
「は、はい!」
アイリンは我慢できずにクローバールへ向かって走り出し、零夜達も慌てながら後を追いかける。彼等の様子を見ていたヤツフサは微笑んだ後、急いで後を追いかけ始めたのだった。
「ボスゴブリンだったな。倫子さんを奪ってどうするつもりだ」
零夜はギロリと鋭い目をしながら、ボスゴブリンを睨みつける。彼のやる事はロクでもない事しかしないと思い、こうでもしなければ倫子を取られてしまう可能性もあり得るからだ。
「セクハラだよ。俺は美しい女性を手に入れて、自分だけの女にするんだ!勿論衣食住は与えるが」
(セクハラ……)
ボスゴブリンの発言を聞いた零夜は怒りに震えたと同時に、倫子の前に移動して戦闘態勢に入る。セクハラという言葉を聞いた途端、この様な行動に出るのは当然である。
「だったらアンタを倒すのみだ!これ以上倫子さんに手を出すのなら、俺が始末してやる!」
(零夜君……)
零夜はボスゴブリンに対して真剣な宣言をした直後、すぐに忍者刀を手元に召喚する。それを見た倫子は嬉しさで頬を赤く染め、心臓の鼓動もドクンドクンと高鳴り始める。もしかすると好きである事を自覚するのは、遠くない未来となるだろう。
「おのれ!野郎共、戦闘態勢に入れ!」
ボスゴブリンは怒りで震え、彼の合図と同時にゴブリン達が戦闘態勢に入る。彼等は棍棒と弓矢をそれぞれ構え、鋭い視線を零夜に向けていた。
「ここはウチに任せて!」
「倫子さん!」
すると倫子が前に出たと同時に、両手でハートの形を作る。この光景にゴブリン達は思わず疑問に感じ、動きを止めてしまった。
「悪い子はお仕置きだから!マジカルハート!」
倫子は両手からマジカルハートを放ち、ゴブリン達に次々と直撃する。するとゴブリン達は倫子に視線を移したと同時に、彼女に対して一礼をする。
「我々ゴブリン達はあなたに忠誠を誓います!」
「うん。宜しくね」
「な!?」
ゴブリン達が自身裏切ってしまった事に、ボスゴブリンが驚きを隠せないのも無理はない。するとゴブリン達はそのままスピリットに変化し、倫子のバングルの中に入って行ったのだ。
「よくも部下を奪い取ったな!こうなったら俺だけでもやってやる!」
ボスゴブリンは怒りの表情をしながら戦闘態勢に入り、零夜達はすぐに警戒態勢に入る。部下を奪われてしまえば当然怒るのも無理ないだろう。
「ボスゴブリンのレベルは?」
「レベルは5ぐらいある。奴はでかいばかりで、実力についてはそんなに強くないだろう」
「なるほどな。ここは忍者刀でやるしかない!」
ヤツフサからの説明に零夜は納得したと同時に、二本の忍者刀を手元に召喚。そのまま戦闘態勢に入り、素早く終わらせようとしているのだ。
「そっちがその気なら……先手必勝のラリアットだ!」
ボスゴブリンは強烈なラリアットを零夜に仕掛けるが、彼は跳躍しながら回避してしまった。更に宙回転をしながら見事に着地し、素早くボスゴブリンに視線を移す。
「ほう。俺のラリアットを躱すとはやるじゃねえか」
「こう見えてもプロレスという格闘技を習っているからな。甘く見ると痛い目に遭うぜ!」
零夜は忍者刀を粒子化させてバングルに収めたと同時に、ボスゴブリンに接近してハイキックを喰らわせる。しかし彼は頑丈である為、この程度では倒れないのだ。
「なるほど。なかなかやるみたいだな。だが、こいつは痛いぞ!」
「ぐほっ!」
ボスゴブリンは素早く零夜にタックルを仕掛け、そのまま彼をダウンさせる事に成功。すかさず彼の両足首を素早く掴み、一気に回転し始めた。
「ジャイアントスイング!」
「うわあああああ!」
零夜はボスゴブリンによって勢いよく回転させられ、そのまま強く投げ飛ばされてしまった。彼は二、三回転しながら地面に激突しまくり、そのまま地面を引きずりながら倒れてしまう。
「零夜君!」
(今のジャイアントスイングは強烈だった。あのボスゴブリンはプロレスラー向きかも知れないけど、敵であるのなら侮れない相手ね……)
倒れている零夜の姿に倫子が急いで彼の元に駆け寄る中、日和はボスゴブリンの姿を見て冷静に判断していた。あの様な技を出すならプロレスラーになれるが、敵となれば手強さを感じてしまうのは当然であるのだ。
「どうした?まだやる気か?」
「当たり前だ!ここで俺がやられてたまるか!」
ボスゴブリンが倒れている零夜に対して挑発をしたその時、素早く彼は立ち上がって戦闘態勢に入る。ボスゴブリンは腕を鳴らしながら彼を睨みつけ、次の一撃で倒そうとしているのだ。
(奴は頑丈なら、今の打撃では勝てない。それなら別の技で!)
零夜は心の中で考えたと同時に、ボスゴブリンに素早く接近する。それを見たボスゴブリンは強烈な張り手で彼を倒そうとしている。猪突猛進で突っ込んでくる者には、この方が手っ取り早いと感じただろう。
「もらった!」
強烈な張り手が零夜に襲い掛かるが、彼は跳躍しながら回避する。そのまま彼は手刀の態勢に入り、ボスゴブリンに襲い掛かってきた。
「そこだ!」
「!?」
そのままボスゴブリンの首筋に強烈な一撃を放ち、零夜は地面に着地する。するとボスゴブリンは前のめりにゆっくりと倒れてしまい、ズシンと倒れ込んでしまったのだ。
「俺の手刀は強烈なのでね。ここから反撃開始だ!」
零夜がすぐに反撃の狼煙を上げようとしたその時、ボスゴブリンは金貨と素材であるゴブリンの牙に変化してしまった。あの手刀による一撃が強烈であった為、ボスゴブリンはその攻撃に耐え切る事ができなかったのだ。
「まさか手刀で倒れてしまうとは……もう少しトレーニングした方が良いかもな」
零夜は苦笑いしながら金貨とゴブリンの牙を拾い、ボスゴブリンに対してもう少し鍛えた方が良いと指摘をする。同時に倫子と日和が零夜の元に駆け寄り、笑顔で彼を褒め始めた。
「やるじゃない!ボスゴブリンを手刀で倒すなんて!」
「あの手刀、凄く威力があるなんて驚いたわ」
「大した事じゃないですけどね。上手く成功して良かったです」
零夜は苦笑いしながらも、ボスゴブリンを倒した事に実感を持っている。あの手刀があったからこそ、勝つ事ができたのだ。その様子を見たアイリンは彼に近付き、ニッコリと笑顔を見せる。
「あのボスゴブリンを倒したのは凄かったわ。けど、まだまだこれからだからね」
「ああ。タマズサを倒すにはまだ遠いし、ここから強くならないとな」
アイリンからの忠告に零夜は真剣な表情で頷き、更に強くなる事を決意。タマズサの強さは彼等よりも遥かに高いので、まだまだ経験を積みながら強くなる必要があるのだ。
「さて、そろそろ……ん?」
「どうした?」
するとアイリンは目の前の光景に視線を移すと、目的となる街が見えていた。西洋風の建物が多く、賑やかな雰囲気が漂わせている。この街こそクローバールだ。
「間違いないわ!あの街こそクローバールよ!」
「という事は……目的地までもう少しという事か!」
アイリンは目的の街が見えた事に、喜びの表情をしていた。異世界である地球に飛ばされてから戻れないのか心配していたが、零夜達の助けもあって無事に戻る事が出来る様になった。喜ばれずにいられないのも無理はないだろう。
「ええ!そうと決まれば早速向かうわよ!」
「お、おい!待ってくれよ!」
「ウチ等も急がんと!」
「は、はい!」
アイリンは我慢できずにクローバールへ向かって走り出し、零夜達も慌てながら後を追いかける。彼等の様子を見ていたヤツフサは微笑んだ後、急いで後を追いかけ始めたのだった。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる