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エロスを全ての生命体規模で語りますか?
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「へ?でも、お姫様って騎士の主君なわけだから、あんま変わんなくない?」
「……もういいわ」
高遠は呆れ果てたといわんばかりに盛大な溜息をつき、不貞腐れた顔をして視線を窓の外へと移した。
(うわ~。こりゃ、かなりいじけてるな…)
私は高遠の気を引くように、高遠の脛辺りをパンプスの先でツンツンと突き、機嫌をとるように話かけた。
「ねえ。冗談だってば~。軽いジョークだから。機嫌直してよ。ね?これでも私、高遠様にはとーっても感謝をしてるんですって。
ぶっちゃけ、あの人達のヤらせろオーラ、前面に出過ぎててキモかったし。本当に高遠様サマですよ」
「おい!蹴んなよ!スーツが汚れんだろ!
つーかお前、そんな鈍いのに、男どものヤらせろオーラが分かんの?あーねー、分かった。お前アレだろ?似非超能力者」
高遠がバカにするように鼻で嗤った。
「失敬だな、君は!私ほど勘の鋭い人間はこの世に存在しないのだよ!
てか、そのくらい超能力なんかなくたって分かるし。変な言い方だけどさ。男がそう言う目で女を見てる時って、女には分かるもんなのよ。これで1つ賢くなれたかな?高遠君」
「そういう目って、何それ、怖っ!!
まあ俺様くらいになると、下心を察されるようなヘマはしねーけどな。俺の下心は、最新鋭のステルス戦闘機ばりに覚られにくくできているのだよ、山瀬君!」
「はあ?ステルス戦闘機?てか、女から言わせてもらえば、察されないとか不可能だから!」
私も負けじと鼻で嗤い返してやった。
「いや、俺のステルス機はだね。本物のステルス機同様、感知されにくくなるだけで、完全に気配を消す訳ではないのだよ。つーか、そもそも全く感知されなかったら、意識されねーし。微かに意識させながらも、あくまで紳士的な態度を貫き、相手に微妙な安心感を与えるってのがミソなわけよ。んでもって、相手の態度や雰囲気を偵察しながら、これいけっかなぁ?いけねーかな?と見極める。無論、相手が喰らい付きたくなるような男の色気?エロさ?を漂わせながらな。
まあ表には出さなくても、そういう時の頭の中は勿論ヤラシイ妄想でいっぱいだぞ!」
「うっわ最低。そういう生々しい話しちゃうんだ?っていうか、それ普通じゃん?そういうもんなんじゃないの?
それよりも、あんたに男の色気?エロさ?なんて出せんの?」
「…そういうもんじゃないのって、お前…。お前のせいで、今、俺の繊細なクリスタルハートに罅が入ったからな!それと俺にだって色気くらいだせるし……多分?いやでも、歴代の彼女達に『妙な色気あるよね』って言われたし…」
話しているうちに自信がなくなってきたのか。高遠の言葉が尻すぼみになっていく。
「それってお世辞じゃん?女って結構そういうこと言うよ。悪気がないから、嘘とまでは言わないけど。余程下手糞だったり、独り善がりでない限り『こんなの初めて!』とか。
……高遠って、独り善がりなHしそうだよね」
「はあ!?お前、今のはさすがに聞き捨てなんねーぞ!
俺は独り善がりなセックスなんか絶対しない!思いやりの溢れたセックスしかしねーわ!
お前は知らないかもしれないけどな。こう見えて俺、そういう時はものすごく紳士よ?相手が少しでも嫌がる素振り見せたらすぐ引きさがるし。セックスってのはな、すっげー気持ちの良い、人類史上、いや生物史上、最高のコミュニケーションなんだぜ?お互い楽しまなきゃ意味がねーだろうが!」
「ちょっ!しっ!あんたここ外!そんなデカい声でする話じゃないでしょ!」
高遠の声量自体はそんなに大きくない筈なのだけれど、昼時で混み合っているせいか、先程から女性客からの視線がグサグサと突き刺さる。
これが「ヤらせろ」だの、「セックス」だのの、下ネタワードを聞き取られての事だったら、恥ずかしくて軽く死ねる…。
「はあ?何が恥ずかしいんだよ!大体な、どんなすました男だって、健全な男なら、頭ん中の8割はエロで溢れている筈だぞ!中高生の頃の俺なんて、9割9分はエロで溢れてたからな!」
「…いや、それ別に自慢する事じゃないからね?てか、分かった!分かったから、静かにして!とりあえず話題変えようか?」
「バカだな、お前!男がエロくなけりゃ、人類は滅亡すんだぞ?種の保存の為に、男はエロスを追求するわけだ!俺の探究心は凄いぞ?なんたって、相手を目眩く世界へと誘っちゃうからな!なんなら一度試してみるかね?山瀬君!」
「いや…丁重にお断りするわ」
何故だか高遠はドヤ顔で「エロスは正義」だと胸を張っている。その姿が何とも残念だ。スタイルは文句のつけようがないくらい素晴らしいというのに。顔と中身が残念過ぎて哀れに想える…。
私はそんな高遠を放置したままスマホを取り出し、時間を確認する。あと十分ちょっとで昼休みが終わる。助かったと小さく安堵した私は、伝票を片手にレジへと向かった。
高遠は最初から奢られる気はなく、自分の分は自分で支払うつもりだったらしい。けれど私が「奢るって言って誘ったんだから、素直に奢らせろ!」と突っぱねると、諦めたようで「キャー!山瀬君ったら、おっとこ前~!じゃあ、お言葉に甘えてぇ~。ゴチで~す!」と気持ち悪いオネエ口調で礼を口にした。
それから社に戻る間も、高遠は男とエロスの関係性を人類…いや、生命体規模で熱く語り続けた。
さすがの高遠も、社屋内に入ると同時に話題を変えてくれたので、私は心底ほっとした。
エレベーターからおりた時、突然何か思い出したように高遠が声をあげた。驚いて足を止めると、高遠が「すっかり忘れた」と苦い顔をした。
「そういや吉澤さん、明日戻ってくるらしいぞ。だから美優先輩が、今夜は三人で、戦前の作戦会議を開くって息巻いてたんだった。お前の予定を聞いとくように言われたんだけど…大丈夫だよな?お前どうせ暇だろ?」
「ちょっと!どうせって何よ、どうせって!勝手に暇だって決めつけないでくれる?…まあ暇だけど。
てか、もう絢…吉澤さん帰って来るんだ?やだなぁ…。ものすごく逃げ出したい。この際、異動願いでも出そうかなぁ?とりあえず美優先輩の件は了解!今日の仕事あがりね?場所は『三瓶』?」
「場所は山瀬の行きたい所でいいってさ」
「んじゃ、『三瓶』で。今日は多分、残業にはならないと思うけど。もしなったら、いつもみたいに先始めてて」
「了解!美優先輩にもそう伝えとくわ。
あとさ…まあ気持ちは分かるけど。けど、お前は何も悪い事してねぇんだから、異動願いなんか絶対出すなよ!寧ろ、あっちがビビるくらい堂々としてろ!」
高遠は珍しく真剣な顔でそう言うと、自席へと戻っていった。その(顔が見えない分やたら男前な)後ろ姿を見つめながら、私は小さく溜息を洩らした。
……そうは言っても、ねぇ?
気不味いものは気不味いんですけど…。
あ~あ、今夜突然インフルとか発症しないかな?…六月だから無理か?
軽く現実逃避をしながら、私は午後の仕事に取りかかった。
***
いつものような集中力を保てなかったせいか。結局定時では上がれず、私は1時間遅れで『三瓶』に到着した。
『三瓶』とは、以前高遠と一緒に飲んでいた居酒屋だ。駅前商店街の一角にあるからこじんまりとはしているが、酒揃えのセンスも良いし、料理も美味しい。その上、お財布にも優しいという、三拍子揃った私達行きつけの店。
暖簾を潜り、店内に入ると、最奥にある座敷の一角に美優先輩と高遠の姿を見付けた。私に気付いた顔見知りのバイト君に「とりあえずビールで」とオッサン臭い台詞で注文してから座敷へと向かい、既にできあがっていそうな美優先輩の隣に腰を下ろした。
「まひちゃん、お疲れ~!」
美優先輩はご機嫌な様子でジョッキを掲げた。その向かいに座る高遠は、酷くげっそりしながら「ようやくきたか…」と力なく呟いた。
(私が遅れた一時間の間に一体何があったんだ?)
私は相反する様子の二人を見比べながら首を捻った。
「……もういいわ」
高遠は呆れ果てたといわんばかりに盛大な溜息をつき、不貞腐れた顔をして視線を窓の外へと移した。
(うわ~。こりゃ、かなりいじけてるな…)
私は高遠の気を引くように、高遠の脛辺りをパンプスの先でツンツンと突き、機嫌をとるように話かけた。
「ねえ。冗談だってば~。軽いジョークだから。機嫌直してよ。ね?これでも私、高遠様にはとーっても感謝をしてるんですって。
ぶっちゃけ、あの人達のヤらせろオーラ、前面に出過ぎててキモかったし。本当に高遠様サマですよ」
「おい!蹴んなよ!スーツが汚れんだろ!
つーかお前、そんな鈍いのに、男どものヤらせろオーラが分かんの?あーねー、分かった。お前アレだろ?似非超能力者」
高遠がバカにするように鼻で嗤った。
「失敬だな、君は!私ほど勘の鋭い人間はこの世に存在しないのだよ!
てか、そのくらい超能力なんかなくたって分かるし。変な言い方だけどさ。男がそう言う目で女を見てる時って、女には分かるもんなのよ。これで1つ賢くなれたかな?高遠君」
「そういう目って、何それ、怖っ!!
まあ俺様くらいになると、下心を察されるようなヘマはしねーけどな。俺の下心は、最新鋭のステルス戦闘機ばりに覚られにくくできているのだよ、山瀬君!」
「はあ?ステルス戦闘機?てか、女から言わせてもらえば、察されないとか不可能だから!」
私も負けじと鼻で嗤い返してやった。
「いや、俺のステルス機はだね。本物のステルス機同様、感知されにくくなるだけで、完全に気配を消す訳ではないのだよ。つーか、そもそも全く感知されなかったら、意識されねーし。微かに意識させながらも、あくまで紳士的な態度を貫き、相手に微妙な安心感を与えるってのがミソなわけよ。んでもって、相手の態度や雰囲気を偵察しながら、これいけっかなぁ?いけねーかな?と見極める。無論、相手が喰らい付きたくなるような男の色気?エロさ?を漂わせながらな。
まあ表には出さなくても、そういう時の頭の中は勿論ヤラシイ妄想でいっぱいだぞ!」
「うっわ最低。そういう生々しい話しちゃうんだ?っていうか、それ普通じゃん?そういうもんなんじゃないの?
それよりも、あんたに男の色気?エロさ?なんて出せんの?」
「…そういうもんじゃないのって、お前…。お前のせいで、今、俺の繊細なクリスタルハートに罅が入ったからな!それと俺にだって色気くらいだせるし……多分?いやでも、歴代の彼女達に『妙な色気あるよね』って言われたし…」
話しているうちに自信がなくなってきたのか。高遠の言葉が尻すぼみになっていく。
「それってお世辞じゃん?女って結構そういうこと言うよ。悪気がないから、嘘とまでは言わないけど。余程下手糞だったり、独り善がりでない限り『こんなの初めて!』とか。
……高遠って、独り善がりなHしそうだよね」
「はあ!?お前、今のはさすがに聞き捨てなんねーぞ!
俺は独り善がりなセックスなんか絶対しない!思いやりの溢れたセックスしかしねーわ!
お前は知らないかもしれないけどな。こう見えて俺、そういう時はものすごく紳士よ?相手が少しでも嫌がる素振り見せたらすぐ引きさがるし。セックスってのはな、すっげー気持ちの良い、人類史上、いや生物史上、最高のコミュニケーションなんだぜ?お互い楽しまなきゃ意味がねーだろうが!」
「ちょっ!しっ!あんたここ外!そんなデカい声でする話じゃないでしょ!」
高遠の声量自体はそんなに大きくない筈なのだけれど、昼時で混み合っているせいか、先程から女性客からの視線がグサグサと突き刺さる。
これが「ヤらせろ」だの、「セックス」だのの、下ネタワードを聞き取られての事だったら、恥ずかしくて軽く死ねる…。
「はあ?何が恥ずかしいんだよ!大体な、どんなすました男だって、健全な男なら、頭ん中の8割はエロで溢れている筈だぞ!中高生の頃の俺なんて、9割9分はエロで溢れてたからな!」
「…いや、それ別に自慢する事じゃないからね?てか、分かった!分かったから、静かにして!とりあえず話題変えようか?」
「バカだな、お前!男がエロくなけりゃ、人類は滅亡すんだぞ?種の保存の為に、男はエロスを追求するわけだ!俺の探究心は凄いぞ?なんたって、相手を目眩く世界へと誘っちゃうからな!なんなら一度試してみるかね?山瀬君!」
「いや…丁重にお断りするわ」
何故だか高遠はドヤ顔で「エロスは正義」だと胸を張っている。その姿が何とも残念だ。スタイルは文句のつけようがないくらい素晴らしいというのに。顔と中身が残念過ぎて哀れに想える…。
私はそんな高遠を放置したままスマホを取り出し、時間を確認する。あと十分ちょっとで昼休みが終わる。助かったと小さく安堵した私は、伝票を片手にレジへと向かった。
高遠は最初から奢られる気はなく、自分の分は自分で支払うつもりだったらしい。けれど私が「奢るって言って誘ったんだから、素直に奢らせろ!」と突っぱねると、諦めたようで「キャー!山瀬君ったら、おっとこ前~!じゃあ、お言葉に甘えてぇ~。ゴチで~す!」と気持ち悪いオネエ口調で礼を口にした。
それから社に戻る間も、高遠は男とエロスの関係性を人類…いや、生命体規模で熱く語り続けた。
さすがの高遠も、社屋内に入ると同時に話題を変えてくれたので、私は心底ほっとした。
エレベーターからおりた時、突然何か思い出したように高遠が声をあげた。驚いて足を止めると、高遠が「すっかり忘れた」と苦い顔をした。
「そういや吉澤さん、明日戻ってくるらしいぞ。だから美優先輩が、今夜は三人で、戦前の作戦会議を開くって息巻いてたんだった。お前の予定を聞いとくように言われたんだけど…大丈夫だよな?お前どうせ暇だろ?」
「ちょっと!どうせって何よ、どうせって!勝手に暇だって決めつけないでくれる?…まあ暇だけど。
てか、もう絢…吉澤さん帰って来るんだ?やだなぁ…。ものすごく逃げ出したい。この際、異動願いでも出そうかなぁ?とりあえず美優先輩の件は了解!今日の仕事あがりね?場所は『三瓶』?」
「場所は山瀬の行きたい所でいいってさ」
「んじゃ、『三瓶』で。今日は多分、残業にはならないと思うけど。もしなったら、いつもみたいに先始めてて」
「了解!美優先輩にもそう伝えとくわ。
あとさ…まあ気持ちは分かるけど。けど、お前は何も悪い事してねぇんだから、異動願いなんか絶対出すなよ!寧ろ、あっちがビビるくらい堂々としてろ!」
高遠は珍しく真剣な顔でそう言うと、自席へと戻っていった。その(顔が見えない分やたら男前な)後ろ姿を見つめながら、私は小さく溜息を洩らした。
……そうは言っても、ねぇ?
気不味いものは気不味いんですけど…。
あ~あ、今夜突然インフルとか発症しないかな?…六月だから無理か?
軽く現実逃避をしながら、私は午後の仕事に取りかかった。
***
いつものような集中力を保てなかったせいか。結局定時では上がれず、私は1時間遅れで『三瓶』に到着した。
『三瓶』とは、以前高遠と一緒に飲んでいた居酒屋だ。駅前商店街の一角にあるからこじんまりとはしているが、酒揃えのセンスも良いし、料理も美味しい。その上、お財布にも優しいという、三拍子揃った私達行きつけの店。
暖簾を潜り、店内に入ると、最奥にある座敷の一角に美優先輩と高遠の姿を見付けた。私に気付いた顔見知りのバイト君に「とりあえずビールで」とオッサン臭い台詞で注文してから座敷へと向かい、既にできあがっていそうな美優先輩の隣に腰を下ろした。
「まひちゃん、お疲れ~!」
美優先輩はご機嫌な様子でジョッキを掲げた。その向かいに座る高遠は、酷くげっそりしながら「ようやくきたか…」と力なく呟いた。
(私が遅れた一時間の間に一体何があったんだ?)
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