682 / 761
side 美幸
3
しおりを挟む
*
「本当にここでええのか?」
「はい、十分です。」
それから数日後、私と兄さんは、おじいさんの家に行った。
もちろん、おじいさんの返事はOK。
兄さんがおじいさんと予め話をしていてくれて、結局、私は三階の住み込みの家政婦さん達の部屋の一室を借りることになった。
おじいさんは、二階の客間をと言ってくれたんだけど、そこは、まるでホテルのスイートルームみたいに豪華だったから、兄さんが遠慮したんだ。
でも、家政婦さんの部屋もけっこう広いんだ。
なんたって、六畳二間だから。
しかも、お風呂とトイレまで付いている。
一階には温泉があるから、そこに入った方が広くて気持ちが良いとお爺さんは言っていた。
三階にはキッチンや洗面所もある。
朝はそこで家政婦さん達と食べるみたい。
夜はおじいさんがいたら、おじいさんと食べるのかな。
お弁当も家政婦さんが作ってくれるらしい。
思った通り、至れり尽くせりだね。
「いつから来るんじゃ?」
「はい、私はいつからでも。」
「何か必要なものがあったら、遠慮せず言いなさい。」
え、アニメを見たりゲームをする時のテレビでも良いのかな。
今、うちにあるのは小さくて迫力がないんだよね。
「荷物はこちらから運びますから。」
兄さんったら、余計なことを。
でも、ま、引っ越してから言えば良いか。
そしたら、兄さんにはわからないし。
「本当にここでええのか?」
「はい、十分です。」
それから数日後、私と兄さんは、おじいさんの家に行った。
もちろん、おじいさんの返事はOK。
兄さんがおじいさんと予め話をしていてくれて、結局、私は三階の住み込みの家政婦さん達の部屋の一室を借りることになった。
おじいさんは、二階の客間をと言ってくれたんだけど、そこは、まるでホテルのスイートルームみたいに豪華だったから、兄さんが遠慮したんだ。
でも、家政婦さんの部屋もけっこう広いんだ。
なんたって、六畳二間だから。
しかも、お風呂とトイレまで付いている。
一階には温泉があるから、そこに入った方が広くて気持ちが良いとお爺さんは言っていた。
三階にはキッチンや洗面所もある。
朝はそこで家政婦さん達と食べるみたい。
夜はおじいさんがいたら、おじいさんと食べるのかな。
お弁当も家政婦さんが作ってくれるらしい。
思った通り、至れり尽くせりだね。
「いつから来るんじゃ?」
「はい、私はいつからでも。」
「何か必要なものがあったら、遠慮せず言いなさい。」
え、アニメを見たりゲームをする時のテレビでも良いのかな。
今、うちにあるのは小さくて迫力がないんだよね。
「荷物はこちらから運びますから。」
兄さんったら、余計なことを。
でも、ま、引っ越してから言えば良いか。
そしたら、兄さんにはわからないし。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~
いとうヒンジ
ファンタジー
ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。
理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。
パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。
友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。
その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。
カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。
キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。
最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。
ポリゴンスキルは超絶チートでした~発現したスキルをクズと言われて、路地裏に捨てられた俺は、ポリゴンスキルでざまぁする事にした~
喰寝丸太
ファンタジー
ポリゴンスキルに目覚めた貴族庶子6歳のディザは使い方が分からずに、役に立たないと捨てられた。
路地裏で暮らしていて、靴底を食っている時に前世の記憶が蘇る。
俺はパチンコの大当たりアニメーションをプログラムしていたはずだ。
くそう、浮浪児スタートとはナイトメアハードも良い所だ。
だがしかし、俺にはスキルがあった。
ポリゴンスキルか勝手知ったる能力だな。
まずは石の板だ。
こんなの簡単に作れる。
よし、売ってしまえ。
俺のスキルはレベルアップして、アニメーション、ショップ、作成依頼と次々に開放されて行く。
俺はこれを駆使して成り上がってやるぞ。
路地裏から成りあがった俺は冒険者になり、商人になり、貴族になる。
そして王に。
超絶チートになるのは13話辺りからです。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
【完結】邪神ちゃん バンザーイ !
るしあん@猫部
ファンタジー
僕達は どうやら 異世界の『王国』による『勇者召還』に巻き込まれたようだ
皆が女神様の話を 聞いてる中 物陰からこちらを ジト目で 見ている幼女が
僕は 気になり 彼女の元に行ってみると
………
るしあん 三作目の物語です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
例えばサバゲーガチ勢が異世界召喚に巻き込まれたとして
兎屋亀吉
ファンタジー
サバゲーとはサバイバルゲームの略である。ミリタリーマニアやガンマニアが集まり、エアガンを手に本気の戦いを繰り広げる大人のアクティビティだ。そんな遊びに、尋常ではない気迫で臨む者がいた。和泉和豊35歳独身。彼はコンビニのアルバイトで生計を立てるフリーターだ。高いエアガンを買うことはできない。しかしお金が無いながらも中古で揃えた装備と、自身に課した厳しい訓練によって並み居るサバゲーマニアの中でも日本で十指に入る猛者として君臨し続けていた。これは、そんなサバゲーガチ勢のフリーターがひょんなことから異世界召喚に巻き込まれてしまったことから始まる物語。
聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?
渡邊 香梨
ファンタジー
コミックシーモア電子コミック大賞2025ノミネート! 11/30まで投票宜しくお願いします……!m(_ _)m
――小説3巻&コミックス1巻大好評発売中!――【旧題:聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~】
12.20/05.02 ファンタジー小説ランキング1位有難うございます!
双子の妹ばかりを優先させる家族から離れて大学へ進学、待望の一人暮らしを始めた女子大生・十河怜菜(そがわ れいな)は、ある日突然、異世界へと召喚された。
召喚させたのは、双子の妹である舞菜(まな)で、召喚された先は、乙女ゲーム「蘇芳戦記」の中の世界。
国同士を繋ぐ「転移扉」を守護する「聖女」として、舞菜は召喚されたものの、守護魔力はともかく、聖女として国内貴族や各国上層部と、社交が出来るようなスキルも知識もなく、また、それを会得するための努力をするつもりもなかったために、日本にいた頃の様に、自分の代理(スペア)として、怜菜を同じ世界へと召喚させたのだ。
妹のお守りは、もうごめん――。
全てにおいて妹優先だった生活から、ようやく抜け出せたのに、再び妹のお守りなどと、冗談じゃない。
「宰相閣下、私と駆け落ちしましょう」
内心で激怒していた怜菜は、日本同様に、ここでも、妹の軛(くびき)から逃れるための算段を立て始めた――。
※ R15(キスよりちょっとだけ先)が入る章には☆を入れました。
【近況ボードに書籍化についてや、参考資料等掲載中です。宜しければそちらもご参照下さいませ】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる