赤い流れ星3

ルカ(聖夜月ルカ)

文字の大きさ
上 下
387 / 761
side 和彦

12

しおりを挟む




 「また会いに来るからな!」

 「はい、待ってます!」



 瞬く間に一週間の時が流れ、高坂が帰って行った。
 新幹線が走り出し、見えなくなるまで、高坂はずっと手を振っていた。
 本当に無邪気というか、なんというのか…



「あぁ、本当に短かったな。」

 「そうだな。」

 「で、どうだった…?
カズさんに父親の実感はわいたか?」

 「う~ん、どうかな。
まだよくわからない。
ただ…また会いたいなとは思う。」

 「そうか…そりゃあ良かった。」

 高坂を見送り、俺はシュウと一緒に家路に着いた。



 「これからどうする?」

 「特に予定はないんだが…」

 「そうか、それじゃあ、このまま少しドライブでもするか?」

 「それも良いな…行き先はシュウに任せる。」

 俺達は、心地良い風を感じながら、そこらをドライブすることにした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

オタクな母娘が異世界転生しちゃいました

yanako
ファンタジー
中学生のオタクな娘とアラフィフオタク母が異世界転生しちゃいました。 二人合わせて読んだ異世界転生小説は一体何冊なのか!転生しちゃった世界は一体どの話なのか! ごく普通の一般日本人が転生したら、どうなる?どうする?

STORY BOXⅡ

ルカ(聖夜月ルカ)
ファンタジー
主に既存のオリキャラを主人公にしてお題にチャレンジします。 こちらは、続けずに短編です。 本編をご存知ないと、よくわからないお話もたまにはあるかもです… ※こちらのお題からのリクエスト募集中です。

魔がさした? 私も魔をさしますのでよろしく。

ユユ
恋愛
幼い頃から築いてきた彼との関係は 愛だと思っていた。 何度も“好き”と言われ 次第に心を寄せるようになった。 だけど 彼の浮気を知ってしまった。 私の頭の中にあった愛の城は 完全に崩壊した。 彼の口にする“愛”は偽物だった。 * 作り話です * 短編で終わらせたいです * 暇つぶしにどうぞ

異世界でゆるゆる生活を満喫す 

葉月ゆな
ファンタジー
辺境伯家の三男坊。数か月前の高熱で前世は日本人だったこと、社会人でブラック企業に勤めていたことを思い出す。どうして亡くなったのかは記憶にない。ただもう前世のように働いて働いて夢も希望もなかった日々は送らない。 もふもふと魔法の世界で楽しく生きる、この生活を絶対死守するのだと誓っている。 家族に助けられ、面倒ごとは優秀な他人に任せる主人公。でも頼られるといやとはいえない。 ざまぁや成り上がりはなく、思いつくままに好きに行動する日常生活ゆるゆるファンタジーライフのご都合主義です。

おっさんは異世界で焼肉屋する?ー焼肉GOD

ちょせ
ファンタジー
その店の名前は焼肉屋ゴッド 世界を極めた男、カンザキが始めたのは何と焼肉屋 カンザキの経営する焼肉屋はまだ開店したばかり その中で色々な人と出会い、喜んで。 ダンジョンで獲れるモンスターを中心にお肉を提供中! 何故か王女姉妹がカンザキを取り合ったり うさ耳娘にパパと呼ばれてみたりとドタバタした毎日を送ります ちょっとタイトル変更など

赤い流れ星

ルカ(聖夜月ルカ)
ファンタジー
オリキャラに会いたい…そんな願いが現実に…! 100%の理想を詰め込んだオリキャラが、目の前に現れた! ※以前書いたものですので、携帯状況その他が少し古くなっています。 ※表紙は青維瑠璃様に描いていただきました。

さようなら竜生、こんにちは人生

永島ひろあき
ファンタジー
 最強最古の竜が、あまりにも長く生き過ぎた為に生きる事に飽き、自分を討伐しに来た勇者たちに討たれて死んだ。  竜はそのまま冥府で永劫の眠りにつくはずであったが、気づいた時、人間の赤子へと生まれ変わっていた。  竜から人間に生まれ変わり、生きる事への活力を取り戻した竜は、人間として生きてゆくことを選ぶ。  辺境の農民の子供として生を受けた竜は、魂の有する莫大な力を隠して生きてきたが、のちにラミアの少女、黒薔薇の妖精との出会いを経て魔法の力を見いだされて魔法学院へと入学する。  かつて竜であったその人間は、魔法学院で過ごす日々の中、美しく強い学友達やかつての友である大地母神や吸血鬼の女王、龍の女皇達との出会いを経て生きる事の喜びと幸福を知ってゆく。 ※お陰様をもちまして2015年3月に書籍化いたしました。書籍化該当箇所はダイジェストと差し替えております。  このダイジェスト化は書籍の出版をしてくださっているアルファポリスさんとの契約に基づくものです。ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。 ※2016年9月より、ハーメルン様でも合わせて投稿させていただいております。 ※2019年10月28日、完結いたしました。ありがとうございました!

才能は流星魔法

神無月 紅
ファンタジー
東北の田舎に住んでいる遠藤井尾は、事故によって気が付けばどこまでも広がる空間の中にいた。 そこには巨大な水晶があり、その水晶に触れると井尾の持つ流星魔法の才能が目覚めることになる。 流星魔法の才能が目覚めると、井尾は即座に異世界に転移させられてしまう。 ただし、そこは街中ではなく誰も人のいない山の中。 井尾はそこで生き延びるべく奮闘する。 山から降りるため、まずはゴブリンから逃げ回りながら人の住む街や道を探すべく頂上付近まで到達したとき、そこで見たのは地上を移動するゴブリンの軍勢。 井尾はそんなゴブリンの軍勢に向かって流星魔法を使うのだった。 二日に一度、18時に更新します。 カクヨムにも同時投稿しています。

処理中です...