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side 美幸
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「あれ?美幸ちゃん、シュウさんと知り合いじゃなかったっけ?
こないだ、会ったんだよね?」
「え?あ…あ、あぁ、そうそう。
あぁ、あのシュウさんか~…」
危ない、危ない…
うっかりしてた。
シュウさんに会ったことはもうバレてたんだ。
だから、シュウさんのことは知ってて良いんだ。
「皆、話もうまいし、カラオケもうまいし、楽しかったよ~
下の店から料理をデリバリーしてもらったんだけど、それも最高でさ。」
「そ、そうなの…で、でも、私、ホストクラブなんてちょっと怖いな。」
「怖くなんかないよ。
今度、KEN-Gに頼んで、また一緒に連れて行ってもらおうよ。」
「い、いや、私はいいよ。」
アッシュさんの言葉にはひやひやしたけど、この話しぶりでは、私がホストクラブに行ったことは完全にバレてない。
ホストは口が固いっていうのは本当だとちょっと感激した。
「だめだよ、美幸ちゃんももっとチャレンジャーにならなきゃ。
知らない世界を知るっていうのは、とても楽しいことだよ。」
「でも…ホストクラブって高そうだし…」
「だから、KEN-Gに連れて行ってもらえば良いんだよ。
確かにそれなりの値段はすると思うけど、ああいうお店の割にはけっこう良心的な値段みたいだよ。
それもシュウさんのポリシーみたい。」
「へぇ…」
そう言えば、ちゃんと見たことはなかったけど、表に料金表みたいなものがあったような気もする。
まぁ、さすがにVIPルームは高いと思うけど…
「でも、きっと兄さんがそんなとこに行くのはだめだって言うと思うよ。」
私がそう言った時だった。
「誰が何をだめだって?」
「あ、兄さん……」
こないだ、会ったんだよね?」
「え?あ…あ、あぁ、そうそう。
あぁ、あのシュウさんか~…」
危ない、危ない…
うっかりしてた。
シュウさんに会ったことはもうバレてたんだ。
だから、シュウさんのことは知ってて良いんだ。
「皆、話もうまいし、カラオケもうまいし、楽しかったよ~
下の店から料理をデリバリーしてもらったんだけど、それも最高でさ。」
「そ、そうなの…で、でも、私、ホストクラブなんてちょっと怖いな。」
「怖くなんかないよ。
今度、KEN-Gに頼んで、また一緒に連れて行ってもらおうよ。」
「い、いや、私はいいよ。」
アッシュさんの言葉にはひやひやしたけど、この話しぶりでは、私がホストクラブに行ったことは完全にバレてない。
ホストは口が固いっていうのは本当だとちょっと感激した。
「だめだよ、美幸ちゃんももっとチャレンジャーにならなきゃ。
知らない世界を知るっていうのは、とても楽しいことだよ。」
「でも…ホストクラブって高そうだし…」
「だから、KEN-Gに連れて行ってもらえば良いんだよ。
確かにそれなりの値段はすると思うけど、ああいうお店の割にはけっこう良心的な値段みたいだよ。
それもシュウさんのポリシーみたい。」
「へぇ…」
そう言えば、ちゃんと見たことはなかったけど、表に料金表みたいなものがあったような気もする。
まぁ、さすがにVIPルームは高いと思うけど…
「でも、きっと兄さんがそんなとこに行くのはだめだって言うと思うよ。」
私がそう言った時だった。
「誰が何をだめだって?」
「あ、兄さん……」
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