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本音
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(何やってるんだろう…)
あの日以来、雅紀から連絡はない。
そりゃ、そうだろう。
あんなことをしたんだから。
きっと、雅紀は怒ってるはず。
ふと見たカレンダーはペラペラで…
今年はもう何日もないし、もうじきクリスマスだ。
このままでは、きっとクリスマスはクリぼっちだ。
いや、クリスマスどころか、別れることにもなりかねない。
そう思ったら、なんとも心細くて寂しくて…
だって、私は雅紀のことが好きなんだもん。
別れたくなんかない。
なのに、素直になれなくて…
別れたくないのなら、なんとか修復するしかない。
でも、どうやって?
この前のことなんて忘れたふりをして雅紀に連絡する?
「ねぇ、クリスマスはどうする?」
なんて、そんなこと、私にはとても言えないよ。
どうにも気持ちがざわざわして、私は家を飛び出した。
寒いと思ったら、粉雪が舞っていた。
このところ、雪ばかりだ。
白い景色は、さらに気持ちをざわつかせた。
(あ、そうだ…)
不意に浮かんだアイディアに、私は突き動かされるように歩を進めた。
(誰もいない……)
私がたどり着いたのは、神社だった。
初詣くらいしか行かないくせに、頼るところはそこしかなかった。
100円玉を掴み、思い直して500円玉に持ち替えた。
鈴を鳴らし、賽銭箱に投げ入れる。
(神様、どうか雅紀とやり直せますように。)
お賽銭に500円は張り込んだつもりだけど、願い事を言ったら、全然足りないような気がした。
逃げるようにその場から去り、参道でみたらし団子を買った。
(これでもう大丈夫。)
家に帰り、みたらし団子を食べた。
みたらし団子は、厄除けのありがたい食べ物だって、昔、おばあちゃんが教えてくれたから。
(なんとかなる。
絶対になんとかなるから。)
私は心の中で、強くそう言い聞かせた。
あの日以来、雅紀から連絡はない。
そりゃ、そうだろう。
あんなことをしたんだから。
きっと、雅紀は怒ってるはず。
ふと見たカレンダーはペラペラで…
今年はもう何日もないし、もうじきクリスマスだ。
このままでは、きっとクリスマスはクリぼっちだ。
いや、クリスマスどころか、別れることにもなりかねない。
そう思ったら、なんとも心細くて寂しくて…
だって、私は雅紀のことが好きなんだもん。
別れたくなんかない。
なのに、素直になれなくて…
別れたくないのなら、なんとか修復するしかない。
でも、どうやって?
この前のことなんて忘れたふりをして雅紀に連絡する?
「ねぇ、クリスマスはどうする?」
なんて、そんなこと、私にはとても言えないよ。
どうにも気持ちがざわざわして、私は家を飛び出した。
寒いと思ったら、粉雪が舞っていた。
このところ、雪ばかりだ。
白い景色は、さらに気持ちをざわつかせた。
(あ、そうだ…)
不意に浮かんだアイディアに、私は突き動かされるように歩を進めた。
(誰もいない……)
私がたどり着いたのは、神社だった。
初詣くらいしか行かないくせに、頼るところはそこしかなかった。
100円玉を掴み、思い直して500円玉に持ち替えた。
鈴を鳴らし、賽銭箱に投げ入れる。
(神様、どうか雅紀とやり直せますように。)
お賽銭に500円は張り込んだつもりだけど、願い事を言ったら、全然足りないような気がした。
逃げるようにその場から去り、参道でみたらし団子を買った。
(これでもう大丈夫。)
家に帰り、みたらし団子を食べた。
みたらし団子は、厄除けのありがたい食べ物だって、昔、おばあちゃんが教えてくれたから。
(なんとかなる。
絶対になんとかなるから。)
私は心の中で、強くそう言い聞かせた。
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