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それでも君を愛せて良かった
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「ファビエンヌ、見て。
少し黴臭いけど、今のドレスよりはずっと良いだろ?
これは母さんが着てたものなんだ。
母さんは細身だし、きっとサイズもピッタリだと思うよ。
今、着せ替えてあげるね。」
僕は、ファビエンヌのドレスを脱がせた。
ドレスの下には袖のない白い下着を身に付けていた。
彼女の肘から上は、ヤギか何かの動物の皮らしきもので作られており、薄い下着の上から小さな胸の膨らみが見えた時、僕は途端に罪悪感にかられ、焦って視線を逸らした。
「ご…ごめんね…
見ないから…
僕、見ないから…」
手が震え、うまく着せ替えてあげることが出来ない。
それでも、ファビエンヌのそんな姿を見てはいけないような気がして、視線を逸らしながら…そして、彼女の身体になるべく触れないように気遣いながら、どうにかドレスを着替え終わり、僕は異常に噴き出した額の汗を拭い、ようやく彼女に視線を戻した。
「あ…あぁ……
思った通りだ。
似合うよ…!
サイズもぴったりだ!」
ドレスを着替え、口紅をさしたファビエンヌは、まるでどこかの貴族の娘のようだった。
素敵になったファビエンヌと一緒にいると、僕なんかじゃ釣り合わないような気がして少し寂しいような気持ちになった。
「ファビエンヌ…
本当に君は素敵だよ。
僕なんかじゃ不満かもしれないけど、どうか他の人を好きにならないで…
僕、君に出来る事はなんだってするから。
好きなんだ…君のことがたまらなく好きなんだ。」
情け無いことを言ってるのは自分でもわかった。
でも、それでも僕はそう懇願せずにはいられなかった。
それほどまでにファビエンヌは魅力的だったから。
僕は母さんの他の服をそっと部屋に持ち返った。
父さんにみつからないように洗濯をして、綺麗にしてから彼女に着せてあげようと考えたからだ。
(彼女の下着も洗ってあげたいけど…でも…)
思い出すだけで、僕の顔は高い熱を帯びた。
(そうだ…身体も綺麗にしてあげたい。
でも、そんなことを言ったらきっと彼女は恥ずかしがる…)
彼女の下着姿が何度も繰り返し、僕の頭に思い浮かぶ。
僕はそれを払い退けるため、昨夜よりも多くの酒を飲んで眠りに就いた。
「ファビエンヌ、見て。
少し黴臭いけど、今のドレスよりはずっと良いだろ?
これは母さんが着てたものなんだ。
母さんは細身だし、きっとサイズもピッタリだと思うよ。
今、着せ替えてあげるね。」
僕は、ファビエンヌのドレスを脱がせた。
ドレスの下には袖のない白い下着を身に付けていた。
彼女の肘から上は、ヤギか何かの動物の皮らしきもので作られており、薄い下着の上から小さな胸の膨らみが見えた時、僕は途端に罪悪感にかられ、焦って視線を逸らした。
「ご…ごめんね…
見ないから…
僕、見ないから…」
手が震え、うまく着せ替えてあげることが出来ない。
それでも、ファビエンヌのそんな姿を見てはいけないような気がして、視線を逸らしながら…そして、彼女の身体になるべく触れないように気遣いながら、どうにかドレスを着替え終わり、僕は異常に噴き出した額の汗を拭い、ようやく彼女に視線を戻した。
「あ…あぁ……
思った通りだ。
似合うよ…!
サイズもぴったりだ!」
ドレスを着替え、口紅をさしたファビエンヌは、まるでどこかの貴族の娘のようだった。
素敵になったファビエンヌと一緒にいると、僕なんかじゃ釣り合わないような気がして少し寂しいような気持ちになった。
「ファビエンヌ…
本当に君は素敵だよ。
僕なんかじゃ不満かもしれないけど、どうか他の人を好きにならないで…
僕、君に出来る事はなんだってするから。
好きなんだ…君のことがたまらなく好きなんだ。」
情け無いことを言ってるのは自分でもわかった。
でも、それでも僕はそう懇願せずにはいられなかった。
それほどまでにファビエンヌは魅力的だったから。
僕は母さんの他の服をそっと部屋に持ち返った。
父さんにみつからないように洗濯をして、綺麗にしてから彼女に着せてあげようと考えたからだ。
(彼女の下着も洗ってあげたいけど…でも…)
思い出すだけで、僕の顔は高い熱を帯びた。
(そうだ…身体も綺麗にしてあげたい。
でも、そんなことを言ったらきっと彼女は恥ずかしがる…)
彼女の下着姿が何度も繰り返し、僕の頭に思い浮かぶ。
僕はそれを払い退けるため、昨夜よりも多くの酒を飲んで眠りに就いた。
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