年女と年男

ルカ(聖夜月ルカ)

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気が付けば、付き合い始めて三ヶ月以上が経っていた。
確かに、リュウとはとても気が合う。
喧嘩をすることもないし、だんだん私のガサツでいい加減な地が出てきても、彼はそれを咎めることも、気にすることもないようだった。



「もうすぐ誕生日だよね。
どこでお祝いする?」

「平日だから、どこかで食事でもしようか。」

「プレゼントは何が良い?」

「なんでも良いよ。」

「それが一番困るんだよ!
何かないの?」



リュウは、物事にあまりこだわりがない。
服はカジュアルなものが好きみたいだけど、特に好きな色やブランドはないみたいだ。
趣味で集めているようなものもない。
逆に言えば、そんな彼だから、何をあげても確かに喜んでくれるとは思うけど…



「じゃあ…服かな。」

きっと、よく着てくれると思う。
バレンタインデーにあげた手袋もずっと使ってくれたから。
本当に優しい人だよね。



「服、ね、わかった。」

シャツにしようか、ジャケット?パーカー?
服にもいろいろあるから迷ってしまう。
やっぱり、ジャケットかな?
ちょっとクールな感じの…
パーカーだと、また大学生に間違えられるかもしれないから。
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