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「事情はあるとはいえ、あんたが同棲するなんて、なんか意外だよ~」

由香はそう言いながら、にやにやしている。
絶対に誤解されてるよ。
あえては言わないけど、私達はまだプラトニックな関係だよ。
あ、でも、正直に言わなかったら、そのことを由香に相談出来ない。
でもでも、今更なんか言いにくいよなぁ。
とりあえず、今日は麗華さんのことと同僚のことだけにしとこうかな。



「あ、あのね。それから、もうひとつ、相談があるんだ。」

「何?」

「実はね……」

私は同僚の態度がおかしいことを相談した。
このことについては、洗いざらい赤裸々に。



「そっか。
柚希さんのことはもう見られて、婚約者だってことも話したのよね?」

「うん。」

「そしたら、皆が冷たくなった、と。」

「そうなんだ。」

「それは、思い込みじゃなくて現実にそうなんだよね?」

「うん、本当だよ。
だって、お土産だって受け取ってもらえなかったんだから。」

「そっか~……」

由香は、小さな溜め息を吐いた。



「……まぁ、素直に考えれば嫉妬だよね。
でも、お土産も受け取らないなんてあまりにもわかりやすいよね。
……なんか、嫉妬だけじゃない気がする。」

「え?どういうこと!?」

「だからね……その前に、ちょっと気になることがあるんだけど……」
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