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007.迷いの森
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「お味はどうですか?」
「とてもおいしいですよ。
あなたの手料理を食べるのは久しぶりですね。」
「私もあなたに召しあがっていただけると思うと、作るのが楽しくて…
さぁ、こっちのも食べて下さいね。」
二人は、以前、一緒に旅をした時の事などを話しながら和やかに夕食の時間を過ごした。
「ヴェールさん、愛の洞窟にはあれから行かれましたか?」
「いえ…西の森に行ってからはほとんど外に出たことはないんですよ。
今回もレヴさんのことがなければ、出て来なかったと思います。」
「あの時…あなたとレヴさんが私の荷物を見てらっしゃった時は怒りで身体が奮えましたが…でも、そのおかげで私達は結果的に結ばれたんですよね…
不思議なものですね。」
「あの時は本当に申し訳ありませんでした。
私もレヴさんもあんなことはしたくなかったんですが…
でも、していなければ、私はあなたの正体を知ることもなく、自分の気持ちを打ち明けられることもなかったのでしょうね。」
「ヴェールさん…あの時からだいぶ経ってしまいましたが…今は私のことをどう思ってらっしゃいますか?」
「どうって…そんなこと、聞くまでもないじゃありませんか。
私は今でもあなたのことを愛しています。」
「本当ですか?
本当にあの頃からそのお気持ちは変わってませんか?」
「ええ…
いろいろ言ってくる人もありましたが、私はあなた以外の女性にはどうしても目が向かないのです。」
「ヴェールさん…ありがとう…
私、とても幸せです!」
その晩、二人はあの頃と同じように激しく愛し合い、お互いの愛を確かめあった…
「あぁ、ヴェールさん…
私をもう二度と離さないで…!」
「とてもおいしいですよ。
あなたの手料理を食べるのは久しぶりですね。」
「私もあなたに召しあがっていただけると思うと、作るのが楽しくて…
さぁ、こっちのも食べて下さいね。」
二人は、以前、一緒に旅をした時の事などを話しながら和やかに夕食の時間を過ごした。
「ヴェールさん、愛の洞窟にはあれから行かれましたか?」
「いえ…西の森に行ってからはほとんど外に出たことはないんですよ。
今回もレヴさんのことがなければ、出て来なかったと思います。」
「あの時…あなたとレヴさんが私の荷物を見てらっしゃった時は怒りで身体が奮えましたが…でも、そのおかげで私達は結果的に結ばれたんですよね…
不思議なものですね。」
「あの時は本当に申し訳ありませんでした。
私もレヴさんもあんなことはしたくなかったんですが…
でも、していなければ、私はあなたの正体を知ることもなく、自分の気持ちを打ち明けられることもなかったのでしょうね。」
「ヴェールさん…あの時からだいぶ経ってしまいましたが…今は私のことをどう思ってらっしゃいますか?」
「どうって…そんなこと、聞くまでもないじゃありませんか。
私は今でもあなたのことを愛しています。」
「本当ですか?
本当にあの頃からそのお気持ちは変わってませんか?」
「ええ…
いろいろ言ってくる人もありましたが、私はあなた以外の女性にはどうしても目が向かないのです。」
「ヴェールさん…ありがとう…
私、とても幸せです!」
その晩、二人はあの頃と同じように激しく愛し合い、お互いの愛を確かめあった…
「あぁ、ヴェールさん…
私をもう二度と離さないで…!」
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