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ディーラスを目指して
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身を乗り出すようにしてブライアンをみつめるダルシャに、ブライアンは苦笑した。
「あなたはおかしな方だ。
こんな僕なんかの話を聞きたがるなんて…
それに……落胆させて申し訳ないのですが、願い石が本当にディーラスにあるかどうかはわからないんですよ…
いや、きっとそんなものはない……」
「いや、あるさ!
それは間違いない!」
今度はブライアンが怪訝な顔をしてダルシャをまじまじとみつめる。
「……どういうことですか?
なぜそんなに自信を持って言われるのです?」
「それは私の仲間に石の巫女がいるからだ。
その彼女がヘイレンに来てしっかりと感じたのだ。
近くに願い石があるということを…」
「石の巫女だって!?
……そ、それじゃあ、願い石は本当に……」
ブライアンの驚きようは尋常なものではなく、そのことがダルシャには奇妙に感じられた。
「まさか君は信じてなかったのか?
それでは、なぜディーラスに……」
「そうか……本当に願い石が……」
ブライアンは、ダルシャの声も聞こえているのかいないのか、感極まった様子で目を潤ませてワインを一気に飲み干した。
「……良かった…あなたに会えて…」
「ブライアン…それはどういうことなんだ?」
「実は……僕は、占い師と思われてますが、実際の所はそうではないのです。
占いとは少し違い…なんというか…相手の手に触れるだけで、僕にはその人の過去や未来が見えるのです。」
「過去や未来が!?」
大きく目を見開いて驚くダルシャに、ブライアンはゆっくりと頷いた。
「あなたはおかしな方だ。
こんな僕なんかの話を聞きたがるなんて…
それに……落胆させて申し訳ないのですが、願い石が本当にディーラスにあるかどうかはわからないんですよ…
いや、きっとそんなものはない……」
「いや、あるさ!
それは間違いない!」
今度はブライアンが怪訝な顔をしてダルシャをまじまじとみつめる。
「……どういうことですか?
なぜそんなに自信を持って言われるのです?」
「それは私の仲間に石の巫女がいるからだ。
その彼女がヘイレンに来てしっかりと感じたのだ。
近くに願い石があるということを…」
「石の巫女だって!?
……そ、それじゃあ、願い石は本当に……」
ブライアンの驚きようは尋常なものではなく、そのことがダルシャには奇妙に感じられた。
「まさか君は信じてなかったのか?
それでは、なぜディーラスに……」
「そうか……本当に願い石が……」
ブライアンは、ダルシャの声も聞こえているのかいないのか、感極まった様子で目を潤ませてワインを一気に飲み干した。
「……良かった…あなたに会えて…」
「ブライアン…それはどういうことなんだ?」
「実は……僕は、占い師と思われてますが、実際の所はそうではないのです。
占いとは少し違い…なんというか…相手の手に触れるだけで、僕にはその人の過去や未来が見えるのです。」
「過去や未来が!?」
大きく目を見開いて驚くダルシャに、ブライアンはゆっくりと頷いた。
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