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la poupee pure ver.
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§§§§§§§§§§§§§§§§§§
「…クロエ…やっと会えたわね…」
「まぁ!ルネ!
あなた、お話が出来るの?」
「お話だけじゃないわよ…ほら…」
ルネは、立ち上り、ぎこちない足取りでゆっくりと歩いて見せた。
「まぁ!すごい!
あなた、歩くことも出来るのね!」
「歩いたり、話したりだけじゃないわ。
食べ物を食べたり飲んだりも、なんだって人間と同じように出来るのよ…」
「すごいわ、ルネ!
あなたは綺麗なだけじゃなくて、とてもすばらしいお人形なのね…!」
クロエの言葉に、ルネは悲しそうに瞳を伏せた。
「素晴らしくなんてないわ…それはここだけのことだし、私なんてただのお人形ですもの…
それに、お友達もいないもの…」
「何を言ってるの?
私がいるじゃないの!
私はあなたのお友達よ!」
「本当?
本当にお友達になってくれるの?
お人形の私なんかと、本当にお友達になってくれるの?」
「当たり前じゃないの!
あなたと私はもうずっと前からお友達よ!」
「ありがとう!クロエ…!
絶対に裏切らないでね!
私たちは本当にお友達よね…!?」
「もちろんよ!
あなたと私は本当のお友達よ!」
§§§§§§§§§§§§§§§§§§
「…クロエ…やっと会えたわね…」
「まぁ!ルネ!
あなた、お話が出来るの?」
「お話だけじゃないわよ…ほら…」
ルネは、立ち上り、ぎこちない足取りでゆっくりと歩いて見せた。
「まぁ!すごい!
あなた、歩くことも出来るのね!」
「歩いたり、話したりだけじゃないわ。
食べ物を食べたり飲んだりも、なんだって人間と同じように出来るのよ…」
「すごいわ、ルネ!
あなたは綺麗なだけじゃなくて、とてもすばらしいお人形なのね…!」
クロエの言葉に、ルネは悲しそうに瞳を伏せた。
「素晴らしくなんてないわ…それはここだけのことだし、私なんてただのお人形ですもの…
それに、お友達もいないもの…」
「何を言ってるの?
私がいるじゃないの!
私はあなたのお友達よ!」
「本当?
本当にお友達になってくれるの?
お人形の私なんかと、本当にお友達になってくれるの?」
「当たり前じゃないの!
あなたと私はもうずっと前からお友達よ!」
「ありがとう!クロエ…!
絶対に裏切らないでね!
私たちは本当にお友達よね…!?」
「もちろんよ!
あなたと私は本当のお友達よ!」
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