141 / 201
衝撃
2
しおりを挟む
それから数日後、私は急に思い立って、帰りにママのお店に立ち寄ることにした。
授業が済んでから、街をぶらぶらして時間を潰し、ママのお店が閉まる少し前にお店に向かった。
(ママ、びっくりするかな?)
以前はたまに来てたけど、最近はお店に来ることはほとんどなかった。
ここに来るのは何年ぶりだろう?
そんなことを考えながら、どこかうきうきした気持ちで私は店を目指した。
(あ……ママ!)
店に近付いた時、ちょうどママが歩いて来るのをみつけた。
「マ……」
声を上げて手を振ろうとした時、私は金縛りにでもあったように動きを止めた。
なぜなら、ママの隣には見知らぬ男性がいたから。
二人は、腕さえ組んでないものの、近い距離で並んで歩いていた。
お互いにみつめあって…
その雰囲気は、ただの知り合いではないように感じられた。
(ママ…どういうこと…!?)
私は茫然とその場に立ち尽くしたまま、ぼんやりと二人をみつめてた。
二人は、何か楽しそうに話しては微笑みあっている。
目の前の出来事が、まだどこか信じられない。
でも、これが夢でも幻でもないことは、しっかりとわかっていた。
授業が済んでから、街をぶらぶらして時間を潰し、ママのお店が閉まる少し前にお店に向かった。
(ママ、びっくりするかな?)
以前はたまに来てたけど、最近はお店に来ることはほとんどなかった。
ここに来るのは何年ぶりだろう?
そんなことを考えながら、どこかうきうきした気持ちで私は店を目指した。
(あ……ママ!)
店に近付いた時、ちょうどママが歩いて来るのをみつけた。
「マ……」
声を上げて手を振ろうとした時、私は金縛りにでもあったように動きを止めた。
なぜなら、ママの隣には見知らぬ男性がいたから。
二人は、腕さえ組んでないものの、近い距離で並んで歩いていた。
お互いにみつめあって…
その雰囲気は、ただの知り合いではないように感じられた。
(ママ…どういうこと…!?)
私は茫然とその場に立ち尽くしたまま、ぼんやりと二人をみつめてた。
二人は、何か楽しそうに話しては微笑みあっている。
目の前の出来事が、まだどこか信じられない。
でも、これが夢でも幻でもないことは、しっかりとわかっていた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
ルカ(聖夜月ルカ)
恋愛
私が好きになったのは、パパ(?)と同じVisual系のバンドマン!
「秘密のカレはV(ヴィジュアル)系」の続編です。
今回は、かおりの娘・望結のお話です。
※表紙はリカオ様に描いていただきました。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる