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衝撃
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「ママ…遅いね。」
「そうだな、最近、店の方が忙しいらしい。」
「そう…何かあったのかな?」
「特に何も聞いてないけどなぁ…」
瑠威はあんまり心配してないみたいだけど…
私は内心心配してる。
それは、最近、ママの帰りが遅いこと。
ママは仕事が忙しいって言ってるけど…私が気にかかってるのは、お酒を飲んで帰ることが多いこと。
忙しくて遅くなってごはんを食べて来るっていうのはなんとなくわかるんだけど、お酒まで飲むっていうのはどういうことだろう?
もしかしたら、何か悩みでもあるんじゃないかな。
たとえば、仕事がうまくいってないとか、何かトラブルがあったとか…
これって、私の考え過ぎなんだろうか?
まぁ、他にも考えられることはある。
結婚前は、マリッジブルーっていって、気持ちが不安定になることがあるらしい。
ママももしかしたらそういう症状に悩まされてて、毎日飲んでストレスを発散してるのかもしれない。
でも、そうだとしても、そんなママを放っておくのはなんだか可哀想だし、私に出来ることがあれば、なんでもしたいと思ってる。
「ねぇ…瑠威…」
「ん~?何?」
「ママのことなんだけど…」
「かおりがどうしたって…?」
瑠威はテレビのサッカー中継を見ながら、気のない返事をする。
(あ~あ、こりゃ言ったって無駄だな。)
「ううん、なんでもない。」
私は瑠威に相談するのは諦めた。
「そうだな、最近、店の方が忙しいらしい。」
「そう…何かあったのかな?」
「特に何も聞いてないけどなぁ…」
瑠威はあんまり心配してないみたいだけど…
私は内心心配してる。
それは、最近、ママの帰りが遅いこと。
ママは仕事が忙しいって言ってるけど…私が気にかかってるのは、お酒を飲んで帰ることが多いこと。
忙しくて遅くなってごはんを食べて来るっていうのはなんとなくわかるんだけど、お酒まで飲むっていうのはどういうことだろう?
もしかしたら、何か悩みでもあるんじゃないかな。
たとえば、仕事がうまくいってないとか、何かトラブルがあったとか…
これって、私の考え過ぎなんだろうか?
まぁ、他にも考えられることはある。
結婚前は、マリッジブルーっていって、気持ちが不安定になることがあるらしい。
ママももしかしたらそういう症状に悩まされてて、毎日飲んでストレスを発散してるのかもしれない。
でも、そうだとしても、そんなママを放っておくのはなんだか可哀想だし、私に出来ることがあれば、なんでもしたいと思ってる。
「ねぇ…瑠威…」
「ん~?何?」
「ママのことなんだけど…」
「かおりがどうしたって…?」
瑠威はテレビのサッカー中継を見ながら、気のない返事をする。
(あ~あ、こりゃ言ったって無駄だな。)
「ううん、なんでもない。」
私は瑠威に相談するのは諦めた。
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