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仲直り
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「ただいま。」
「おかえりなさい。遅かったんだね。」
「うん、ちょっとね。」
しばらくすると、ようやくママが帰って来た。
ママは珍しくお酒を飲んでるみたいだった。
最近は忙しいって言ってたし、息抜きのつもりで飲んで来たのかな。
瑠威はママに今日のことを話すだろうか…
気にはなったけど、今夜はもう遅いし、あとはママに任せて私は寝ることにした。
部屋に戻ると、さゆみからLINEが届いていた。
内容はまたシュバルツのメジャーデビューのことだった。
『ねぇ、やっぱりシュバルツはメジャーに行くのかな?
なんか考えたら考えるほど、寂しくて仕方ないんだよ~』
『どうだろうね?本当にメジャーデビューが決まったら、きっとメンバーから発表があるんじゃない?
発表があるまでは待つしかないよね。』
本当のことは言えないから適当なことを返した。
『璃愛は冷静だね。気にならないの?』
『もちろん気になるよ。でも、どうなのかなんてわからないもん。』
本当は知ってるのに…
嘘ばっかり吐いて苦しいな…
その後も他愛ないやり取りは続いて…
私はいつの間にか、スマホを握ったまま眠ってた。
「ただいま。」
「おかえりなさい。遅かったんだね。」
「うん、ちょっとね。」
しばらくすると、ようやくママが帰って来た。
ママは珍しくお酒を飲んでるみたいだった。
最近は忙しいって言ってたし、息抜きのつもりで飲んで来たのかな。
瑠威はママに今日のことを話すだろうか…
気にはなったけど、今夜はもう遅いし、あとはママに任せて私は寝ることにした。
部屋に戻ると、さゆみからLINEが届いていた。
内容はまたシュバルツのメジャーデビューのことだった。
『ねぇ、やっぱりシュバルツはメジャーに行くのかな?
なんか考えたら考えるほど、寂しくて仕方ないんだよ~』
『どうだろうね?本当にメジャーデビューが決まったら、きっとメンバーから発表があるんじゃない?
発表があるまでは待つしかないよね。』
本当のことは言えないから適当なことを返した。
『璃愛は冷静だね。気にならないの?』
『もちろん気になるよ。でも、どうなのかなんてわからないもん。』
本当は知ってるのに…
嘘ばっかり吐いて苦しいな…
その後も他愛ないやり取りは続いて…
私はいつの間にか、スマホを握ったまま眠ってた。
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