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すっきりともやもやと

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「璃愛…本当にどうもありがとう!」



ここんとこ、本当に悩みに悩みぬいて、私は瑠威への代筆の手紙を書き上げた。
さゆみに原稿を渡した時は、肩の荷がどーーーっと降りて、羽のように軽くなるのを感じた。



 「今日のランチは私がおごるから、好きなの食べて!」

 「ありがとう。」

ランチくらいじゃ割に合わないくらい悩んだんだけど、ま、ここは素直におごってもらおう。
 私は、本日のおすすめランチをおごってもらうことにした。



 「あぁ…やっぱり璃愛に頼んで良かった。
 良いよ…すっごく良い!
 私の熱い気持ちがものすっごくよく出てるよ!」

 「そう?ちょっと大げさかなって思うところもあるんだけど、情熱的にってことだったから。」

 「OK!OK!
このくらいインパクトのある文章じゃないと覚えてもらえないもん!」

さゆみは私の書いた原稿をとても気に入ってくれたみたいだった。
それだけ喜んでもらえたら、私も悩んだ甲斐があるってもんだ。



この原稿をさゆみがびんせんに書き写して、渡すらしい。
さゆみは字も苦手なんだけど、さすがに代筆までしてもらったら気持ちが伝わらないからって、下手でも自分で書こうと思ったらしい。



あとは、これを読んで瑠威がどう思うかだけど…それはもう知らない!
とにかく、私の役目はこれで終わったんだもの。
 今夜は久しぶりにゆっくり眠れそうだ。

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