24 / 201
璃愛とエミリー
12
しおりを挟む
*
「キラさん、おいくつなんですか?」
「私は22。
ハルは21だよ。」
「そうなんですか、じゃあ、私達とあんまり変わらないですね!
もっと年上なのかと思ってました。」
「何?それって、私達がフケてるってこと?」
「そ、そうじゃないですよ!
大人っぽいっていうことです!」
ホールが開場するまでの間、私達は、前にいたキラさんとハルさんといろいろ話してた。
見た目とは違って、けっこう気さくな人達だ。
「ねぇ、璃愛やエミリーは誰のファンなの?」
「私は瑠威です!」
「じゃあ、ライバルだね。
私達も瑠威が好きなんだ。」
「璃愛は?」
「わ、私は……」
「この子、実は私の付き添いなんです。
一人でライブに行き辛いから着いてきてもらってるんです。」
なんて答えようかと焦っていたら、さゆみが代わりに話してくれた。
「そうなんだぁ…まぁ、確かに一人じゃ来にくいよね。
……でも、璃愛もヴィジュアルの格好してるじゃない。」
「は、はい、私もなんとなくファンになりつつあるっていうか…」
私はそう言って愛想笑いを浮かべた。
「キラさん、おいくつなんですか?」
「私は22。
ハルは21だよ。」
「そうなんですか、じゃあ、私達とあんまり変わらないですね!
もっと年上なのかと思ってました。」
「何?それって、私達がフケてるってこと?」
「そ、そうじゃないですよ!
大人っぽいっていうことです!」
ホールが開場するまでの間、私達は、前にいたキラさんとハルさんといろいろ話してた。
見た目とは違って、けっこう気さくな人達だ。
「ねぇ、璃愛やエミリーは誰のファンなの?」
「私は瑠威です!」
「じゃあ、ライバルだね。
私達も瑠威が好きなんだ。」
「璃愛は?」
「わ、私は……」
「この子、実は私の付き添いなんです。
一人でライブに行き辛いから着いてきてもらってるんです。」
なんて答えようかと焦っていたら、さゆみが代わりに話してくれた。
「そうなんだぁ…まぁ、確かに一人じゃ来にくいよね。
……でも、璃愛もヴィジュアルの格好してるじゃない。」
「は、はい、私もなんとなくファンになりつつあるっていうか…」
私はそう言って愛想笑いを浮かべた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
ルカ(聖夜月ルカ)
恋愛
私が好きになったのは、パパ(?)と同じVisual系のバンドマン!
「秘密のカレはV(ヴィジュアル)系」の続編です。
今回は、かおりの娘・望結のお話です。
※表紙はリカオ様に描いていただきました。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
ステレオタイプ ーどこにもいない、普通の私
泣村健汰
恋愛
友野和葉は、どこにでもいるような、ごく普通の女子高生。
ある日彼女はふとしたきっかけで、普段交流する事の無かったクラスメートの男子に、転びそうになった所をぶっきらぼうに助けてもらう。
彼の名は大藤玲央。
教室の中でも、殆どの時間をヘッドホンをつけて過ごし、長く伸ばした前髪で表情が読めずにいるような、和葉達から見れば、変わり者で、近寄りがたい男の子。
そんなある時、和葉は姉の久喜子の存在がきっかけで、学校では言えない彼の秘密を知る事になる。
秘密を共有する事になった彼の存在を、和葉は少なからず意識するようになってしまう。だが、彼の目線の先に入るのは……。
どこにでもありそうな初恋の話。だけど世界中のどこを探しても、同じ恋は一つとして無い。
そう、どこにでもいる女の子なんて、本当はどこにもいない……。
※この作品は『小説家になろう』様、『カクヨム』様でも、掲載しております。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
会うたびに、貴方が嫌いになる
黒猫子猫(猫子猫)
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。
アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる