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017. まったく…
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寒くて目が覚めると、俺は全裸でドアの前にいた。
身体は元通りに戻ってる。
一体どうなってるんだ?
考えたあげく、結局、俺はこのことを両親には話さなかった。
その晩、なにかが起きるかどうかを確かめるため、眠い目をこすりながら俺は起きていた。
いつもなら眠りについてる時間には何も起こらなかった。
ところが、ある時、一瞬にして俺の身体は小さくなり、パジャマの中にうずもれた。
とっさに時計をみると、時計の針は0時を指していた。
それから俺は小さな身体のままで、やがて太陽が顔を出し始めた頃、また一瞬で元の大きさに戻った。
どうやら、小さくなるのは夜中の0時から夜明けまでの間のようだ。
念のため、次の日も眠らずに様子をみてみたが、前日と全く同じだったから間違いない。
やっぱりあの時、俺は魔法をかけられてたんだ。
0時から夜明け迄の間、小人になる魔法を…
俺は15になった時、旅に出ることを申し出た。
両親には世間のことをもっと知りたいから…といっておいたが、もちろん、あの小人をみつけるためだ。
母さんはまだ早いと反対したけど、父さんが母さんを説得してくれて俺はこうやって旅に出ることが出来たんだ。
なぜ、全裸になるかって?
それはこの服に着替えるため。
宿屋は小さくなってる所を誰かに見られたら困るから、めったなことじゃ泊まらない。
それにお金もかかるから、だいたいはこうやって野宿をしてる。
だけど、以前、真夜中に野良犬に追い掛けられて裸で逃げるはめになったことがあって以来、俺はこの小さな服に着替えて寝ることに決めたんだ。
誰かに見られたわけじゃないけど、あれは本当に恥ずかしかったからなぁ。
でも、たまに夜明けに寝過ごして、目が覚めたら小さな服はビリビリで全裸で寝てたって事も何度かあったけど。
小人も厄介な魔法をかけてくれたもんだよ、まったく…
(あ、来た…)
俺の身体は一瞬で小さくなった。
俺は用意してた小さな服に着替えて、いつもの自分の服をベッド代わりにごろんと横になる。
明日も寝過ごさないようにしなくちゃな…
身体は元通りに戻ってる。
一体どうなってるんだ?
考えたあげく、結局、俺はこのことを両親には話さなかった。
その晩、なにかが起きるかどうかを確かめるため、眠い目をこすりながら俺は起きていた。
いつもなら眠りについてる時間には何も起こらなかった。
ところが、ある時、一瞬にして俺の身体は小さくなり、パジャマの中にうずもれた。
とっさに時計をみると、時計の針は0時を指していた。
それから俺は小さな身体のままで、やがて太陽が顔を出し始めた頃、また一瞬で元の大きさに戻った。
どうやら、小さくなるのは夜中の0時から夜明けまでの間のようだ。
念のため、次の日も眠らずに様子をみてみたが、前日と全く同じだったから間違いない。
やっぱりあの時、俺は魔法をかけられてたんだ。
0時から夜明け迄の間、小人になる魔法を…
俺は15になった時、旅に出ることを申し出た。
両親には世間のことをもっと知りたいから…といっておいたが、もちろん、あの小人をみつけるためだ。
母さんはまだ早いと反対したけど、父さんが母さんを説得してくれて俺はこうやって旅に出ることが出来たんだ。
なぜ、全裸になるかって?
それはこの服に着替えるため。
宿屋は小さくなってる所を誰かに見られたら困るから、めったなことじゃ泊まらない。
それにお金もかかるから、だいたいはこうやって野宿をしてる。
だけど、以前、真夜中に野良犬に追い掛けられて裸で逃げるはめになったことがあって以来、俺はこの小さな服に着替えて寝ることに決めたんだ。
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でも、たまに夜明けに寝過ごして、目が覚めたら小さな服はビリビリで全裸で寝てたって事も何度かあったけど。
小人も厄介な魔法をかけてくれたもんだよ、まったく…
(あ、来た…)
俺の身体は一瞬で小さくなった。
俺は用意してた小さな服に着替えて、いつもの自分の服をベッド代わりにごろんと横になる。
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