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side 優一
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「それじゃあ、行って来るね。」
「行ってきま~す。」
今日は午後から花屋の人が、お参りに来る。
四年経っても、まだ両親の話をするのは苦手だ。
ましてやその相手が、あまり親しくない人となるとなおさらだった。
だから、僕は買い物があるという口実で、花屋の人のことはなっちゃんに任せ、小太郎を連れて外に出かけた。
「パパー、僕、あとでソフトクリーム食べたい。」
「うん、わかった。
お買い物が済んだら、ソフトクリーム食べような。」
向かうのはホームセンターだ。
何時に来られるかわからないから、出来るだけ長く時間を潰したかったから。
小太郎の歩調に合わせてゆっくりと歩く。
いつもなら自転車で行くところを、今日は徒歩で向かった。
ホームセンターにはフードコートもあるし、時間を潰すにはもってこいの場所だ。
特別必要なものはなかったけれど、見て回ってるうちに、かごはいっぱいになっていた。
最近、お菓子作りというものになんだか興味がわいていて、先日アップルパイを作って以来、その気持ちが余計に強くなっていた。
母さんは料理は得意だったけど、お菓子は小さい頃からあまり作ってもらった記憶はない。
だから、台所にもお菓子作りに必要な器具はほとんどなかった。
そういうものを見て回っているとついついあれもこれもと欲しくなり、いつの間にか両手にいっぱいの荷物になっていた。
「パパ、何にする?
僕、やっぱりプリンにしようかな。」
「そうだなぁ…パパは……やっぱりソフトクリームかな。」
何を食べるか、小太郎は店の前で悩みながら、結局、二人でソフトクリームを食べた。
「やっぱり、これが一番だね。」
「そうだな。」
ふと、柱の時計に目を遣れば、家を出てまだ二時間しか経ってなかった。
意外と進まない時間に、僕はがっかりしながら、これからどうするかを考えた。
「それじゃあ、行って来るね。」
「行ってきま~す。」
今日は午後から花屋の人が、お参りに来る。
四年経っても、まだ両親の話をするのは苦手だ。
ましてやその相手が、あまり親しくない人となるとなおさらだった。
だから、僕は買い物があるという口実で、花屋の人のことはなっちゃんに任せ、小太郎を連れて外に出かけた。
「パパー、僕、あとでソフトクリーム食べたい。」
「うん、わかった。
お買い物が済んだら、ソフトクリーム食べような。」
向かうのはホームセンターだ。
何時に来られるかわからないから、出来るだけ長く時間を潰したかったから。
小太郎の歩調に合わせてゆっくりと歩く。
いつもなら自転車で行くところを、今日は徒歩で向かった。
ホームセンターにはフードコートもあるし、時間を潰すにはもってこいの場所だ。
特別必要なものはなかったけれど、見て回ってるうちに、かごはいっぱいになっていた。
最近、お菓子作りというものになんだか興味がわいていて、先日アップルパイを作って以来、その気持ちが余計に強くなっていた。
母さんは料理は得意だったけど、お菓子は小さい頃からあまり作ってもらった記憶はない。
だから、台所にもお菓子作りに必要な器具はほとんどなかった。
そういうものを見て回っているとついついあれもこれもと欲しくなり、いつの間にか両手にいっぱいの荷物になっていた。
「パパ、何にする?
僕、やっぱりプリンにしようかな。」
「そうだなぁ…パパは……やっぱりソフトクリームかな。」
何を食べるか、小太郎は店の前で悩みながら、結局、二人でソフトクリームを食べた。
「やっぱり、これが一番だね。」
「そうだな。」
ふと、柱の時計に目を遣れば、家を出てまだ二時間しか経ってなかった。
意外と進まない時間に、僕はがっかりしながら、これからどうするかを考えた。
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