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検索してみたら、近くにはいくつかスーパーがあって…
その中でも割と大きそうなスーパーに行くことにした。



 「あぁ…久しぶりだなぁ…」

スーパーに着くと、柊司さんは嬉々とした声でそう言った。



 「最後に行かれたのはいつですか?」

 「はっきりとは覚えてないけど、多分、小学生の頃じゃないかな。」



それは相当久しぶりだね。
テンションがあがるのも無理はない。



 私はカートを持って来て、柊司さんに渡した。
 絶対、また爆買いするよね。
そんなこと、もうわかってますから。



 「わぁ、いろいろあるねぇ…」

まだ、スーパーに入ったばかりだっていうのに、すでに買う気満々の顔してる。
これは危険だ!
またすごいことになるぞ!



 「うどん、いっぱい種類があるね!」

 「ピザもあるよ!」

 「あ~、パンケーキだって!」

 私の予感は的中した。
 冷凍食品のコーナーをみつけた柊司さんは、次々とそれらをかごに入れて行く…



「あ…柊司さん、そのくらいにしとかないと、冷凍庫に入りきらないですよ。」

 「え?あ…そっか~…
悔しいなぁ…そうだ!近々、冷蔵庫を買い替えよう!
 冷凍庫が大きな奴に。
あ、それとも、冷蔵庫をもう一台買えば良いかな?」



 (えーーーー……)

 柊司さん…あなた、もしかして、買い物依存症!?
 私には、苦笑いを浮かべるしかなかった。

 
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