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気合い入れて頑張ります!
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でも、知りたいなぁ…
それとなく、ママに聞いたら教えてくれるかな?
「あ、それでLINEでも送ったけど…」
「え?」
「だから…キースさんだよ。
キースさん、あたりをきょろきょろして、『あれ?ヅラちゃんは、今日はおらへんの?』って気にしてたよ。」
「え…そ、そうなの?」
ただそれだけのことだけど、私は顔が熱くなっていくのを感じた。
「キースさん、あんたのこと気に入ってるんだよ。
璃愛、本気でキースさんに頑張んなよ!」
「も、もうっ!からかわないで。
キースさんは、ファンの子に優しいだけでしょ。」
「そんなことないって。
だって、私のことは名前も覚えてなかったもん。
あんたの友達だってことだけは覚えててくれたみたいだけど…」
「わ、私はかつらがぶっ飛んで…しかも、打ち上げでは爆睡して…あんな恥ずかしいことやらかしたから覚えられてるだけだよ。
そ、それに、リクさんがヅラ子なんて酷いあだ名を付けるから…あぁ、あの時のこと、思い出してもはずかしい!」
私は、赤くなってるであろう顔のことを言い訳するかのように、そんなことをまくしたてた。
まぁ、実際、恥ずかしくもあったけど…
「私はあんたがうらやましいよ。
リクにあだ名つけてもらえるなんて、すごいことだよ。」
「さゆみ、わかってる?
私がつけられたのは、『ヅラ子』だよ、『ヅラ子』
かつらがぶっ飛んだのからかわれて『ヅラ子』なんだよ。
そんなの嬉しい?」
「嬉しいよ。
どんな変なあだ名だって、リクに付けられるなら何だって嬉しいよ。」
そう言ったさゆみの瞳は、まさに恋する女の子の瞳…キラッキラに輝いていた。
それとなく、ママに聞いたら教えてくれるかな?
「あ、それでLINEでも送ったけど…」
「え?」
「だから…キースさんだよ。
キースさん、あたりをきょろきょろして、『あれ?ヅラちゃんは、今日はおらへんの?』って気にしてたよ。」
「え…そ、そうなの?」
ただそれだけのことだけど、私は顔が熱くなっていくのを感じた。
「キースさん、あんたのこと気に入ってるんだよ。
璃愛、本気でキースさんに頑張んなよ!」
「も、もうっ!からかわないで。
キースさんは、ファンの子に優しいだけでしょ。」
「そんなことないって。
だって、私のことは名前も覚えてなかったもん。
あんたの友達だってことだけは覚えててくれたみたいだけど…」
「わ、私はかつらがぶっ飛んで…しかも、打ち上げでは爆睡して…あんな恥ずかしいことやらかしたから覚えられてるだけだよ。
そ、それに、リクさんがヅラ子なんて酷いあだ名を付けるから…あぁ、あの時のこと、思い出してもはずかしい!」
私は、赤くなってるであろう顔のことを言い訳するかのように、そんなことをまくしたてた。
まぁ、実際、恥ずかしくもあったけど…
「私はあんたがうらやましいよ。
リクにあだ名つけてもらえるなんて、すごいことだよ。」
「さゆみ、わかってる?
私がつけられたのは、『ヅラ子』だよ、『ヅラ子』
かつらがぶっ飛んだのからかわれて『ヅラ子』なんだよ。
そんなの嬉しい?」
「嬉しいよ。
どんな変なあだ名だって、リクに付けられるなら何だって嬉しいよ。」
そう言ったさゆみの瞳は、まさに恋する女の子の瞳…キラッキラに輝いていた。
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