59 / 59
59
しおりを挟む
*
「どう?こっちにはもう慣れた?」
「そうだね。こっちの人はざっくばらんだから、付き合いやすいよ。」
私達の関係は、結婚後ももちろんうまくいっている。
私は気合いを入れて、今度こそ、脱30点を目差している。
遼は、私がこんなでも気にならないみたいだけど、遼に恥ずかしい想いはさせたくないから、せめて60点くらいにはならないと!
「遼、本当にありがとうね。
遼には昔からずっとお世話になりっ放しだね。」
「そんなことないよ。僕は君のことが大好きだし、君が笑顔でいてくれたら、それだけで幸せなんだ。」
私、表情も乏しいし、笑顔もあんまり得意じゃないのにな。
笑顔なら、遼の方がずっと素敵だよ。
「ファンクラブの人達、がっかりしただろうね。」
「さぁ、どうかな?」
遼は微笑む。
相変わらずの綺麗な笑顔で。
なんの取り柄もない私だけど、これからは少しでも遼に恩返しが出来ると良いな。
「雅美、これからずっと一緒にいようね。」
「......そうだね。」
遼の温かい胸の中で、私は小さく微笑んだ。
「どう?こっちにはもう慣れた?」
「そうだね。こっちの人はざっくばらんだから、付き合いやすいよ。」
私達の関係は、結婚後ももちろんうまくいっている。
私は気合いを入れて、今度こそ、脱30点を目差している。
遼は、私がこんなでも気にならないみたいだけど、遼に恥ずかしい想いはさせたくないから、せめて60点くらいにはならないと!
「遼、本当にありがとうね。
遼には昔からずっとお世話になりっ放しだね。」
「そんなことないよ。僕は君のことが大好きだし、君が笑顔でいてくれたら、それだけで幸せなんだ。」
私、表情も乏しいし、笑顔もあんまり得意じゃないのにな。
笑顔なら、遼の方がずっと素敵だよ。
「ファンクラブの人達、がっかりしただろうね。」
「さぁ、どうかな?」
遼は微笑む。
相変わらずの綺麗な笑顔で。
なんの取り柄もない私だけど、これからは少しでも遼に恩返しが出来ると良いな。
「雅美、これからずっと一緒にいようね。」
「......そうだね。」
遼の温かい胸の中で、私は小さく微笑んだ。
5
お気に入りに追加
8
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
私と彼の恋愛攻防戦
真麻一花
恋愛
大好きな彼に告白し続けて一ヶ月。
「好きです」「だが断る」相変わらず彼は素っ気ない。
でもめげない。嫌われてはいないと思っていたから。
だから鬱陶しいと邪険にされても気にせずアタックし続けた。
彼がほんとに私の事が嫌いだったと知るまでは……。嫌われていないなんて言うのは私の思い込みでしかなかった。
年下の彼氏には同い年の女性の方がお似合いなので、別れ話をしようと思います!
ほったげな
恋愛
私には年下の彼氏がいる。その彼氏が同い年くらいの女性と街を歩いていた。同じくらいの年の女性の方が彼には似合う。だから、私は彼に別れ話をしようと思う。
好きな男子と付き合えるなら罰ゲームの嘘告白だって嬉しいです。なのにネタばらしどころか、遠恋なんて嫌だ、結婚してくれと泣かれて困惑しています。
石河 翠
恋愛
ずっと好きだったクラスメイトに告白された、高校2年生の山本めぐみ。罰ゲームによる嘘告白だったが、それを承知の上で、彼女は告白にOKを出した。好きなひとと付き合えるなら、嘘告白でも幸せだと考えたからだ。
すぐにフラれて笑いものにされると思っていたが、失恋するどころか大切にされる毎日。ところがある日、めぐみが海外に引っ越すと勘違いした相手が、別れたくない、どうか結婚してくれと突然泣きついてきて……。
なんだかんだ今の関係を最大限楽しんでいる、意外と図太いヒロインと、くそ真面目なせいで盛大に空振りしてしまっている残念イケメンなヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりhimawariinさまの作品をお借りしております。
【完結】夫もメイドも嘘ばかり
横居花琉
恋愛
真夜中に使用人の部屋から男女の睦み合うような声が聞こえていた。
サブリナはそのことを気に留めないようにしたが、ふと夫が浮気していたのではないかという疑念に駆られる。
そしてメイドから衝撃的なことを打ち明けられた。
夫のアランが無理矢理関係を迫ったというものだった。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
何もできない王妃と言うのなら、出て行くことにします
天宮有
恋愛
国王ドスラは、王妃の私エルノアの魔法により国が守られていると信じていなかった。
側妃の発言を聞き「何もできない王妃」と言い出すようになり、私は城の人達から蔑まれてしまう。
それなら国から出て行くことにして――その後ドスラは、後悔するようになっていた。
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる