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「お疲れ様でした。」

鏡の中に映ってるのは、誰?
マジで今までの私とは別人なんですけど。



「さすがは先生だわ。
マチャミ、すごく可愛くなった。」

「そ、そう?」

ほんの少しだけ髪を茶色くして、カットして、パーマをあててもらった。
伸び放題だった髪はセミロングになり、なんかちょっとお嬢様っぽくなったような…
しかも、特に手入れは必要なく、洗いっぱなしでも大丈夫なんだそうだ。



「遼様が見たらびっくりするだろうなぁ。」

「そ、そうかな?」

口ではそう言ったけど、私もそう思うよ。
絶対めちゃめちゃびっくりする。



「次のデートが楽しみだね。」

「う、うん。」

ガッキーって、本当に良い人だな。
こんなことしても、ガッキーには何もいい事ないのに、こんなに協力してくれて。
今まで友達に恵まれなかった分、ガッキーという大親友に恵まれた。
私にも何か出来るかな。
ガッキーの役に立てるようなことがあるかな?



帰りは、ファミレスに寄った。
美容院代の代わりに奢らせて!って言ったら、ファミレスを選んでくれたんだ。
私があんまりお金ないことわかってるからだね。
ガッキーは本当に優しいね。
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